セドリック
イギリスの女流作家フランシス-E.バーネット女史の作品「小公子」に登場する主人公の少年の名前。明朗、健康、美しさをシンボライズしたもの。初代は1960年3月発表、4月発売。
当時の5ナンバー枠に収まるフォーマットで製造、エンジンは1.5L、全長4410mm、全幅1680mm、定員6名だった。縦4灯のヘッドランプからタテ目のセドとして親しまれた。型式名30で、デラックスの東京店頭渡し価格は101万5000円。10月にはホイールベースと全長を100mm延ばし、1.9L・88psエンジンを積んだカスタム追加。62年4月にはエステートワゴン新設定。10月のマイナーチェンジで縦目が横4つ目ランプに変わった。63年2月、6気筒2.8Lエンジン搭載のスペシャルという、戦後初の国産大型車を138万円でリリースした。
65年10月、フルモデルチェンジ。2代目は、スタイリングをイタリアのピニンファリナに依頼したことで注目を浴びた。全モデルが小型車枠サイズになり、エンジンも6気筒、4気筒の2Lに統一した。68年9月、新ボディ、レザートップ付きのスペシャル6というモデルがでた。
71年2月、セドリックとグロリアを統合、230の型式名で3代目(グロリアとしては4代目)に発展した。両車はフロントグリルとテールのデザインで差別化をはかっていた。2ドアハードトップ、4ドアハードトップが、この時代に初登場した。
4代目330型が世に出たのは75年6月。リヤフェンダー直前でウエストラインが大きくキックアップするスタイルに特色があった。
79年6月、430型がデビューした。5代目となるこのクルマは直線的なスタイルに変わり、10月には日本初のガソリン・ターボエンジン(2L)を追加した。セダンと4ドアハードトップがチョイスできた。
83年6月のフルモデルチェンジで6代目となった。日本の乗用車で初のOHC・V型6気筒エンジン(ガソリン)を採用した。型式名はY30。このときからYが付くようになったが、V6を正面から見たときの形からきていた。
7代目へのモデルチェンジは87年6月。Y31型と呼んだ。旧型に比べやや丸みを加えたスタイルとなり、4ドアハードトップにもリヤクォーターウインドウがあった。
91年6月、4ドアハードトップをフルモデルチェンジ。リヤクォーターウインドウは、ハードトップからもセダンからも消えた。このときセダンとワゴンはY31型のマイナーチェンジというかたちで継続した。ハードトップの型式名はY32に。8代目。
Y33と呼ぶ新型にフルモデルチェンジしたのは、95年6月、9代目。このときも4ドアハードトップだけの設定で、上級ドライバーズ・サルーンとしての走りへの指向が明らかだった。V6・3L・DOHCターボの最高出力は270psに達した。ほかに、V6・3LのSOHCとDOHC、直6・2.8Lディーゼルをラインアップ。セダンとワゴンはY31型の変更で続投。
99年6月、10代目に進んだ。相変わらずハードトップだけの設定だった。エンジンはV6の直噴タイプが3Lと2.5Lの2種、そしてV6・3Lと直6・2.5Lの計4機種。駆動方式は2WDが主力で、直6エンジンのみ4WDの設定があった。4か月後、まったく新しい無断変速機エクストロイドCVT搭載車を発売した。このCVT実用化は世界初。2000年6月、ラグジュアリー装備のプレミアムリミテッドをラインアップ。10月にはアイボリー色本革シートと安全装備を充実したアイボリーレザーパッケージ(4WD車は除く)を追加した。
2001年12月、マイナーチェンジ、兄弟車グロリアとの差別化をより明確にした。新フロントグリル、ワイド感を強調した新バンパーグリルの採用。インテリアではエクリュ内装の設定、木目調本革コンビステアリングの標準装備など。また、安全性向上策として新たにSRSカーテンエアバッグシステムを採用した。エンジンは2WD車が2.5L、3L、同ターボエンジン搭載の3種、4WD車は3Lターボエンジン1種。ミッションは2WDモデルの3Lターボエンジン搭載車だけがエクストロイドCVT、ほかはE-ATxとの組み合わせ。
セダンは、87年にモデルチェンジしたY31型のマイナーチェンジ版を販売していたが、99年8月にゾーンボディに変更、ディーゼルをRD28E型に換装した。なお、併売していたグロリア・セダンはこの時点でセドリック・セダンに統合し、VG20EとVG30E、RD28E型エンジン搭載車を販売していたが、2002年6月に一般向けモデルは廃止、エンジンも2L・LPGだけに変更した。
セドリック
セドリック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/12 15:22 UTC 版)
セドリック(Cedric, 仏: Cédric)は、イングランド起源の男性名。ウェセックス王国の王チェルディッチの名が訛化したもの。Cedrick の表記もある。
- 1 セドリックとは
- 2 セドリックの概要
セドリック
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フィッツラルド派の高利貸し。
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セドリック(Cedric)
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「ポストマン・パット」の記事における「セドリック(Cedric)」の解説
トンプソン家で飼われている伝書鳩。パットとティムズ牧師が教会の倉庫に閉じ込められた際にはそのことを皆に知らせ、大活躍を果たした。
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セドリック
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クリスの幼馴染であり、少年合唱団に所属している。クリスはセドリックのボーイソプラノの歌声が好きで「天使の歌声」と呼んでいる。
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セドリック
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「エルヴァンディアストーリー」の記事における「セドリック」の解説
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セドリック
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メンカナリン聖教団の魔銃士。物語開始時の年齢は14。伝説の魔導師ベリゼルの末裔であるアリルシャー一族の血を引いている。メンカナリンが擁する修練院「月読みの丘」で育てられたが、物語開始時から半年前、兄のように慕っていたオリヴァントの言葉に動揺し魔法を暴走させ、月読みの丘があった満月都市イボリットを10万人の市民と共に消滅させた。
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セドリック(Cedric)
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「テラプレーン (小説)」の記事における「セドリック(Cedric)」の解説
何でも屋。ドクの友人。パスポートの偽造やナンバープレートの交換なども手がけ、ルーサーたちを助ける。
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