『女の化粧論』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 08:06 UTC 版)
女性の顔を美しくする手入れについて歌う本作(Medicamina Faciei Femineae)は、エレギーア韻律で詠まれた約100行ほどの断片が残されている。それからわかるのは本作がまじめな教訓詩をパロディしたものであろうということである。内容としては女たるもの、まずは立ち居振る舞いに気をつけるべしと述べ、その上で続けて、顔を美しくする白粉の類いをいくつか処方する。文体はヘレニズム詩人、コロポンのニカンドロスやソロイのアラトスの教訓詩に似る。
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