成層圏とは? わかりやすく解説

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せいそう‐けん【成層圏】

読み方:せいそうけん

大気圏区分の一。対流圏の上中間圏との間にある、高さ約1050キロ大気層下層気温はほぼ一定セ氏零下55度、上層高くなるほど気温上がり上限零度程度となる。オゾン層がある。

海洋で、一般に深さ500メートル以下の水温塩分濃度変化しない層。


成層圏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/22 03:44 UTC 版)

成層圏(せいそうけん、: stratosphere) は、地球大気の層の一つ。


  1. ^ a b c 超高層大気 理科年表オフィシャルサイト
  2. ^ Ohring, George (1964-01-01). “a most surprising discovery”. Bulletin of the American Meteorological Society 45 (1): 12-14. doi:10.1175/1520-0477-45.1.12. ISSN 0003-0007. https://doi.org/10.1175/1520-0477-45.1.12. 
  3. ^ a b Klaus, Hoinka (1997). “The tropopause: discovery, definition and demarcation”. Meteorologische Zeitschrift 8: 43-46. 
  4. ^ Teisserenc De Bort, Léon Philippe | Encyclopedia.com”. www.encyclopedia.com. 2020年9月20日閲覧。
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  6. ^ 気象学と気象予報の発達史: 高層気象観測の始まりと成層圏の発見(8) テスラン・ド・ボールによる発見”. 気象学と気象予報の発達史 (2019年3月2日). 2020年9月20日閲覧。
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  10. ^ 気象学と気象予報の発達史: 高層気象観測の始まりと成層圏の発見(12)成層圏発見の意義”. 気象学と気象予報の発達史 (2019年3月11日). 2020年10月18日閲覧。


「成層圏」の続きの解説一覧

成層圏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 07:49 UTC 版)

大気化学」の記事における「成層圏」の解説

成層圏には一般に存在しないが、付近冬季には氷点下90近く低温となるため、わずかな量の水蒸気でも凝結し極成層雲PSCs)を形成する。それらは硝酸の3水和物硝酸および硫酸液滴氷晶から構成されている。また極成層雲において塩化水素および亜硝酸存在すると、次の化学反応によりオゾン分解されるH C l + N O 2 + 2 O 3C l O + H N O 3 + 2 O 2 {\displaystyle {\rm {HCl}}+{\rm {NO}}_{2}+2{\rm {O}}_{3}\to {\rm {ClO}}+{\rm {HNO}}_{3}+2{\rm {O}}_{2}} なお、成層圏のオゾンオゾン層)は減少しているが、対流圏オゾン増加していることが分かっている。対流圏下層においては夏半球で高濃度となり、またアフリカ南米夏季行われる野焼きによって大量オゾン前駆物質生成されオゾン濃度上昇するオゾン分圧比は高度20~25km程度最大となる。また海洋熱帯雨林よりも都市域の方が濃度が高い。 成層圏のオゾン原始大気存在した成分ではない。1930年チャップマンにより提唱されチャップマン機構により、成層圏におけるオゾン生成過程示唆された。主に高度100km以上の成層圏で酸素分子紫外線作用することによりオゾン生成される。 O 2 + h ν → O + O {\displaystyle {\rm {O}}_{2}+h\nu \to {\rm {O}}+{\rm {O}}} O + O 2 + M → O 3 + M {\displaystyle {\rm {O}}+{\rm {O}}_{2}+{\rm {M}}\to {\rm {O}}_{3}+{\rm {M}}} O 3 + h ν → O + O 2 {\displaystyle {\rm {O_{3}}}+h\nu \to {\rm {O}}+{\rm {O}}_{2}} O + O 3 → 2 O 2 {\displaystyle {\rm {O}}+{\rm {O}}_{3}\to 2{\rm {O}}_{2}} ( h ν {\displaystyle h\nu } は紫外線を示す) しかし実際に成層圏で観測されるオゾンは、チャップマン機構により予測されるオゾン存在量よりもはるかに少ない。これは成層圏に存在する水素酸化物窒素酸化物塩素酸化物などの微量成分による触媒作用によってオゾン消滅するためであることが分かっている。

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成層圏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 06:20 UTC 版)

天王星の大気」の記事における「成層圏」の解説

成層圏は、天王星の大気中間の層であり、気温は、対流圏との境の53Kから高度に伴って徐々に増加し熱圏の底では800Kから850Kになる。成層圏の熱源は、熱い熱圏からの下向き熱伝導と、太陽からの紫外線赤外線メタン炭化水素による吸収である。メタンは冷たい対流圏界面通って成層圏に入るが、ここでの水素分子対す混合比は、飽和3分の1の約3×10-5である。気圧0.1ミリバール相当する高度では、この値は、約10-7まで低下するメタンより重い炭化水素は、気圧10から0.1ミリバール気温100Kから130Kに相当する高度160kmから320kmの比較的狭い層に存在する。成層圏でメタン次いで豊富な炭化水素は、アセチレンエタンであり、混合比は約10-7である。メチルアセチレンジアセチレン等のさらに重い炭化水素混合比は、さらに3低い約10-10である。成層圏の気温混合比は、時間緯度により異な複雑な炭化水素は成層圏の冷却寄与しており、特にアセチレンは、13.7μm波長に強い輝線を持つ。 炭化水素加え、成層圏には一酸化炭素痕跡量水蒸気二酸化炭素含まれる一酸化炭素混合比は約3×10-8で、炭化水素混合比と非常に近いが、二酸化炭素水の混合比それぞれ10-11、8×10-9である。これらの3つの化合物は、成層圏に比較均一に分布し炭化水素のような狭い層に閉じ込められることはない。 エタンアセチレンジアセチレンは、成層圏の冷たく低い部分可視光光学的深さが約0.01のもやの層を形成するそれぞれ14ミリバール2.5ミリバール0.1ミリバール相当する高度で凝縮起きる。天王星の成層圏中の炭化水素濃度は、他の木星型惑星の成層圏中の濃度よりかなり低く天王星の大気でもやよりも上の層は非常に見通し良く透明である。この枯渇は、垂直方向の弱い混合のためであり、天王星の成層圏には不透明度少なくその結果、他の木星型惑星よりも冷たくなる。もやは天王星表面不均一分布する1986年至点では、太陽側の近く集まり紫外光暗く見え部分形成した

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成層圏

出典:『Wiktionary』 (2021/12/12 03:37 UTC 版)

この単語漢字
せい
第四学年
そう
第六学年
けん
常用漢字
漢音

発音

  • (東京) ーそーけん [sèésóꜜòkèǹ] (中高型 – [3])
  • IPA(?): [se̞ːso̞ːkẽ̞ɴ]

名詞

(せいそうけん)

  1. (気象) 大気圏のうち、上空ほど温度高くなる高度10km前後から50km付近までの部分。成層圏の下部境界対流圏上部境界中間圏接する。

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