架空の武器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/24 14:18 UTC 版)
架空の武器(かくうのぶき)は、主に神話・伝説や文学作品、あるいは小説・漫画・演劇・映画・テレビドラマ・アニメ・コンピュータゲームなどのフィクションに登場する武器のことを指す。登場はフィクションが先だが、現実に実用化されて実際の戦争に使用されたものは含まない。
- ^ 渡邉 2019, p. 239.
- ^ 渡邉 2019, p. 240.
- ^ Trachsler & 渡邉 2017, p. 104.
- ^ 『フロールヴ・クラキのサガ』『コルマクのサガ』『ラックス谷の人々のサガ』などに登場する。
- ^ 『スノッリのエッダ』の『詩語法』に登場する。
- ^ 『ヘルヴォルとヘイズレク王のサガ』に登場する。
- ^ “The Old Norse World :: dragvandill (noun m.) ‘°of a sword)’”. Skaldic Poetry of the Scandinavian Middle Ages. 2023年3月7日閲覧。; “dragvandill sb. m. (ONP)”. Dictionary of Old Norse Prose. コペンハーゲン大学. 2023年3月7日閲覧。
- ^ 『エギルのサガ』や『雄鮭のケティルのサガ』に登場する。
- ^ 『シズレクのサガ』第389章。heimskringla.no
- ^ 参考:“Adelring - Lost & Found Chest from the Fantastical World” (英語). 2023年5月13日閲覧。; “固有名編 - Lost & Found Chest from the Fantastical World / 幻想アイテムの拾遺匣”. 2023年5月23日閲覧。
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- ^ 参考: “ジャンヌ・ダルクの愛剣「フィエルボワの剣」を求めて - Call of History ー歴史の呼び声ー”. 2023年3月7日閲覧。 - 参考文献のリストなどが掲載されている。
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架空の武器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 20:57 UTC 版)
概説で解説したように、H.G.ウェルズの小説に登場して以降、20世紀前半のパルプ・マガジンやアメリカンコミックなどに掲載された、サイエンスフィクションなどのフィクション(架空の物語)の作品にはしばしば登場してきた武器である。 可視光線やレーザー光線などを発し、人に対する殺傷力を持つものとして描かれる。作品によってはレーザーを用いることから「レーザーガン」とも呼ばれる。熱線銃と呼ぶこともある。 『スタートレック』シリーズのフェイザーでは、テレビ受像機のリモコンを連想させるようなものも想定され、携帯サイズで光を一定方向に発するものとして描かれた。 『スターウォーズ』では、ストームトルーパーがブラスターという名の、何らかのビームを発射する銃を制式装備している。 『ドラえもん』では、ひみつ道具に「光線じゅう」が存在するが、あまり登場しない。 なお、電子を発射するものは光線銃ではなく「電子銃」と呼ばれる。ただしフィクションでは、光線銃、電子銃、プラズマガン、その他のビーム兵器の間に明確な区別がされないことも多い。「光線」を発射する銃ではないが、人間が携帯できるサイズの荷電粒子砲のことも光線銃と呼ぶこともある。SF系の漫画・アニメ作品でも以前は未来的な兵器として多数登場した。
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架空の武器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 14:12 UTC 版)
武器は神話や英雄譚に欠かせない道具として物語に色を添える存在である。また実際の武器が誤解や歴史的偶然によって伝説を生む場合がある。現在も戦闘を主軸とする漫画や小説に欠かせないアイテムとして様々な武器が生み出されている。 超自然的な武器 神話や民間伝承に登場し神や英雄によって使用される武器のほとんどは超自然的な能力を秘めている。「必ず命中する」、「投げつけても戻ってくる」といった武器そのものの性質を強化する武器や、「持ち主は傷つかない」、「持っていれば必ず戦争に勝つ」のような事象そのものを操る力を備えることが散見される。特に自然神がもつ武器はその神性を現したものが多く、特殊な金属や自然の力そのものを鍛えた武器すらある。海の神ポセイドンの三つ又の槍(トライデント)、雷神トールのミョルニルなどが有名である。また杖としてアスクレピオスの杖などと、ある特定の象徴として用いられることがある。 現代に創作される作品にも超自然的な武器は登場して重要な役割を果たしている。ストームブリンガーが登場するエターナル・チャンピオンシリーズなどが有名である。魔法だけにとどまらず科学を組み合わせ、魔力を発射する銃が登場する作品も存在する。 誇張された武器 日本刀やダマスカス刀の切れ味は「鉄を容易に断つ」と誇張された伝説を生んでいる。日本では村正が妖刀として知られ、幕末期に倒幕派の志士が好んで求めた。これらは実際の武器が伝説化した例である。実際には切れ味が劣化しやすく、長持ちしないというのが実情である(固い物と打ち合えば刃こぼれは確実で、最悪の場合は刀身が折れてしまう)。 三国志で関羽が使用する青龍偃月刀(大刀の一種)や張飛が使用する蛇矛は、三国志の時代にはまだ存在していない後世の武器であり、架空の武器の一種とも言える。伝説というほどではないが、フィクションにおける武器の描写は実際よりも誇張が行われることが多く、例えば時代劇の殺陣で軽々とふりまわされる日本刀や、西部劇で被弾により人間が吹き飛ぶ様などは、演出として実際とはかけ離れた描写をされている。 道具の能力を誇張し武器として扱うケースもある。インディ・ジョーンズ シリーズでの活躍で知られる鞭はその代表格と言える。ロールプレイングゲームでも鞭が武器として登場する作品があるが、実際の紐状の鞭は本格的な戦闘に耐えられるような代物ではない。その他では、ヨーヨー、カード、ワイヤ、独楽などがそのイメージから武器として使用される。 SF作品の武器 SFにおいては化学エネルギーを用いたものが多い。実際に理論自体は確立している武器もあり、それらは技術的な新発見があればすぐにも実用化される可能性がある。熱線を放射するヒートガンやブラスター、レーザー銃、熱に加え、物理的なエネルギーを発射するプラズマ砲。それとは逆の冷凍銃、電磁誘導を利用したレールガンやコイルガン、荷電粒子を射出する荷電粒子砲。超小型の針をばらまく短針銃など。他に重力、音波、磁力、核、空気など様々である。エネルギー刃をつくりだすライトセーバーなどもある。
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