「ブライトンの奇跡」スポーツ史上最大の番狂わせ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 13:50 UTC 版)
「ラグビー日本代表」の記事における「「ブライトンの奇跡」スポーツ史上最大の番狂わせ」の解説
「ラグビーワールドカップ2015日本対南アフリカ」も参照 現地時間9月19日、ラグビーワールドカップ2015のグループBの開幕戦として、イングランドの南東に位置するブライトン・コミュニティ・スタジアム(現 ファルマー・スタジアム)で、南アフリカ戦が行われた。W杯で過去2回優勝し、当時世界ランク3位の南アフリカ代表 (スプリングボクス)に、初対戦ながらラストプレーでWTBカーン・ヘスケスが挙げたトライにより34-32で逆転勝利した。これにより南アフリカの世界ランキングは3位から6位に落ち、日本は13位から11位へ上昇した。スプリングボクスから奪ったこの24年ぶりのW杯勝利は、日本国内および海外のメディアにより「ブライトンの奇跡」、「スポーツ史上最大の番狂わせ」、「W杯史上最も衝撃的な結果」と報じられた。 9月23日、中3日のスコットランド代表戦では前半は7-12で折り返すが、SHグレイグ・レイドローの正確なキックに苦しめられるなど後半に立て続けにトライを重ねられ10-45で敗れた。10月3日の第3戦でサモア代表に26-5で勝利し初のW杯1大会2勝目と通算3勝目を挙げた。10月11日の第4戦でもアメリカ代表に28-18で勝利し、大会3勝目通算4勝目を挙げるも、勝ち点で南アフリカとスコットランドを下回り、初の決勝トーナメント進出はならず、1次リーグ敗退は8大会連続になった。W杯において3勝したチームが1次リーグ敗退となるのは史上初である。国内外のメディアからは「最強の敗者」と言われる。 日本代表の活躍は各メディアで話題になり、特に五郎丸歩がプレースキック前に行うルーティンは「五郎丸ポーズ」として有名になった。このブームについて五郎丸は、「個人が注目されることに違和感を覚える」と同時に、「僕がきっかけでラグビーを知ってもらえるだけでもありがたい」「2019年W杯に向けてラグビーの良さを発信する責任感も感じた」と語る。 ラグビー日本代表のオフィシャル(公式)スポンサーの大正製薬は、選手・スタッフ全員に1人当たり100万円で合計5000万円の報奨金を贈呈すると発表した。また、新聞・雑誌など様々なメディアから功績を表彰された。
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