「丸屋」から「三越」へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/28 18:32 UTC 版)
「三越鹿児島店」の記事における「「丸屋」から「三越」へ」の解説
三越鹿児島店の前身は、1892年(明治25年)に創業した呉服商の丸屋である。衣料品を中心に取り扱う店であったが、1961年(昭和36年)に呉服町で地上3階、地下1階の丸屋デパートをオープンさせた。鹿児島市では山形屋、大見高島屋に次ぐ3番目の百貨店であった。1967年(昭和42年)には6階建てに増築したが、卸業者は伝統的な一番店・山形屋に遠慮して丸屋に一流の商品を卸さないなど、苦汁をなめていた。 これを克服するため、1973年(昭和48年)に三越と業務提携し都会的な雰囲気を取り入れようと試みた。1976年(昭和51年)に一部8階建てまで増築したのち、1983年(昭和58年)に資本提携も行って、翌1984年(昭和59年)に商号を鹿児島三越へ変更、10月25日にオープンさせた。1988年(昭和63年)にはティファニーが九州で初出店した。丸屋時代は最大で年間100億円の売上だったが、三越になってからは順調に売上を伸ばし、1995年(平成7年)のピークには190億円に達した。ライバルの山形屋も増床を行うなどして対抗し、その激しい戦いは「鹿児島百貨店戦争」と称された。
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