『フェアリーズストーリー3』編(1巻~2巻)
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主人公の涼風青葉は高校を卒業後、小学生の頃から好きだったコンピュータRPG『フェアリーズストーリー』(以下『FS』)シリーズを制作しているゲーム開発会社「株式会社イーグルジャンプ」にグラフィッカーとして就職する。若い女性ばかりで友好的な雰囲気のチームに配属された青葉は、彼女にとって憧れであり目標だったキャラクターデザイナー兼キャラ班リーダーの女性、八神コウの部下として働くことになるが、仕事のことには自分にも他人にも厳しく有能なのに、私的な事柄になるとルーズなコウの言動に困惑する。絵を描くのは好きだがゲーム制作の経験はない青葉は、既に開発後半に差し掛かっていた最新作『フェアリーズストーリー3』(以下『FS3』)の仕事で端役キャラクターのモデリング作業を任され、慣れないビジネスマナーや3DCGに悪戦苦闘しつつも、アートディレクター(AD)の遠山りん、青葉と同じキャラ班の滝本ひふみや飯島ゆん、モーション班の篠田はじめ、プログラマー班の阿波根うみこら先輩社員たちの協力や叱咤を得て、グラフィッカーとしてのスキルを磨いていく。かつて周囲と対立しながらキャラクターデザイナーの地位を勝ち取ってきたコウは、青葉の出世欲の弱さを不安視するが、青葉は持ち前のコミュニケーションスキルを発揮して周囲と打ち解けていき、過去のコウとは異なった道を歩み始める。また先輩社員たちも、青葉と打ち解け合ったりする中で彼女に触発されて自分を見つめ直す。 やがて、『FS3』の納期に向けてスケジュールが厳しくなっていく中、青葉の様子を心配した親友の桜ねねがデバッグチームのアルバイトにやって来る。ねねは常識の欠如や、青葉のプロ意識とのずれが元で幾度かトラブルを起こしつつも、正社員たちとの交流を経てゲーム制作に興味を抱くようになる。 その後、『FS3』は発表会を経て無事に発売日を迎え、打ち上げの祝賀会が開かれる。祝賀会の中でコウはディレクターの葉月しずくから次回作ではプロデューサーにステップアップすることになったりんの代わりにADに指名されるも、過去に人間関係で失敗したことのあるコウはAD就任を固辞してしまう。しかし、しずくからコウの過去を聞かされた青葉は、コウにサインを求めると共に感謝と励ましの言葉を掛ける。青葉から自分自身への信頼を寄せられたコウは、少し自信を取り戻すことが出来たのだった。
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