酸化剤とは? わかりやすく解説

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さんか‐ざい〔サンクワ‐〕【酸化剤】

読み方:さんかざい

他の物質酸化しやすく、自身還元されやすい物質酸素オゾン塩素二酸化マンガン過酸化水素硝酸など。


【酸化剤】(さんかざい)

oxidant.

何らかの化学的な手順によって酸素取り出して利用する事ができる物質
工業用途においては、主に燃料酸素結合させて燃焼させるために用いられる

歴史上通じて、また現代でも最も一般的に用いられる酸化剤は、地球上大気である。
空気にはものが燃えるのに十分な酸素含まれており、よほど特殊な状況下でない限り化学合成された酸化剤は必要とされない

特殊な状況」として一般的なのは、真空中水中である。
真空中外部から酸素調達する事は不可能である、という事論ずるまでもない
には酸素含まれるが、これを取り出すのは空気中の酸素利用比べて格段に多く設備投資エネルギーを必要とする。
従ってこのような場合燃焼必要な酸化剤はあらかじめ化学合成して貯蔵しておかなければならない

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酸化剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/26 01:09 UTC 版)

酸化とは、ある物質が化合する、水素を放出するなどの化学反応である。酸化剤(さんかざい、Oxidizing agent、oxidant、oxidizer、oxidiser)は、酸化過程におけるの供給源になる物質である。主な酸化剤は酸素であり、一般的な酸化剤は酸素原子を含む。




「酸化剤」の続きの解説一覧

酸化剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/12 04:14 UTC 版)

過ヨウ素酸」の記事における「酸化剤」の解説

1,2-ジオールvic-ジオール)に過ヨウ素酸加えると、C-C結合酸化的に開裂して 2分子カルボニル化合物得られる。このとき、過ヨウ素酸環状エステル中間体として経由する。 > C ( OH ) − C ( OH ) <   + HIO 4 ⟶  > = O + O = < {\displaystyle {\ce {> C(OH)-C(OH)<\ + HIO4 ->\ >={O}+ O=<}}} 過ヨウ素酸触媒量の過マンガン酸イオンを加えた Lemieux-von Rudloff 試薬は、アルケンを酸化的に開裂させることができる。> C = C <   + HIO 4   + {\displaystyle {\ce {>C=C<\ + HIO4\ +}}}   c a t . {\displaystyle \ cat.} MnO 4 − ⟶  > = O   + O = < {\displaystyle {\ce {MnO4^- ->\ >=O\ + O=<}}}

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酸化剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 03:35 UTC 版)

酸素」の記事における「酸化剤」の解説

化学工業などではもっとも安価な酸化剤として多用される

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酸化剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/01 10:26 UTC 版)

ニトロソニウムイオン」の記事における「酸化剤」の解説

NO+、例えば NOBF4 は強い酸化剤である。 ジクロロメタン中の NO+ に対すFe(Cp)2/Fe(Cp)2+ 系の酸化還元電位は1.00 Vである (1.46-1.48 V vs SCE)。 アセトニトリル中の NO+ に対すFe(Cp)2/Fe(Cp)2+ 系の酸化還元電位は0.87 Vである (1.25-1.27 V vs SCE)。 気体副生物である NO は、反応使用する窒素気流取り除くことができるため、NOBF4 は便利な酸化剤である。NO は空気接触する直ちNO2 となり、これが取り除かれないと余計な反応引き起こすことがあるNO2 は、その特徴的なオレンジ色のためにすぐに発見できる

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酸化剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/02 03:28 UTC 版)

セリウム」の記事における「酸化剤」の解説

4価のセリウムイオンは3価になるとき、強い酸化性を示す。このことから、硝酸セリウムアンモニウム有機合成化学ウエットエッチング利用されている。また、有機セリウム求核試薬ヒ素吸着剤にも利用される

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酸化剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/08 08:29 UTC 版)

次亜塩素酸塩」の記事における「酸化剤」の解説

次亜塩素酸塩塩素オキソアニオンの中で最も速い酸化剤である。Mn2+ を過マンガン酸イオンまで酸化する。 2 Mn 2 + + 5 ClO − + 6 OH − ⟶ 2 MnO 4 − + 3 H 2 O + 5 Cl − {\displaystyle {\ce {2Mn2+ + 5ClO- + 6OH- -> 2MnO4- + 3H2O + 5Cl-}}}

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酸化剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/10 03:20 UTC 版)

固定 (組織学)」の記事における「酸化剤」の解説

四酸化オスミウム二クロム酸カリウムクロム酸過マンガン酸カリウムなど 四酸化オスミウム電子顕微鏡用の試料固定頻用される。単独でも固定可能だ浸透性が悪いため、アルデヒドによる前固定行ったあと後固定として用いるのが普通である。生体膜固定する力が強く生体膜電子染色兼ねている固定によって試料黒化抗原性もほとんど失われるため、光学顕微鏡免疫電顕用の試料には用いられない

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酸化剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 05:52 UTC 版)

殺菌」の記事における「酸化剤」の解説

細胞成分酸化し機能阻害する

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酸化剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/04/25 13:56 UTC 版)

過ヨウ素酸ナトリウム」の記事における「酸化剤」の解説

過ヨウ素酸ナトリウム有機合成分野で酸化剤として用いられるにしか溶けないため、溶解性の低い有機分子酸化する際にはメタノール・エタノール・ジオキサン・アセトニトリルなどを補助溶媒として用いる。

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