きおろしかいそうとは? わかりやすく解説

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木下貝層

名称: 木下貝層
ふりがな きおろしかいそう
種別 天然記念物
種別2:
都道府県 千葉県
市区町村 印西市大字木下
管理団体
指定年月日 2002.03.19(平成14.03.19)
指定基準 地1,地2,地4
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文:  第四紀更新世後期(特に50万年前以降)は,氷河性の海水準変動により,海進間氷期)と海退氷期)とが凡そ10万年の周期繰り返され時期である。一番最近海進が約6,000年前縄文海進である。この一つ前海進下末吉海進(約12万年前)と呼ばれ古東京湾呼ばれる内湾の浅い海が現在の関東平野一円に拡がった。この海に堆積した地層は,関東平野一円広く分布している。木下貝層は,この時期の浅い海に堆積した様々な堆積構造化石を含むだけでなく,この時期地層研究端緒となった地層であり,学史的にも重要である。
 木下貝層は,第四紀更新世後期(約12万年前)に古東京湾堆積した下総層群(約50万年前~8万年前)の最上部に存在する化石層(厚さ5.8m)であり,バリア付近潮汐デルタ堆積物として内湾浅海形成され貝類海胆類が密集して産する.特に,貝類属・種ともに非常に多く,約200種類報告されおり,タマキガイGlycymeris vestita),ヒメアサリ(Tapes variegata),クサビザラ(Cadella delta),バカガイMactra chinensis),マメウラシマガイ(Ringicula doliaris)などを多産する.大正時代から数多く古生物学的・地質学堆積学研究があり,学術的に重要なのである天然記念物指定し永く保存図ろうとするものである

第四紀更新世後期(特に50万年前以降)は,氷河性の海水準変動により,海進間氷期)と海退氷期)とが凡そ10万年の周期繰り返され時期である。一番最近海進が約6,000年前縄文海進である。この一つ前海進下末吉海進(約12万年前)と呼ばれ古東京湾呼ばれる内湾の浅い海が現在の関東平野一円に拡がった。この海に堆積した地層は,関東平野一円広く分布している。木下貝層は,この時期の浅い海に堆積した様々な堆積構造化石を含むだけでなく,この時期地層研究端緒となった地層であり,学史的にも重要である。
木下貝層は,第四紀更新世後期(約12万年前)に古東京湾堆積した下総層群(約50万年前~8万年前)の最上部に存在する化石層(厚さ5.8m)であり,バリア付近潮汐デルタ堆積物として内湾浅海形成され貝類海胆類が密集して産する.特に,貝類属・種ともに非常に多く,約200種類報告されおり,タマキガイ(Glycymeris vestita),ヒメアサリ(Tapes variegata),クサビザラ(Cadella delta),バカガイ(Mactra chinensis),マメウラシマガイ(Ringicula doliaris)などを多産する.大正時代から数多く古生物学的・地質学堆積学研究があり,学術的に重要なのである天然記念物指定し永く保存図ろうとするものである



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