『西部警察』への移行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 00:45 UTC 版)
「大都会 PARTIII」の記事における「『西部警察』への移行」の解説
本作の当初の予定終了後に、放送延長もしくは新シリーズ(『新大都会』『大都会IV』『にっぽんFBI』などの仮題)の制作が日本テレビ側から希望されていた。しかし石原プロがテレビ朝日系で放映された『浮浪雲』を制作したことをきっかけに、テレビ朝日から石原プロに対し破格の条件(広告代理店を介しない、テレビ朝日との直接契約)で『西部警察』の制作を打診されたことで『大都会』シリーズは終了した。この時は円満な“移籍”であり、気持ち良く送り出してくれたとのことで、第1制作部長になった井原高忠からも「ダメだったら半年後でも1年後でもすぐ戻って来い」とも言われたという。車両スポンサーもそのまま日産自動車が引き継ぎ、『西部警察』からは特殊車両の製作を担当することになる。 ちなみに『西部警察』第1話時点で本作からスライドして出演しているのは石原・渡・寺尾・苅谷・武藤の5人であり、後に峰と高城も出演することとなる。このうち石原は医者から軍団をサポートする捜査課長に、武藤は新聞記者から鑑識課員に役柄が変わる。峰は同じ刑事ながら、本作とは大きく異なる三枚目キャラクターで登場している。これ以外のメンバーでは、星と小野もゲスト出演を果たしている。 日本テレビでは本作終了の翌週から、『…PARTII』で徳吉刑事を演じた松田優作の主演による『探偵物語』を放送。この作品では、監督の村川透を筆頭に『大都会』『西部警察』と共通のスタッフが多く起用されている。その第3話では、松田演じる工藤俊作と倍賞美津子演じる女弁護士が乗る車が、大型トラックとヘリコプターに狙われる大掛かりなカーチェイスシーンがあるが、この境遇について工藤が「おいおい、まるで『大都会 PARTIII』じゃねえか!」と突っ込むセリフがある。
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