『立ち枯れ』に係わる経緯とは? わかりやすく解説

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『立ち枯れ』に係わる経緯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 19:32 UTC 版)

国立病院立ち枯れ作戦」の記事における「『立ち枯れ』に係わる経緯」の解説

1986年昭和61年1月厚生省当時)は、国立病院療養所239施設のうち、74施設統合移譲再編成して165施設にする再編計画公表したが、同年4月日笠勝之日本社会党)は国立病院移譲について国会で疑義示したその内容は、対象施設退職転勤したスタッフ出た場合補充行わないなど、外堀埋めたり搦め手でだんだん『立ち枯れ』させて、いたし方なく移譲を受けざるを得ない状況持っていくつもではないか、というものだった。 それから約8年経た1993年平成5年11月吉岡吉典共産党)は国会で、「統廃合対象になっている施設に対しては、定員増や施設整備意識的に怠って立ち枯れ政策』を強行していると。そういうところでは、結局そういうおくれた状態で、患者安心しておれない状態、そういう立ち枯れ状態』をつくって自然になくす方向持ってこうとするそういう政策が行われていると多数陳情文書来ている」と発言した。これを受けて厚生省保健医療国立病院経営指導課長答弁は、「国の財政事情、それから定員事情が大変厳しいという中で、限られた予算の中で幾つかの再編計画具体的に同時進行しており、その整備についても優先順位をつけて計画的に行っていかなければいけない」というものであった。 さらに3年以上を経た1997年平成9年2月瀬古由起子共産党)は国会で7年前の1990年平成2年3月厚生省課長補佐クラスでの検討会で作成された、「国立病院療養所改革検討中間報告」の内容暴露した。その報告は、再編成等の推進機敏に対応した国立病院予算編成執行指示する一方で施設職員もとより地元地域社会再編成やむなしという気持ちになると、予算締めつけ効果強調しており、「現在でも『立ち枯れ作戦』を実行しているが対象画一的効果不十分だ重点的効果的な『たち枯れ作戦』等を策定し、各セクション実行統括していくべき」と、企画統括組織設置まで提起していた。瀬古はこれを、「意図的な予算カット病院ボロボロにして廃止やむなし口実とするものだ」と批判した

※この「『立ち枯れ』に係わる経緯」の解説は、「国立病院立ち枯れ作戦」の解説の一部です。
「『立ち枯れ』に係わる経緯」を含む「国立病院立ち枯れ作戦」の記事については、「国立病院立ち枯れ作戦」の概要を参照ください。

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