うんこ味のカレー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 13:23 UTC 版)
「カレーショップ志み津」の記事における「うんこ味のカレー」の解説
本店唯一のフードメニュー。「うんこ味」と名付けられているものの、実物の糞ではなく、臭気が糞に近い食材としてくさや、苦みや渋みを出すためにセンブリ茶やゴーヤ、カカオパウダーなどをカレーと一緒に入れ、水分などの微調整により、粘り気を近づけて作られた。他の材料として、タマネギ、ニンジン、ニラといった野菜も用いられているが、これらは茹でて、意図的にうま味をなくされていた。他にサンマの内臓、挽肉、にがりなどを入れて、煮込んで作られた。くさやは店内に意図的に臭気を満たし、カカオパウダーはカレー本来の香気を打ち消す狙いがあった。こうした調理法は、自宅でも「うんこ味のカレー」を再現可能なよう、ニュースサイトなどの取材に対して公開されていた。 この料理法は、インターネット上に存在したものが原案となっていた。しみけんがそれを食べた上で、苦味や渋味を加え、うま味を削るなどして、より本物に近づけられた。食糞経験のある来客があったときは、感想を聞くなどして、都度、改良が加えられた。本物の糞と同じ味かどうかは、しみけんを始めとする何人かの食糞経験者が試食し、味を保証した。しみけんは特に、250人もの食糞を経験したため、「カレーの味が実物と同じかどうかを確めることができる」とのことだった。 その味は、店舗自身が「とてもまずい」と主張していた。あくまで「うんこ味」にこだわり、「カレーがおいしくできた日」は休業日として定められていた。食べログでは1点台の評価を目標としていた。臭気や不味とは裏腹に、食材は栄養に富むものが多く、店では食材をしっかりと加熱して、安全に調理していることを心がけていた。 具材は変わらないが、配分は日によって変わっていた。例として、「二日酔いをしたあとのうんこ」、「30台前半の銀行員の女性が、朝1発大きいうんこして、夜めのうんこ、ちょっとくだしてる感じ」、「30代のOLが、日曜日に消化不良を起こして月曜日に頑張って出したうんこ」などのバリエーションがあった。流動性をなくして粘り気を出すために、水分を減らしたり、センブリ茶を通常の飲用より濃くすることもあった。
※この「うんこ味のカレー」の解説は、「カレーショップ志み津」の解説の一部です。
「うんこ味のカレー」を含む「カレーショップ志み津」の記事については、「カレーショップ志み津」の概要を参照ください。
- うんこ味のカレーのページへのリンク