あけぼのもち【アケボノモチ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8363号 |
登録年月日 | 2000年 10月 4日 | |
農林水産植物の種類 | 小麦 | |
登録品種の名称及びその読み | あけぼのもち よみ:アケボノモチ |
|
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山口勲夫、乙部千雅子、柳澤貴司、長嶺敬、牛山智彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「きぬいろは」に「谷系A6099」を交配し,半数体育種法により育成された固定品種であり,育成地(茨城県つくば市)における成熟期は中,短稈,穂発芽性がやや難,アミロース含量が極少のもち性品種である。叢性はやや直立,株の開閉はやや開である。稈長は短,稈の細太はやや太,剛柔はやや柔,ワックスの多少は少,葉色は中,葉鞘のワックスの多少はかなり少,毛の有無・多少及び下垂度は中,フレッケンの有無・多少は無~極少である。穂型は紡錘状,穂長は中,粒着の粗密は疎,穂の抽出度はやや短,ワックスの多少は無~極少,芒の有無と多少及び芒長は中,ふの色は黄である。粒の形は中,大小はやや大,粒の色は褐,千粒重はやや大,原麦粒の見かけの品質は中の中である。うるち・もちの別はもち,播性の程度はⅠ,出穂期はやや早,成熟期は中,耐倒伏性はやや強,穂発芽性はやや難,脱粒性及び収量性は中である。粒の硬軟は中,粒質は紛状質,製粉歩留はやや低,ミリングスコアはやや低,60%粉粗蛋白質含有量は中,60%粉アミロース含量は極少,粉の白さ及び明るさは低,色づきはやや高,吸水率は極高,最高粘度は中である。しま萎縮病抵抗性は強,赤かび病抵抗性はやや強,うどんこ病抵抗性はやや弱,赤さび病抵抗性は強である。「農林61号」と比較して,稈長が短いこと,ふの色が黄であること,うるち・もちの別がもちであること,穂発芽性が難であること等で,「関東107号」と比較して,稈長が短いこと,うるち・もちの別がもちであること,穂発芽性が難であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成4年に農業研究センター(茨城県つくば市)において,「きぬいろは」に「谷系A6099」を交配し,その雑種第1代にトウモロコシ花粉を交配し,以後,半数体育種法により育成,6年にもち性の半数体倍加個体を選抜,7年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「もち谷系H1881」であった。 |
- あけぼのもちのページへのリンク