『ウルトラマン』に登場するケムール人
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「ケムール人」の記事における「『ウルトラマン』に登場するケムール人」の解説
『ウルトラマン』第33話「禁じられた言葉」に登場。資料によってはケムール人二代目、ケムール人(再生)と表記している。 地球征服を目論むメフィラス星人の配下として登場。巨大化した姿でバルタン星人(三代目)、ザラブ星人(二代目)とともに東京の28番街に現れるが、何もせずに姿を消している。 スーツアクター:中島春雄(第33話) 『ウルトラQ』に登場するキャラクターの『ウルトラマン』への登場は、ラゴンに次いで、このケムール人が2体目となる。企画段階のサンプルストーリー「大誘拐」では、「ケムール星人」の名称で登場している。 頭部のみがオリジナルでボディーは新造。黒地に白い稲妻模様の彩色がなされている。 頭部は同作最終話に登場するゼットン星人に、胴体は『ウルトラセブン』のキュラソ星人に流用されている。 書籍『ウルトラマン ベストブック』ではゼットン星人がケムール人と同種ではないかと推測している。 書籍『怪獣もの知り大百科』(勁文社、1984年)278頁では、新しくメフィラス星人にキュラソ星人の体をもらったと記述されている。これは新造ボディが後にキュラソ星人へ流用された事実に基づいた記述であるが、ケムール人およびキュラソ星人は地球人と仲良くするほど平和的なのでメフィラス星人に騙されたとも記述されている。 シナリオでは本作品に登場するのはケムール人ではなく[要出典]ダダの予定だった。楳図かずおの漫画版『ウルトラマン』ではバルタン・ザラブ・ケムールに加えダダも登場し、4体で一斉にウルトラマンと戦闘する。また、漫画『ウルトラマン超闘士激伝』(後述)でもこの四人がメフィラスの配下の四天王として登場する。 資料によっては、実態のない虚像であった可能性を言及している。 劇中ではケムール人らを見て「我々が倒したはずだ」とのムラマツの台詞があるが、番組内で科特隊がケムール人と遭遇するのはこれが初めてであった。のちの1992年に発売された円谷プロ公認PCゲーム『ウルトラ作戦 科特隊出動せよ!』では、科特隊がケムール人と対峙するエピソードが描かれ、時系列の矛盾は解消されている(詳細は後述)。
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