『女の歴史』とは? わかりやすく解説

『女の歴史』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 03:43 UTC 版)

ミシェル・ペロー」の記事における「『女の歴史』」の解説

ミシェル・ペロージョルジュ・デュビィと共に監修した『西欧女性史古代から現代まで』(邦訳『女の歴史』藤原書店) 全5巻女性史研究金字塔を打ち立てることになった編集委員は主に社会科学高等研究院出身のポーリーヌ・シュミット=パンテル、クリスティアーヌ・クラピシュ=ズュベール(フランス語版)、アルレット・ファルジュ(フランス語版)、ジュヌヴィエール・フレス(フランス語版)、フランソワーズ・テボー(フランス語版)らである。全5巻計4,000ページに及ぶこの大著1991年から1992年にかけて出版された。デュビィとペローは「序文」で、本著は女性の歴史であり、同時にまた「表象、知、権力日常的実践などあらゆるレベルでの両性間の関係の歴史」であると定義した。『女の歴史』はたちまちベストセラーとなり、イタリア語、英語、日本語など数か国語翻訳された。出版後ソルボンヌ行われたシンポジウムでは、「男性歴史家からも女性歴史家からも批評対象となり」、以後、『女の歴史』に関するシンポジウム多数開催され学術誌特集号が組まれ多く論文執筆された。 ペローこの後、『歴史沈黙語られなかった女たち記録』(1998)、『私の女性史 (Mon histoire des femmes)』(2006)、『寝室歴史 (Histoire de chambres)』(2009) などを発表するほか、『女性史は可能か』などの論文集および「ジョルジュ・サンド セレクションジョルジュ・サンド生誕200周年記念)」など日本における女性学関連出版物編集も手がけている。

※この「『女の歴史』」の解説は、「ミシェル・ペロー」の解説の一部です。
「『女の歴史』」を含む「ミシェル・ペロー」の記事については、「ミシェル・ペロー」の概要を参照ください。

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