『スペイン国境での王女の交換』とは? わかりやすく解説

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『スペイン国境での王女の交換』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 08:04 UTC 版)

マリー・ド・メディシスの生涯」の記事における「『スペイン国境での王女の交換』」の解説

『スペイン国境での王女の交換』は、1615年11月9日マリー息子ルイ13世スペイン王アナ、娘エリザベートスペイン王太子フェリペとの間で挙行され二重結婚描かれている。フランススペイン互いに若き王女を嫁がせた。介添えしているのはおそらく結婚の神ヒュメナイオスである。王女たちの頭上では2人プット婚姻たいまつ振りかざし、西風の神ウェンティ春を告げる暖かい風とバラ花びら振りまいている。「国民の幸福 (Felicitas Publica)」を擬人化した神が、豊穣象徴であるヤギの角から王女たちに黄金シャワー浴びせ、その周囲ではの羽をもったプットが輪になって飛び交っている。画面下部には河神海神たちが2人花嫁祝意捧げている。河神は壺に右腕預け真珠宝冠被ったネレイス花嫁たちに真珠飾り紐と珊瑚婚礼贈り物として差し出しトリトン婚礼祝福してほら貝吹いている。 この二重結婚フランススペインの関係強化意図した政略結婚であり、フランススペイン国境流れビダソア川浮島行われた互いに右手握手する2人王女を、擬人化されフランス王国スペイン帝国介添えしている。画面左側スペインヘルメットには、その象徴であるライオン飾りがあり、右側フランスフランス紋章であるフルール・ド・リス刺繍された衣服を身にまとっている。当時スペイン王アン当時14歳で、フランス王エリザベート12歳だった。故国スペイン別れを告げるのようなためらい見せアンに、擬人化されフランス優しく左手差し伸べている。擬人化されスペインも、エリザベート左腕差し伸べている。

※この「『スペイン国境での王女の交換』」の解説は、「マリー・ド・メディシスの生涯」の解説の一部です。
「『スペイン国境での王女の交換』」を含む「マリー・ド・メディシスの生涯」の記事については、「マリー・ド・メディシスの生涯」の概要を参照ください。

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