生体膜とは? わかりやすく解説

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せいたい‐まく【生体膜】

読み方:せいたいまく

原形質包んでいる膜構造総称細胞膜核膜ミトコンドリア膜・小胞体膜・液胞膜など。


生体膜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 04:58 UTC 版)

生体膜(せいたいまく、: biological membrane: biomembrane)、または細胞膜: cell membrane)は、細胞を外部環境から分離したり、細胞内区画英語版を形成する選択的透過性である。真核細胞膜の形の生体膜は、化学物質やイオンの伝達や輸送に使われる膜内在性英語版あるいは膜表在性英語版のタンパク質が埋め込まれたリン脂質二重層によって構成されている。細胞膜に含まれる大量の脂質は、生理学的機能を果たすためにタンパク質が回転したり横方向に拡散したりするための流体マトリックスを提供する。タンパク質は、脂質二重層の高い膜流動性英語版環境に適応しており、内在性膜タンパク質の表面に脂質分子が強固に結合した環状脂質シェル英語版が存在する。細胞膜は、粘膜基底膜漿膜のような細胞の層で形成される隔離組織とは異なる。




「生体膜」の続きの解説一覧

生体膜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 22:29 UTC 版)

生化学の歴史」の記事における「生体膜」の解説

細胞外界とを仕切る生体膜は脂質主成分とする二重構造により構成されることが1935年にDanielliとDavsonによって提唱された。生体膜は細胞膜だけでなく、細胞内器官であるミトコンドリア小胞体などにも存在しそれぞれ機能異なっている。1972年SingerとNicolsonとは流動モザイクモデル提唱し機能タンパク質組み込まれ脂質二重膜により生体膜が構成されることが判明した。 生体膜には脂質タンパク質以外にも糖鎖結合している。生体膜糖鎖構造細胞自己認識に重要である。ABO式血液型赤血球表面糖鎖種類相違により認識される

※この「生体膜」の解説は、「生化学の歴史」の解説の一部です。
「生体膜」を含む「生化学の歴史」の記事については、「生化学の歴史」の概要を参照ください。

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