『奥の細道』最北の地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/23 17:43 UTC 版)
元禄2年6月、俳聖松尾芭蕉が訪れて『奥の細道』のなかで、「九十九島(つくもじま)」と呼ばれた当時の象潟の景観を絶賛している。ここで芭蕉は、中国の悲劇の美女西施を思い浮かべ、「ねぶ」を「ねむの花」と「眠る」にかけて、 「 象潟や 雨に西施が ねぶの花 」 (雨にけむる象潟は、あたかもまぶたを閉じた西施のように美しい)と詠んでいる。芭蕉はまた松島(宮城県松島町)の景観との比較もおこなっている。このなかで「干満珠寺」として登場するのが蚶満寺である。 にかほ市は、この句が縁で、西施が生まれた中華人民共和国浙江省諸曁(しょき)市と姉妹都市提携を結んでいる。
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