航空機が直接かかわるトラブルとは? わかりやすく解説

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航空機が直接かかわるトラブル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 23:06 UTC 版)

関西国際空港」の記事における「航空機が直接かかわるトラブル」の解説

2005年8月成田パース行きカンタス航空70便(エアバスA330-300型)が断続的に警報作動するために太平洋上から日本引き返して関西空港緊急着陸したところ、管制官から"smoke"が出ていると告げられたため緊急脱出行い乗客9名が重軽傷を負う事態となった実際に火災は全く発生していなかったのであるが、臨場した消防隊員機首部から放出されている水蒸気結露し状の水分について、「ノーズあたり、少し白煙みたいなのが見える」と日本語管制報告したところ、コックピットには、"smoke appears around nose"といった形の英語で伝えられ、この報告聞いた機長火災発生していると断定して緊急脱出即決したものであった産経新聞はこれを「英会話行き違い脱出決意」と報じた2007年10月20日那覇関空行き日本航空2576便(ボーイング767-300型)が着陸許可得て関西空港滑走路24Lに着陸しようとしていたところ、同滑走路に「滑走路手前での待機」を指示されていた関空バンクーバー行きエアカナダ36便(ボーイング767-300型)が誤進入した。1811分頃、JAL2576便は管制官指示により着陸復行した。エアカナダ機は管制指示とは異な復唱行いそのまま滑走路入っていた。 2008年3月16日に、香港関空行き日本航空702便で、中国人客室乗務員訓練生)が、乗客降りるのとは別のドア誤って開け脱出シューター飛び出すトラブルがあったことが、同月18日判明シューター交換するため、同機折り返しグアム行きが約1時間半に亘り遅延2008年3月21日未明に第1滑走路の06Rエンド寄りアスファルト剥がれるトラブル発生し補修のため同滑走路が2時間40分にわたり閉鎖された。付近から剥がれたアスファルトと同じサイズベニヤ板発見された。関西国際空港株式会社工事ミスによりベニヤ板滑走路混入しアスファルト剥離つながったとみている。 2008年9月26日未明に第1滑走路航空機タイヤ片が散乱しているのが見つかり、同日午前1時34分から午前6時まで同滑走路閉鎖、第2滑走路夜間メンテナンス作業中止し、第2滑走路による発着行ったこの影響で計6便に最大10分の遅れが出た落下していたタイヤ片は、午前1時34分発のアメリカアトラス航空貨物機)のタイヤ一部で、同機は約6時間半後に、目的地アンカレジ空港に無事着陸した2009年2月11日午後0時40分ごろ、関空パリ行きエールフランス291便が管制許可得ず滑走路進入した。これを受けて、同じ滑走路降りる態勢だった北京発の中国国際航空927便が着陸復行した。国土交通省によると、エールフランス機が待機位置止まりきれず滑走路入ってしまったとみられる2009年6月6日午後8時20分頃(現地時間)、関空台北行き日本航空653便(ボーイング767-300型)で、着陸直前座席から出火し緊急着陸。火はすぐに消し止められ怪我人はなかった。日航調べでは機内からライター発見されたものの、発火との因果関係不明のままである2009年10月28日午前10時すぎ、ソウル関空行きアシアナ航空1125便(エアバスA321型)が、関西空港着陸の際、機体バウンドしたため着陸復行ようとしたところ機体尾部滑走路接触し尾部下面損傷したけが人はなかった。事故当時は、副操縦士PF(主に機体操縦する側)を担当していた。 2010年6月20日午前6時半頃、バンコク関空行きタイ国際航空622便(ボーイング777)が、高知県安芸市の南約10キロ地点太平洋上空乱気流巻き込まれた。乗員のうち3人が腰などに軽傷負い関西空港着陸後病院搬送された。 2010年8月30日午後9時55分頃、成田国際空港関空行きカタール航空803便(ボーイング777)が、滑走路24L(A滑走路)に視認進入ようとしたところ、誤って閉鎖中の滑走路24R(B滑走路)に着陸しようとした。その後管制塔指摘により同機着陸復行し、午後10時7分に着陸した操縦士関空への夜間着陸経験不十分だったことと、24Rの進入灯およびPAPI点灯していたことで、二つ滑走路誤認したことが原因考えられる2011年10月12日午後9時35分、離陸待機中の関空ホノルル行きハワイアン航空450便(ボーイング767-300型機)がA滑走路誤進入し、着陸態勢入っていた全日空8519便(ボーイング767-300貨物機)が着陸中止するトラブル発生。両機ともその後事離着陸しけが人はなかったが、一歩間違えば大惨事になるところであった管制官ハワイアン機に滑走路手前待機するよう指示したが、同機操縦士滑走路上で待機するよう指示されたと誤解し進入開始したものとみられる2011年11月28日午後1時47分頃、関空発上行き中国東方航空516便(エアバスA330-200)が、管制官許可を得ないまま離陸した当時管制官は、同空港着陸しようとしていた海上保安庁ヘリコプター無線交信中で、同便の滑走路への進入気付いた管制官即座に停止するよう指示したが、同便はそのまま離陸した2013年9月10日朝日放送取材ヘリコプターベル430型機)が、管制官から滑走路手前での待機指示されていたにもかかわらず滑走路誤進入し、既に着陸態勢入っていた全日空141便(ボーイング767-300型機)が管制官着陸復行指示を受け、着陸やり直した。この事態により、全日空機到着14遅延した運輸安全委員会重大インシデント認定した取材ヘリコプターは、八尾空港へ向かうところだった。ヘリコプター機長は、エンジン始動時不具合起きたことに気を取られ滑走路停止位置標識越えて進入したものとみられる2014年8月18日駐機場において作業員給油車両安全装置をかけずに給油しホース接続したまま車両動かしたため燃料漏れ機体給油口破損事故起こし給油中だったPeach AviationエアバスA320機による往復2便が欠航となった後日国土交通省安全装置をかけなかったという作業手順省略とその常態化問題視し新関西国際空港会社通じて給油会社再発防止従業員教育徹底指示した2017年9月23日関空アムステルダム行のKLMオランダ航空868便(ボーイング777)が関西空港離陸直後大阪府市街地上空胴体パネル脱落させ、当該パネル大阪市北区西天満国道1号走行中の乗用車直撃した負傷者は出なかったものの、国土交通省運輸安全委員会定めるところの重大インシデント認定し事故調査実施している。その後国土交通省日本国内であいついだ落下物案件結果として日本以外の航空会社にも落下物報告求め要請行った詳細は「KLMオランダ航空868便パネル落下事故」を参照 2018年2月5日台北/桃園関西行きPeach Aviation28便が到着時、本来誘導すべき国際線到着ではなく国内線到着口に誘導するミス発生、本便の乗客165名のうち13名が入国審査受けず入国するトラブルとなった。本来国内線用として利用していた共用スポット誤って国際線用に変更されており、チェック時その変更見落とされたまま当日まで至ってしまったのが原因となった2019年3月29日ケアンズ関空ジェットスター15便(ボーイング787)が、関空への着陸直前に、左右双方エンジン出力低下の状態になっていたことが、同年4月3日新聞報道判明負傷者はいなかったものの、国土交通省はこのトラブル事故つながりかねない重大インシデント指定し運輸安全委員会事故調査官3名を同空港派遣する事態となった

※この「航空機が直接かかわるトラブル」の解説は、「関西国際空港」の解説の一部です。
「航空機が直接かかわるトラブル」を含む「関西国際空港」の記事については、「関西国際空港」の概要を参照ください。

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