各話補足事項とは? わかりやすく解説

各話補足事項

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:18 UTC 版)

ルパン三世 (TV第2シリーズ)」の記事における「各話補足事項」の解説

第1話「ルパン三世颯爽登場」 TV第1シリーズ最終話5年後として描かれる現実経過期間は同じ)。第1シリーズ最終話からこの話までの間の各キャラクター動向簡単にだが語られている。第1シリーズ第1話の敵であった犯罪組織スコーピオン」のコミッショナー・ミスターXが再登場。そのミスターX回想という形で、第1シリーズ第1話シーン流用されている。 第3話「ヒトラーの遺産」 登場したアドルフ・ヒトラー遺産は、ヒトラー最初画家目指していたが挫折しその時コンプレックス独裁者になるきっかけとなった事実即したオチとなっている。 第4話「ネッシーの唄が聞こえる」 この回の舞台スコットランドであるため、不二子ザ・ドリフターズの「誰かさんと誰かさん」(原曲スコットランド民謡)を歌うシーンがある。 第5話「金塊の運び方教えます」 作中金塊自動車走行中の検問シーン直前会話中に一時的に次元と五右ェ門の声が途中で入れ替わってしまっているシーンがある。なお、ビデオや一部DVD等にも入れ替わったまま収録されている。HDリマスター版及びブルーレイでは修正されている。 第7話「ツタンカーメン三千年の呪い」 この回のみ、CM入りアイキャッチに「タタリじゃ〜」とルパンの声が入る。映画八つ墓村』の宣伝コピー当時流行語でもあった。また、本編ラスト砂漠ラクダ乗った不二子ルパンシーンは、こちらも当時話題になった研ナオコ出演生理用品CMパロディであり、セリフもほぼ同じである。 また、ルパン作品としては珍しく銭形警部終始トレードマーク1つであるコート着用していない。 第15話「名探偵空をゆく」 アイキャッチまでの間、銭形警部除いたメインキャラクターが全く登場していない(4人が全員誰か変装していたため)。 第19話「十年金庫は破れるか」 当時流行っていたテレビゲーム任天堂の『テレビゲーム15』が登場また、ルパン当時主流だったサウナであるロウリュ入っている描写がある。 第20話「追い詰められたルパン」 ハトラー総統放送1年前にヒットした海援隊の「あんたが大将」のレコード聴いて風船地球儀弄ぶシーンがある(これは映画チャップリンの独裁者』がモデルとなっている)。 第66話「射殺命令!!」 ビューティー所有する.44口径コルト・パイソンは、現実世界では試作品止まり製品化はされていない銃である。次元曰く「”1966年製”でワルサーP38とは(技術的に32年分の差がある」とのことだが、一般的にパイソン」の名を冠するものは1955年モデルのもので1966年製のものは「ダイアモンドバック」の名を冠する廉価版である。 次元が「ダムダム弾1929年ベルサイユ条約使用禁止になった」と語っているが、これは大きな誤りである。ベルサイユ条約調印された年は1919年であり、ダムダム弾使用禁止となったのは、1899年第1回ハーグ国際平和会議及び1907年第2回会議によってである(ハーグ陸戦条約参照)。ただし、ハーグ陸戦条約23条によるダムダム弾拡張弾)の使用禁止軍隊において使用禁ずるもので、警察での使用禁じられておらず、貫通による二次被害避け目的等ホローポイント弾等と同種の弾が使用されている。 第73話「花も嵐も泥棒レース」 日本テレビ局アナ時代徳光和夫本人役出演している。最後泥棒オリンピックゴール地点破壊されるシーンで、逃げ惑う人々中に右往左往している『天才バカボン』バカボンのパパ紛れ込んでいる。 第74話「恐怖のカメレオン人間」 当時流行していたピンク・レディーの「カメレオン・アーミー」をモチーフとした作品前半では前奏間奏エンディング一部が、後半では1コーラスが歌入り使用されている。 第78話「ロボットの瞳にダイヤが光る」、第106話「君はネコ僕はカツオ節」、第117話「チューインガム変装作戦」、第128話「老婆とルパンの泥棒合戦」 すべて浦沢義雄脚本青木悠三絵コンテであるとともに、どれもニューヨーク・ブロードウェイが舞台となっていることから、別名「ブロードウェイ・シリーズ」とも呼ばれる第82話「とっつあん人質救出作戦」 ルパン一味テロリスト戦闘シーンで、第1~26回目オープニングテーマルパン三世'78」がBGM使用された。 第93話「万里の長城インベーダー作戦」 当時『スペースインベーダー』流行っていたため、インベーダー砲台もどきの戦車登場また、当時中国文化大革命終わった直後で、それにちなんエピソード登場する第100話「名画強奪ウルトラ作戦」 番組放送100記念企画で、一般から公募したオリジナルストーリー5000編以上の作品から選ばれた4編が、脚本家潤色経て100話から4話放送された。 第101話「ベルサイユは愛に燃えた」 ルパンが『ベルサイユのばら』のオスカル共演するという、公募作品ならではの珍しい話である。一部資料で、オスカル声優ベルばら本編と同じ田島令子担当したという誤記があるが、実際に担当したのは二木てるみである。 第104話「もっとも危険な黄金ベッド」 酸と塩基中和させるために「ナトリウム」を使用するという筋書きであるが、化学的には「水酸化ナトリウム」である。銭形警部本名本人差し出名刺で「銭形幸一」と確認できるシーンがある。 第143話「マイアミ銀行襲撃記念日」、第151話「ルパン逮捕ハイウェイ作戦」、第152話「次元と帽子と拳銃と」、第153話「神様のくれた札束」 いずれもテレコム担当した回である。第143以前テレコム担当した回は複数存在するが、作画監督北原などの手により本シリーズ標準的なキャラクターデザイン修正されていた。しかし、テレコム担当回は本シリーズ標準キャラクターデザイン尊重しない作画続いた為、北原作画修正を第143話から放棄したこの為、これ以降テレコム担当した回は”修正前のオリジナル作画”となり、『カリオストロの城』に近いキャラクターデザインとなっている。 第145話「死の翼アルバトロス」 本シリーズ宮崎駿が「照樹務名義脚本・演出務めた2作品のうちの1作。物語後半宮崎駿監督した『未来少年コナン』彷彿とさせる場面がある。また、テレコム担当回でもある。 第154話「ヘクサゴンの大いなる遺産」 シナリオ段階では前後編最終話になる予定だった。しかし『カリオストロの城スタッフの手空き埋め目的テレコムに第155話を発注した皺寄せ受けて1話完結変更された。 第155話「さらば愛しきルパンよ」 本シリーズ最終回にして、本シリーズ宮崎駿が「照樹務名義脚本・演出務めた2作品のうちの1作。また、テレコム担当回でもある。1981年放送当時1980年である為、”近未来となっている)の東京舞台とし、物語前半市街地戦後半は敵との直接対決となっており、劇場版カリオストロの城』や本話のヒロイン担当した声優後年宮崎駿監督する『風の谷のナウシカ』ナウシカ役として出演する島本須美であったり、宮崎駿監督した劇場アニメ『天空の城ラピュタ』登場するロボット兵が本作にて初登場しており、『ナウシカ』『ラピュタ』の原型となる特色が強い。ラピュタ公開本作放送6年後の1986年であり、ラピュタ制作するにあたり宮崎は、ラピュタに”ルパンキャラクター”であるロボット兵登場させたことについて「心残りがあり、もう一度使ってみた」と語っている。また、本シリーズ放送期間中は丁度、警視庁本庁舎建て替え工事実施されていた期間と重なり本シリーズ警視庁庁舎登場する際は1931年昭和6年)に竣工した旧庁舎描かれていたが、本話は本シリーズ唯一1980年6月竣工した建て替え後の現在の警視庁本庁舎登場している。

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