『覆面作家』シリーズ
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出版社で推理小説雑誌の編集部に勤める岡部良介は、覆面作家としてデビューした新人作家を担当することになる。その新人作家である新妻千秋は大富豪の一人娘で、家では内向的でおとなしい性格だが、一歩家の外へ出ると男言葉で活発な人格に変わるという別の一面があった。岡部良介が持ち込む身の回りの事件を、新妻千秋が解決するシリーズである。第1集でいったん休止したが、シリーズ誕生に尽力した角川書店の担当編集者・豊嶋和子の死去を受けて再開。再開第1話で岡部の先輩・左近雪絵を海外転勤という形でレギュラーから外し、「本を手にしたら、いつだってあの人に会える」という千秋のセリフで見送っている。1994年には、角川書店あすかコミックスより美濃みずほにより漫画化され、1998年に『お嬢様は名探偵』というタイトルでTVドラマ化された(NHK・主演:ともさかりえ)。 『覆面作家は二人いる』(1991年11月 角川書店 / 1997年11月 角川文庫 / 2002年2月 C★NOVELS / 2019年5月 【新装版】角川文庫)収録作品:覆面作家のクリスマス / 眠る覆面作家 / 覆面作家は二人いる 『覆面作家の愛の歌』(1995年9月 角川書店 / 1998年5月 角川文庫 / 2002年10月 C★NOVELS / 2019年7月 【新装版】角川文庫)収録作品:覆面作家のお茶の会 / 覆面作家と溶ける男 / 覆面作家の愛の歌 『覆面作家の夢の家』(1997年1月 角川書店 / 1999年10月 角川文庫 / 2003年2月 C★NOVELS / 2019年9月 【新装版】角川文庫)収録作品:覆面作家と謎の写真 / 覆面作家、目白を呼ぶ / 覆面作家の夢の家
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