機能主義とは? わかりやすく解説

きのう‐しゅぎ【機能主義】

読み方:きのうしゅぎ

functionalism

要素機能相互の関係に着目しそれぞれ全体維持にどうかかわっているかという観点から、文化・社現象とらえようとする立場

建築工業などで、余分な装飾排し用途応じたむだのない形態構造追求する傾向


機能主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/02/20 02:51 UTC 版)

機能主義(きのうしゅぎ)




「機能主義」の続きの解説一覧

機能主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 16:42 UTC 版)

国家安全保障」の記事における「機能主義」の解説

リベラルな国際政治学者は、「国家」とは個人の自由権利を守る為の必要悪」として考えており、その「必要悪同士議論の場設けて平和構築国際秩序形成狙った。(詳細機能主義 (国際関係) の項目を参照) 機能主義の反省と、リベラルな勢力によって 新機能主義提唱された。要する国家国家体)ではなく民間(非国家体)による外交と、国家暴走歯止め多国籍企業、それらが発展し国家体が国家体の国家主権制約さえ可能と言う考え出てくる(詳細新機能主義 の項目を参照)。

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機能主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/06 05:35 UTC 版)

民族学」の記事における「機能主義」の解説

機能主義とは、1920年代以降イギリスでさかんとなったロンドン・スクール・オブ・エコノミクスラドクリフ=ブラウンブロニスワフ・マリノフスキらが展開した社会人類学的なアプローチである。個々制度機制がその社会全体維持するうえで果たす機能着目する。そこには、伝統的なイギリス経験論哲学およびそこから生まれた功利主義思想の影響認められる

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機能主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/07 01:30 UTC 版)

儀礼」の記事における「機能主義」の解説

詳細について構造機能主義参照19世紀の「安楽椅子人類学者」たちは、宗教いかにして人類の歴史登場してきたかという点に興味をもっていた。20世紀に入ると、彼らの憶測によって構築され歴史退けられ、「これらの信仰実践社会に対して何を行っているのか」という新し問題意識前面現れ起源について問題意識後退していった。この観点からは、儀礼普遍的なものであり、その内容は非常に多様なものであり得るものの、たとえば人間基本的な心理的社会的問題対す解決法提示したり、あるいは社会中心的な価値表現したりといった特定の基本的な機能を果たすものである。ブロニスラフ・マリノフスキーは「機能」という概念によって個人的な心理学的必要にアプローチした。これに対してA.R. ラドクリフ=ブラウン制度習慣機能目的)を「全体として社会維持し保存する」という点にあると考えた。すなわち彼ら両者は、不安と儀礼との関係という点において見解異にしていたのであるマリノフスキーによれば儀礼危険な要素技術的な制御超えてしまっている諸活動対する不安を処理するための非技術的な手段なのだという。「呪術は、埋めることのできないギャップ、あるいは知識実践的制御能力空白に人が直面しそれでもなお彼の追求続けざるを得ない時に、いつでも一般的に見られ、また予期されるのである。」これとは対照的にラドクリフ・ブラウン儀礼共同体象徴的に表象する共通の利害表現であると考え、不安は儀礼遂行されなかった時にのみ感じられるとした。ジョージ C. ホーマンスは人々所期結果を得るための技術もたないために感じる「一次的不安」と第一義的不安をこれらの対立鎮静させるための儀礼を行わなかったために感じる「二次的不安」を区別し、これによってこの対立調停しようとした。ホーマンスによれば浄化儀礼二次的不安を払拭するために行われるものだという。 A.R. ラドクリフ=ブラウンによれば儀礼組織的イベントとして技術的行為とは区別されるべきであるという。「儀礼的行為は、そのすべての例に何らかの表現的もしくは象徴的な要素含まれているという点で、技術的行為とは異なっている。」これとは対照的にエドマンド・リーチは、儀礼技術的行為との相違構造的類型相違ではなくスペクトラム的な相違なのだという。「行為というものは連続的な物差しの上位置づけられるものなのである一方には完全に世俗的で完全に機能的で純粋単純に技術的な諸行為があり、他方には完全に聖的であり厳格に美的であり技術的に機能的な諸行為がある。大多数社会的行為はこの両極の間に位置づけられ、双方性質それぞれ部分的にもつ。この視点からは、「技術儀礼」、「俗と聖」といったものは行為タイプ指しているのではなく、ほとんどあらゆる種類行為見られる側面指しているのである。」

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機能主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/12 08:42 UTC 版)

心の哲学」の記事における「機能主義」の解説

詳細は「機能主義 (心の哲学)」を参照 心の哲学における機能主義は、同一説不十分さに対してヒラリー・パトナムジェリー・フォーダーによって定式化された。パトナムやフォーダーは、心の状態を、経験主義的な心の計算理論観点からとらえる。ほとんど同じか少し遅れてD.M.アームストロング英語版)とデイヴィド・ルイスは、素心理学心の概念どのような機能果たしているかを分析する機能主義の一種定式化した。最後にウィトゲンシュタインの「(語の)意味とはその用法である」というアイデア由来するが、ウィルフリド・セラーズギルバート・ハーマンによってかなり発展した意味の理論としての機能主義の一種登場した。 これらさまざまなタイプの機能主義に共通するのは、心的状態は他の心的状態・感覚的インプット行動的アウトプットとの因果関係によって特徴づけられる、というテーゼである。つまり、機能主義は心的状態が物理的にどう実現しているかを心的でない機能的な性質使って特徴づけそうすることでそうした実現のされ方の細部取り除いた抽象化を行うのである。たとえば、肝臓は、科学的には、血液ろ過一定の化学的なバランスを保つという機能的な役割によって特徴づけられる。この観点からすると肝臓有機的な組織であろうプラスチックナノチューブであろうシリコンチップであろう関係ないというのも肝臓が果たす役割や他の臓器との関係こそが肝臓定義するからである。

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機能主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/08 08:20 UTC 版)

ジェリー・フォーダー」の記事における「機能主義」の解説

1960年代の間、ドナルド・デイヴィッドソンヒラリー・パトナム、そしてフォーダーといった様々な哲学者が、世界は「物理学普遍性」を破らないという唯物論者考え方執着する一方で心的因果関係いわゆる民俗心理学」の説明上の効能を保つ方法発展させるという難題解決しようとしてきた。まず、彼らの主張するところは、心の哲学においてかつて支配的だった立場行動主義類別確認理論放棄することである。論理的行動主義に伴う問題は、特に行動一つ心的な出来事/原因結果ではなくむしろひと連なり出来事/原因結果だと考えた場合に、行動主義精神状態の「間の」因果関係説明できず、しかもそういった因果関係心理学的に説明する上で本質的であると思われることである。一方で類別確認理論根本的に異な物理学体系が全く同じ精神状態中に見出されるという事実を説明できない深く人間中心的で(どうして人類宇宙唯一の知的損座だということがあるだろうか)ある場合除けば同一説は、神経科学においてヒトの脳それぞれ互いに異なっているという証拠集めるのに失敗するこのゆえに異な物理学体系において一般に精神状態言及できないことによってそれ自体異なる種の間だけではなく同種別個体間でも証明される。 フォーダーによれば、こういった問題解決は、機能主義、いわば二元論及び還元主義失敗克服するために作られた[誰によって?]仮説に見いだされるという。ここで詳細に述べなければ、この考え重要なものは精神状態存在せしめる物理的基盤ではなく精神状態機能ということである。この立場は心の多重実現可能性という原理基づいて生まれた。この立場によると、例えば、私とコンピュータは全く異な物質的材料(右図参照)からできているにもかかわらず同一機能的状態を事例挙げて裏付ける(「理解する」)ことができる。このことによって機能主義は「トークン唯物論」の一形態だと分類される

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