『FAITH』 (2005 - 2006)
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2004年5月からは本格的に活動を再開したL'Arc〜en〜Cielのツアーが始まり、以後1年間ほどバンド活動が続いたため目立ったソロ活動は休止していた。翌2005年8月31日に、歌手の中島美嘉に自身初の楽曲提供を行っている。提供した楽曲「GLAMOROUS SKY」は映画『NANA』に起用され、映画の大ヒットとともに大きな話題を呼んだ。また、同年8月26日にはテレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』に中島美嘉のバックバンドのギタリストとして初めて出演している。 ソロ名義での活動は、2005年10月5日に映画『ステルス』の日本語版主題歌に起用された6thシングル「COUNTDOWN」をリリースし本格化した。前作『666』の共同プロデューサーを務めたK.A.Z(Oblivion Dust)と引き続き楽曲制作を行っている。また、K.A.Zはライブでもギタリストとしても参加し、HIROKIとFURUTONを含め、新たに4人編成のロックバンドとして再び活動を開始した。 2005年10月29日から10月31日にかけて自身が主宰したハロウィンイベント「HALLOWEEN OF THE LIVING DEAD」を開催。自身のほかにMONORAL、UVERworld、OLIVIA、HIGH and MIGHTY COLOR、中島美嘉、yasu(Acid Black Cherry、ex.Janne Da Arc)が出演した。以後は、2008年に自身が結成したロックユニット、VAMPSが活動していた時期はVAMPSが引き継ぎハロウィンの時期にイベントを開催していた。 2006年2月発売された7thシングル「SEASON'S CALL」では、共同プロデューサー兼サポートギタリストのK.A.Zが作曲を担当。本作までHYDEがソロ名義でリリースしたカバー曲以外の楽曲は、全て自身で作詞・作曲を行っていたが、この曲で初の楽曲提供を受けている。また、同年リリースされた3rdアルバム『FAITH』の収録曲の半数をK.A.Zが作曲を手掛けており、楽曲制作の方法がよりバンド寄りになった。また、アルバムはL'Arc〜en〜Cielで発表したアルバム『AWAKE』の世界観を引き継ぎ、反戦・平和に加え、自身の宗教観を盛り込んだ作品となっている。また、アルバムレコーディングはほぼ全てアメリカで行われ、HYDEが好んで聴いていたロックバンド、ザ・ミッションに在籍していたクレイグ・アダムスとスコット・ギャレットや、ナイン・インチ・ネイルズのツアーサポートをしていたダニー・ローナーが参加している他、エンジニアも現地で選定されている。また、このアルバムの楽曲制作の体制は、後に結成するロックユニット、VAMPSの原型となっており、結成の際にHYDEは「いろいろなタイミング、要素が重なっているんですけど、実は前回のアルバム(アルバム『FAITH』)から、今やっているようなスタイルは出来上がっていたんですよ。ただ、今後もこれまでと同じように“HYDE”っていう名前でやるのは無理があった」と語っている。 さらに、2006年4月1日から9月2日にかけて、2度目のソロライブツアー「HYDE TOUR 2006 FAITH」を開催。ソロでは初となるアメリカ公演を含め、日米40都市(51公演)を回っている。このツアーの横浜アリーナ公演は、ソロ名義では初となるライブビデオ『FAITH LIVE』に収録されている。
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