圧縮天然ガスとは? わかりやすく解説

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あっしゅく‐てんねんガス【圧縮天然ガス】


圧縮天然ガス

読み方あっしゅくてんねんがす
【英】: compressed natural gas
略語: CNG

天然ガス圧縮後、耐圧容器格納し輸送および貯蔵する方式
1970 年代より同技術利用した輸送システム検討されている。現在、CNG としてなじみが深いのは、バストラックCNG 車)の燃料であり、次世代を担う低公害石油代替エネルギーとして世界各地普及している。CNG 車での圧力はおよそ 2025 メガパスカル体積が約 1/200 ~1/250 となる。
近年天然ガス輸送には主にパイプラインLNG 方式採用している。パイプラインではおよそ 7 メガパスカル体積は約 1/70 でしかないが、陸上輸送および比較短距離海上輸送適している。一方LNG 方式液化することにより超低温取扱うことになるため大規模な設備投資が必要となるものの、体積が約 1/600 となり、海上長距離輸送適している。
これに対し、中短距離海上輸送には、海底パイプラインとともに CNG 技術適用も有効である(図)。この技術は、LNGのような陸側に大規模設備投資不要なため、LNG 方式では経済的に成り立たない中小規模ガス田を有効利用する輸送手段となりうる。海上輸送される CNG には、CNG 車燃料要求されるような品質管理は特に不要で、通常のパイプラインガスレベルの組成であれば問題はない。近年地球環境問題から油田における石油随伴ガス燃焼理に対す批判や、天然ガス市場価格高騰等を背景に、ますます注目浴びている。

参照石油天然ガスレビュー 2005 年 9 月号中小天然ガス田マネタイゼーション新展開
後藤 譲、2006 年 3 月

図 初めて検討された CNG 船概観図

圧縮天然ガス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 20:29 UTC 版)

天然ガス」の記事における「圧縮天然ガス」の解説

圧縮天然ガス(あっしゅくてんねんガスCNG)は、高い圧力圧縮され天然ガスのことである。燃焼させた時に発生する排気ガス比較良いので、自動車燃料として注目を浴びるようになった天然ガスに仮にオクタン価付ければ135になる。 詳細は「天然ガス自動車」を参照

※この「圧縮天然ガス」の解説は、「天然ガス」の解説の一部です。
「圧縮天然ガス」を含む「天然ガス」の記事については、「天然ガス」の概要を参照ください。

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