パッシブ方式
パッシブ方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 00:31 UTC 版)
.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}} PVS-2(第1世代) JGVS-V3(第2世代) アメリカ軍のPVS-14(第3世代)を試着した陸上自衛隊の幹部候補生 1960年代には、光電子増倍管の進歩に伴い、自然に存在する可視光を利用して像を生成することができるようになった。星や月の光を増幅して視界を得ることから微光暗視装置(英語: Starlight scope)と通称されており、ベトナム戦争から実戦投入が始まった。第0世代(=アクティブ近赤外線式)と違って赤外線投光機が不要であるので、被発見性が著しく低減された一方、構造物や洞窟の中など完全な暗闇では使用できず、気象に左右されるという欠点がある。 性能と特性に応じて、下記のように世代区分される。 第1世代 ダイノード型光電子増倍管による可視光増幅方式を採用しており、分光感度特性はS-20型、光増幅率は1,000倍程度であるため、月の光程度の明るさが必要となる。有効視認距離はおおむね100メートル前後であった。AN/PVS-2 NSPU/1PN34 第2世代 マイクロチャンネルプレート(MCP)型光電子増倍管による可視光増幅方式を採用しており、分光感度特性はS-25型、光増幅率は20,000倍程度まで向上しており、有効視認距離は星の光で1,500メートル、月の光で2,700メートルとされている。ただし、高速の移動目標に対する結像能力に問題があり、戦車などの照準用としては不適であった。AN/PVS-4 AN/PVS-5 ※PVS-5Dは第3世代相当 微光暗視眼鏡 JGVS-V3 75式照準用微光暗視装置II型 (B) 第3世代 第2世代と同様、MCP型光電子増倍管による可視光増幅方式を採用している。ただし、S-25型光電子増倍管にかえてヒ化ガリウム(GaAs)素子を採用することによって、検知可能な帯域が近赤外領域まで拡大しているほか、イオンバリア・フィルムにより被覆することで、より感度を向上させ、ノイズを削減している。光増幅率は30,000-50,000倍に向上し、有効視認距離も25%増加したとされている。また、通常の可視光増幅方式に加え、パッシブ遠赤外線方式を併用する機種も出現している。 なお、高性能であることから、第3世代暗視装置の多くは生産国による輸出入規制が適用されており、使用者は官公庁に限られる。AN/AVS-6 ANVIS 個人暗視眼鏡 JAVN-V6 AN/PVS-7 AN/PVS-14 ※片眼式 個人用暗視装置 JGVS-V8 AN/PVS-15 GPNVG-18 ※四眼式 AN/PSQ-20 パッシブ遠赤外線方式(サーマルイメージ)併用。 PN16K / PN21K
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パッシブ方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 10:15 UTC 版)
アクティブ方式のように赤外線などを用いず、レンズを通過した光を利用して測距を行う方式。主に一眼レフカメラで使われる位相差検出方式や、コンパクトデジタルカメラで使われるコントラスト検出方式、フィルム式コンパクトカメラで用いられていたパッシブ外光方式などがある。これらの複数の方式を併用した製品もある(ハイブリッド方式)。 アクティブ方式が苦手とする遠距離へのピントも合わせられるが、暗い場所や、コントラストが低いものにピントを合わせるのを苦手とする。暗い場所でのピント合わせを補助するために、照明(補助光)を内蔵しているカメラが多い。
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パッシブ方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 05:30 UTC 版)
パッシブ・レーダー・ホーミング(英語: Passive Radar Homing, PRH)は、目標自体が発する電波を捉え、その方向へミサイルを誘導する方式である。主として対レーダーミサイルで使用されている。 初期のものは、事前の偵察によって得た情報を元に、目標となるレーダーの周波数に合わせてその周波数だけを拾うシーカーに付け替えて出撃していた。これは、敵の対空ミサイルが偵察情報と違うミサイルで電波も違うものだった場合に、空中でシーカーを交換できず攻撃できないなどの問題があった。 1979年に開発されたAGM-88 HARMは、ミサイルに多種にわたる敵のレーダー波のパターンを記憶させている。母機が飛行中に逆探知した敵のレーダー波から敵レーダーの種類を特定してミサイルに伝えると、飛行中にミサイルシーカーがそのレーダー波だけを拾うように変更できる。 これによってパッシブ・レーダー・ホーミング誘導装置は運用の柔軟性を増したが、事前に目標のレーダーが発するレーダー波の種類をデータベース化してミサイルに記憶させておく必要がある。そのため、近年のSEADには事前の電子偵察が不可欠である。 代表的機種としては、アメリカのAGM-88 HARMのほか、イギリスのALARM、ロシアのKh-31Pがある。RIM-116 RAMは対レーダーミサイルではないが、目標となる対艦ミサイルの発するレーダー波を捉えるために中間誘導にパッシブ・レーダー・ホーミングを取り入れている。また亜種として、空中のレーダーサイトであるAWACSやAEWを狙う対AWACSミサイル(KS-172(英語版)など)もパッシブ・レーダー・ホーミング誘導装置を搭載したミサイルの一種である。
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