サンクルスの島民
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 21:40 UTC 版)
人間はリューク、キッチェの2人だけで、後はテラから捨てられた生物兵器(2006年以降では「生物実験」に変更)の失敗作である。マリアに関しては1998年掲載の『ボンボン』本誌の特集記事では人間とされていたが、本編中では確認できず。 リューク 島のボスを務める少年。ボスとしてはやや問題のある性格だが、不思議と人を惹きつける魅力があり、サンクルスの島民たちを取りまとめている。「大地に生まれた事を忘れない」為に常に裸足。首からは「継承のカギ」を提げている。必殺技は静電気の貯まりやすい体質を生かした「海斬剣(かいざんけん)」(別名「きりん剣」)と、サミアドとの合体技である「雷華弾(らいかだん)」。 なお、海斬剣の名称は、習得時に巨大貝がサンクルスに襲来しており、貝を最初に斬ることで「貝斬剣」となってしまうのを避けるため、海を斬ったことに由来する。 キッチェ リュークの妹的存在。明るく元気な女の子。フルネームはキッチェ ライラ=クランベリー。両親とはテラが廃棄したウイルスにより物心つく前に死別しており、リュークと共にリューヤの元で育てられた。アレックスに一目惚れされているが、本人ははた迷惑な様子。必殺技はリューヤから習った空手技「円舞光輪脚(えんぶこうりんきゃく)」。威力は殆ど無かったり兵器の流れ弾を打ち落とす事が出来たりと一定しない。 ドーカイテイオー 頭のない白馬に顔と腕を付けたような生物兵器。リュークに恋する「自称」乙女。嫉妬心などからウソ(空気が底を突くなど)をついて、度々島中を大騒ぎにしてしまうトラブルメーカー。必殺技はリューヤから(息子のリュークを差し置いて)伝授された「ゴッドファーザーボム」。腹にボタンがありそれをはずすと体内の臓器が露出する。その中には臓器の他に会議室、開かずの間、たばこ屋など、在り得ないものが存在する。 マリア テラから逃げてきた謎の少女。物静かな性格だが、やや天然ボケ気味。実はテラの極秘研究資料で、テラの一角に名前も顔も全く同じという人物の墓が多数見つかっている。 ダイダロス 翼の生えたドーベルマンのような姿の生物兵器。マリアを連れてテラから訪れ、その後も常にマリアのそばにつき従う。高い頭脳を持ちテラの事情にも詳しいため、島の知恵袋的存在となるが、常識人ゆえにサンクルスの面々がかますボケに常にツッコむ役をも負う羽目に。率先して戦うことはめったにないが戦闘能力は持っており、翼の硬度を変化させたり刃状に変形させたりできる。 ダンボールマン ミカンの段ボール箱から手足が生えた、ロボットのような姿の生物兵器。ガンダムを製作しようとして失敗したものらしい。言葉を喋らず、プラカードに文字を書いて会話する。ダンボールゆえか表情も変化しないが、笑うときには微妙に口元が「ニヤリ…」と歪む。ハウスミカンを栽培しており、気に入った相手にはミカンをプレゼントし、逆に敵には腐ったミカンや冷凍ミカンを投げつける。マリアに惚れている。 サミアド テラから廃棄されたサボテン型生物兵器に花が咲いたとき、その中から生まれてきた子供。テラの刺客からサボテンを守り、花を咲かせてくれたリュークとキッチェを父母として慕う。語尾に「ぢゃ!」とつけてしゃべる。 最後は花がしぼむと共に消えてしまう。次に花が咲くのは100年後だが、本体であるサボテンが残っているため会話は可能。 もじもじくん 擬音の書き文字。様々な場面で色々な文字に変化して場を盛り上げる (?) 。彼らにできる一番難しい字は「麒麟」であり、リュークの海斬剣炸裂時の効果音になる際「とっておき」として披露し、「きりん剣」の別名の由来となる。 おじいちゃんとタカシくん 本名は、おじいちゃんが「鬼龍院光流(きりゅういんみつる)」、タカシくんが「鬼龍院隆司( - たかし)」。老人とその孫のような姿だがやっぱり生物兵器。 20年以内に製作されたらしく、おじいちゃんも選挙権を持っていない。 お突き様(おつきさま) 頭が月で槍を持った巫女さん風の生物兵器。必殺技は「鳳凰旋風突き」。 タイのキックボクサー 手足が生えた鯛のキックボクサー。「草喰っても鯛」というおじいちゃんがいるらしい。 半透明人間 名前の通りあまり透けていない透明人間。 マリモン マリモのような生物兵器。「もっ!」としかしゃべれない。分裂によって増え、寿命は2週間ほど。必殺技は「マリモンパンチ」(ただのパンチ)。 ティターン 崖と一体化している岩の巨人。無口で移動できないが、いい奴。兵器としては優しすぎるために失敗作とされた。2005年の読み切りではなぜか下ネタ要員になっていた。 うちわじじい うちわを持った白髪白髭の老人。喋るかわりに、うちわに書いてある文字で意思表示する。必殺技は、画鋲のついたうちわで風船を弾ませ、周囲を恐怖に落としいれること。 モップ 普段は眠っている巨大生物。年に数回だけ起きて、頭にあるプロペラを使用して上昇、口からの吸い込みによる大掃除をする。 Kゴン&Yゴン(けーごん&わいごん) 『NOA』連載当時のボンボンのマスコットキャラ「Bゴン」の着ぐるみを来た2人組。モデルは当時の編集長と担当編集者。 外科医さん サンクルス病院の外科医。「看護婦さん」らしき姿も確認できる。 中村さん リュークとアレックスのボス選挙に突如現れて当選した謎の男。フルネームは中村児雷也(なかむらじらいや)という。 どう見ても頭の薄いただの中年サラリーマンだが、その実体はモーセの如く海を割り、本気を出せば地球すら破壊しかねない危険人物。 頭髪はカツラだが、その下はまったくおなじ髪型。メガネを取ると目は3の字。郵便局員にして抜け忍、さらには地下諜報組織「ノエル・ラブ」の会長。500年前からポチョムキンとの因縁があるらしい。
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