「電通」の噂と否定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 01:02 UTC 版)
「100日後に死ぬワニ」の記事における「「電通」の噂と否定」の解説
炎上と噂の流布を受けて、きくち、ベイシカ、およびコラボムービーの関係者は、一貫して電通の作品自体への関与を否定する声明を出している。 きくちによると、連載当初は企業などの第三者は関与せず、商業展開のオファーを受けるまでは一人で作品を描き投稿していたとしている。また、中尾は噂の原因となったコラボムービーについて、連載中にいきものがかり側から提案があったもので、ムービーを作る中で、いきものがかりのチームのスタッフとして電通のスタッフがクレジットされたものとしている。 いきものがかりの水野は最終話の翌日(3月21日)、Twitterで配信した番組の中で、「今回のコラボを始め、映画化や書籍化に電通は関わっておらず、もっとも巨大プロジェクトで動いていたわけではないです」と発言。きくちも「個人的に漫画を始めたことであり、ベイシカが作品のメディア展開を始めたのは(連載から約1か月が経過した)1月以降であるにも関わらず、『電通案件』で裏が大きいとか言われるのはやっぱり悲しいですね」と発言し、電通の関与を否定している。 3月24日には電通とベイシカがJ-CASTニュースの取材に対してコメントし、電通の広報部は、いきものがかりのコラボムービーに限り仕事として一部のプロジェクトに関与したと強調し、ベイシカの中尾は「デマはたくさんありすぎて、もはや全てを把握し切れていません」として電通の関与を否定している。 この騒動に対して、ノンフィクションライターの窪田順生は3か月前に発生したディズニー映画『アナと雪の女王2』のマーケティングミスの事例を挙げ、騒動の教訓を生かせなかったのかと苦言を呈している。 最終話の公開直後に商業展開が一気に行われたことに対して、作者のきくちは2020年12月18日に放送された『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』に出演した際に、メディア展開に向けたオファーが何日後にあったかを詳細に明らかにした。ここでは連載中のメディア展開は「少なくともとんでもない(ストーリー)展開にはならないだろうと読めてきちゃう」ことを嫌って連載終了後の展開を依頼した結果だったことを説明したが、それでも説明を疑う声が聞こえ、信じてもらえないことへの諦めに近い境地を自身のブログで明らかにしている。
※この「「電通」の噂と否定」の解説は、「100日後に死ぬワニ」の解説の一部です。
「「電通」の噂と否定」を含む「100日後に死ぬワニ」の記事については、「100日後に死ぬワニ」の概要を参照ください。
- 「電通」の噂と否定のページへのリンク