キャンディと彼女を取り巻く人々
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「キャンディ・キャンディ」の記事における「キャンディと彼女を取り巻く人々」の解説
キャンディス・ホワイト・アードレー 声 - テレビ版・映画版共松島みのり 愛称「キャンディ」。アメリカの孤児院「ポニーの家」で育ったお転婆で天真爛漫な少女。ラガン兄妹にいじめられても、過酷な運命に遭っても、いつも前向きで強く折れない芯を持つ。名前の「ホワイト」は、拾われた時とても色白だったことから、孤児院の修道女レイン先生に名づけられた。 ウェイブのかかった赤味を帯びた金髪と緑色の瞳とそばかすがチャームポイント。「太っちょ」「そばかす」「鼻ぺちゃ」とよくからかわれるが、一方で可愛いと言われることも多い。人並み外れた運動神経の持ち主で、得意は木登りと投げ縄。また、腕っぷしも結構強い。12歳の時アードレー一族のラガン家に引き取られるが、後にアードレー本家の正式な養女となる。 6歳の頃ポニーの丘で出会った「丘の上の王子様」が初恋の人。次にその王子様にそっくりのアンソニー・ブラウンと出会い、互いに惹かれ合うが、落馬事故で亡くす。その後留学のためロンドンへ向かう船上で知り合ったテリュース・グランチェスターと相思相愛となったが、スザナのために身を引く。テリュースやアルバートと知り合ったことで、自分の道を切り開くため看護婦(現在でいう看護師)として働く道を選んだが、ニールからの横恋慕によりクビになってしまった。さらに記憶喪失になったウイリアム・アルバート・アードレ-を介護するために同居を開始するもアルバートは失踪、親友ステアの戦死とテリィとの別れなど様々な悲しい経験が重なっていく。その心の傷を癒すため、一人ポニーの丘に帰郷し、そこへバグパイプを吹いて現れた「丘の上の王子様」と意外な形での再会を果たすこととなる。 明るく正義感の強い性格、元気で奔放な振る舞いが魅力となり、男性の登場人物から思いを寄せられたり、年配者や子供から好かれる。原作ではアニーとパティ以外の同年代の女性登場人物からは、孤児という出自や規律より情を重んじる気質が原因となり、煙たがられたり嫌われることが多い(アードレー家のメイドたちや聖ポール学園のクラスメイト、メリージェーン看護学校の同僚看護婦など)。 アニメ版では、ラガン家では同年代のメイドのドロシーと友達になりアードレー家の養女になった時も彼女が世話係に任命される。看護学校でも最後はフラニー以外の同僚看護婦と仲良くなる設定に。さらにスザナのライバルのカレン・クライスと看護婦と患者の関係になり、ニールがキャンディのチケットを破ったおかげで劇場にはいれなくなったのをカレンに助けてもらったりするなど、原作と比べ同性との関係が向上している。 クリン 声 - SE キャンディが幼い頃から可愛がっている白いアライグマ。アニメのみ登場。 ウイリアム・アルバート・アードレ-大総長 声 - 井上真樹夫 「アルバート」を名乗りキャンディを影から支えたナイトのような青年。普段は束縛を嫌い、動物達と共に放浪の旅を続ける自由人。アンソニーの死やメキシコに売られそうになった時などの要所でキャンディを支え見守り続けてきた。戦争中に事故で記憶喪失となり、偶然キャンディの勤める病院に運ばれたため、彼女が世話をしつつ、一緒に暮らした時期がある。記憶を取り戻してからはキャンディに黙って行方をくらました。 その正体は、アードレー一族の総長「ウィリアム・アルバート・アードレー」。かつて「ウイリアム大おじさま」と呼ばれ、その若さ故にエルロイ・アードレーに総長の任を委ねて身分を隠さなければならなかったため、まだ幼かったキャンディやアンソニー達には本当の名前を明かせずにいた。後にアンソニーの母が自身の年の離れた姉であることも明らかに。ニールと結婚させられそうになるキャンディを守って婚約取り消しにするなど、最後までキャンディの善き理解者として貢献する。アニメ版では、物語終盤で再びポニーの丘に帰郷したキャンディのもとに民族衣装でバグパイプを吹いて登場。その際にキャンディが6歳の時ポニーの丘で出会った初恋の人=「丘の上の王子様」であることを明かした。原作では普通の服装でポニーの丘に現れ、キャンディと初めて会った時のセリフを言ったことで、キャンディはアルバートが「丘の上の王子様」だと気付く。 プッペ 声 - SE アルバートが飼っているスカンク。 ジョルジュ 声 - 戸谷公次 ウィリアムに仕える使用人。ウィリアムに忠実で、その正体が明かされないようにキャンディ達への影のフォローに徹底した。 小説の後日談によれば、少年時代は不遇な運命を背負う不良少年の孤児であったという(その際に先代のウィリアム大おじ様に雇われた)。 アンソニー・ブラウン 声 - テレビ版 井上和彦、1992年映画版は堀川亮 ブラウン氏とアードレー家の娘ローズマリー(アルバートの歳の離れた姉)の長男。母ローズマリーの死後、海外での仕事の多いブラウン氏に妻の実家であるアードレー家に預けられ成長した。「丘の上の王子様」そっくりの金髪で深い青い瞳の持ち主。祖母にあたるエルロイも、アンソニーを目に入れても痛くないほど可愛がっていたとの描写がある。ローズマリーも我が子をさして「天使を授かった」と実弟アルバートに自慢していたほど。 キャンディがラガン家に引き取られた時に出会い、互いに惹かれ合う。バラの品種改良が趣味で、乗馬を好み、アニメ版のオリジナルエピソードではロデオ大会で優勝した経験がある。 おとなしい性格だが、芯はしっかりしている。キャンディがアードレー家の養女として迎えられた記念に行われたきつね狩りの際に、事故により落馬、命を落とす。アニメでは24話という早い段階で死んでしまうが、その後も回想シーンで度々登場する。 テリュース・G・グランチェスター 声 - 富山敬 愛称「テリィ」。キャンディの実質上の恋人。父はイギリスで一・二を争う名門家族グランチェスター家の出、母はブロードウェーの人気女優。両親いずれからも愛されていないと思って育ち、暗い影を持つ。学院では不良として振舞い、よく学園を抜け出して街をふらついており、街で喧嘩をしていたときにアルバートに助けられ、知り合いになる。出会った当初、キャンディからはその非道ぶりを拒絶されていたが、ニールとその仲間にいじめられていたキャンディを助け、ニール達を追い払ったことから、互いの親交が深まり、お互いに好意をよせる。自分が相手にされないイライザの嫉妬心による策略のせいでキャンディが退学処分になりかけたところを庇い、学院を自主退学。その後自分の生きる道を求めアメリカへ渡り、役者になる。素質を認められつつあった頃、自分をかばったスザナの事故により責任を感じ、キャンディと別れてスザナの元に残る。その後キャンディを忘れられず自暴自棄になったが、たまたまステージに立っていた田舎の劇場で、幻のように現れたキャンディの姿を見て(実際キャンディはその場にいたが、テリィは幻だと思い込んでいる)、自らの取るべき道を再発見し、ブロードウェーに戻る。終盤では役者業としての復帰成功を修めたことが新聞で明かされる。 アリステア・コーンウェル・アードレー 声 - テレビ版 肝付兼太、1992年映画版は小野坂昌也 愛称「ステア」。アードレー一族のコーンウェル家の長男。眼鏡をかけているが、外すと美形。発明が大好きで、多くのユニークな作品を作るが、ほとんど失敗作ばかり。そのため、いつも弟のアーチーに呆れられている。空への憧れが強く飛行機を作って乗ることが夢。キャンディに惹かれるが、遠くで見つめているのが一番だと冷静に判断し、後にパティと強い絆で結ばれる。自分の母国が戦争に関わらず粋がっている状況に憤慨して志願兵になり、第一次世界大戦に参加することを決意。テリュースに会うためニューヨークへ向かうキャンディに、オルゴール「キャンディが幸せになり器」をプレゼントし、そのまま誰にも告げずに戦争に赴いた。これが、キャンディとステアが2人きりで親密に話した最初で最後の時だった。後に戦死した友人ドミール・ロアン少尉の敵討ちを胸に出撃するが、騎士道精神を重んじる優しさを逆手に取られて自身が撃墜され、命を落とす。彼の死は恋人パティや弟のアーチーの他、多くの人々を悲しませた。その後、彼の作ったオルゴールは今まで作ったガラクタの中で初めて完全に上手く作られていたことが判明した(原作では、特にそのような記述はない)。 結果的に若死にするが、のん気で物にこだわらない性格を弟アーチーに「兄貴長生きするぜ」と呆れられた(原作)。 小説版の後日談では、戦時中も珍発明に努めて戦友達を呆れさせていたらしい。また、ガンスミスをしていた事が判明した。 アーチーボルト・コーンウェル・アードレー 声 - テレビ版 三ツ矢雄二、1992年映画版は緑川光 愛称「アーチー」。アードレー一族のコーンウェル家の次男。兄のステアととても仲が良く、大変おしゃれでセンスがいい。ステアと同様キャンディに惹かれるが、聖ポール学院でテリィの部屋に間違って入った時にテリィに殴られて以降テリィを嫌い、彼女がテリィと恋仲なのを知ると猛烈な嫉妬心をあらわにした。しかしアニーが自分を思う気持ちを知ったため、アニーの想いを受け入れる。アンソニーやステアと同様ラガン兄妹を嫌っており、アードレー一族の中で、キャンディにとっては常に心強い味方である。 アニー・ブライトン 声 - テレビ版 小山まみ、1992年映画版は冬馬由美 キャンディの幼なじみで同い年。キャンディと1時間違いでポニーの家に拾われた。おとなしくて心優しく、お洒落な可愛い容姿の少女。6歳の時にお金持ちのブライトン家に引き取られた。アーチーに心を寄せる。一時、孤児院出を恥じて頑なになったが、アーチーに諭されて元の素直さを取り戻す。キャンディとパティは無二の親友。 原作では金髪、アニメでは黒髪という設定になっている。 パトリシア・オブライエン 声 - 川島千代子 愛称「パティ」。第32話から登場。キャンディがロンドンの聖ポール学院で最初に友達になったイギリス人の少女。眼鏡をかけている。気弱でおとなしい性格だが、厳しい規則ずくめの寄宿舎生活の中、内緒でカメのヒューリィを飼っていた勇気がある。五月祭のパーティでステアと意気投合し、心から彼を愛するようになる。ステアの死後、悲しさのあまり彼の後を追おうとしたが、キャンディに諭され思いとどまる。アニメ版ではステアの葬儀後、祖母と共に両親の居るフロリダに移りキャンディ達と別れる。キャンディ、アニーとは大の仲良し。
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キャンディと彼女を取り巻く人々
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キャンディス・ホワイト・アードレー 声 - テレビ版・映画版共松島みのり 愛称「キャンディ」。アメリカの孤児院「ポニーの家」で育ったお転婆で天真爛漫な少女。ラガン兄妹にいじめられても、過酷な運命に遭っても、いつも前向きで強く折れない芯を持つ。名前の「ホワイト」は、拾われた時とても色白だったことから、孤児院の修道女レイン先生に名づけられた。 ウェイブのかかった赤味を帯びた金髪と緑色の瞳とそばかすがチャームポイント。「太っちょ」「そばかす」「鼻ぺちゃ」とよくからかわれるが、一方で可愛いと言われることも多い。人並み外れた運動神経の持ち主で、得意は木登りと投げ縄。また、腕っぷしも結構強い。12歳の時アードレー一族のラガン家に引き取られるが、後にアードレー本家の正式な養女となる。 6歳の頃ポニーの丘で出会った「丘の上の王子様」が初恋の人。次にその王子様にそっくりのアンソニー・ブラウンと出会い、互いに惹かれ合うが、落馬事故で亡くす。その後留学のためロンドンへ向かう船上で知り合ったテリュース・グランチェスターと相思相愛となったが、スザナのために身を引く。テリュースやアルバートと知り合ったことで、自分の道を切り開くため看護婦(現在でいう看護師)として働く道を選んだが、ニールからの横恋慕によりクビになってしまった。さらに記憶喪失になったウイリアム・アルバート・アードレ-を介護するために同居を開始するもアルバートは失踪、親友ステアの戦死とテリィとの別れなど様々な悲しい経験が重なっていく。その心の傷を癒すため、一人ポニーの丘に帰郷し、そこへバグパイプを吹いて現れた「丘の上の王子様」と意外な形での再会を果たすこととなる。 明るく正義感の強い性格、元気で奔放な振る舞いが魅力となり、男性の登場人物から思いを寄せられたり、年配者や子供から好かれる。 アニーとパティ以外の同年代の女性登場人物からは、原作では孤児という出自や規律より情を重んじる気質が原因となり、煙たがられたり嫌われることが多い(アードレー家のメイドたちや聖ポール学園のクラスメイト、メリージェーン看護学校の同僚看護婦など)が、アニメ版では、原作と比べ同性との関係が向上し、ラガン家では同年代のメイドのドロシーと友達になりアードレー家の養女になった時も彼女が世話係に任命される。看護学校でも最後はフラニー以外の同僚看護婦と仲良くなる設定に。さらにスザナのライバルのカレン・クライスと看護婦と患者の関係になり、ニールがキャンディのチケットを破ったおかげで劇場にはいれなくなったのをカレンに助けてもらったりしている。 クリン 声 - SE キャンディが幼い頃から可愛がっている白いアライグマ。アニメのみ登場。 ウイリアム・アルバート・アードレ-大総長 声 - 井上真樹夫 「アルバート」を名乗りキャンディを影から支えたナイトのような青年。普段は束縛を嫌い、動物達と共に放浪の旅を続ける自由人。アンソニーの死やメキシコに売られそうになった時などの要所でキャンディを支え見守り続けてきた。戦争中に事故で記憶喪失となり、偶然キャンディの勤める病院に運ばれたため、彼女が世話をしつつ、一緒に暮らした時期がある。記憶を取り戻してからはキャンディに黙って行方をくらました。 その正体は、アードレー一族の総長「ウィリアム・アルバート・アードレー」。かつて「ウイリアム大おじさま」と呼ばれ、その若さ故にエルロイ・アードレーに総長の任を委ねて身分を隠さなければならなかったため、まだ幼かったキャンディやアンソニー達には本当の名前を明かせずにいた。後にアンソニーの母が自身の年の離れた姉であることも明らかに。ニールと結婚させられそうになるキャンディを守って婚約取り消しにするなど、最後までキャンディの善き理解者として貢献する。アニメ版では、物語終盤で再びポニーの丘に帰郷したキャンディのもとに民族衣装でバグパイプを吹いて登場。その際にキャンディが6歳の時ポニーの丘で出会った初恋の人=「丘の上の王子様」であることを明かした。原作では普通の服装でポニーの丘に現れ、キャンディと初めて会った時のセリフを言ったことで、キャンディはアルバートが「丘の上の王子様」だと気付く。 プッペ 声 - SE アルバートが飼っているスカンク。 ジョルジュ 声 - 戸谷公次 ウィリアムに仕える使用人。ウィリアムに忠実で、その正体が明かされないようにキャンディ達への影のフォローに徹底した。 小説の後日談によれば、少年時代は不遇な運命を背負う不良少年の孤児であったという(その際に先代のウィリアム大おじ様に雇われた)。 アンソニー・ブラウン 声 - テレビ版 井上和彦、1992年映画版は堀川亮 ブラウン氏とアードレー家の娘ローズマリー(アルバートの歳の離れた姉)の長男。母ローズマリーの死後、海外での仕事の多いブラウン氏に妻の実家であるアードレー家に預けられ成長した。「丘の上の王子様」そっくりの金髪で深い青い瞳の持ち主。大叔母にあたるエルロイも、アンソニーを目に入れても痛くないほど可愛がっていたとの描写がある。ローズマリーも我が子をさして「天使を授かった」と実弟アルバートに自慢していたほど。 キャンディがラガン家に引き取られた時に出会い、互いに惹かれ合う。バラの品種改良が趣味で、乗馬を好み、アニメ版のオリジナルエピソードではロデオ大会で優勝した経験がある。 おとなしい性格だが、芯はしっかりしている。キャンディがアードレー家の養女として迎えられた記念に行われたきつね狩りの際に、事故により落馬、命を落とす。アニメでは24話という早い段階で死んでしまうが、その後も回想シーンで度々登場する。 テリュース・G・グランチェスター 声 - 富山敬 愛称「テリィ」。キャンディの実質上の恋人。父はイギリスで一・二を争う名門家族グランチェスター家の出、母はブロードウェーの人気女優。両親いずれからも愛されていないと思って育ち、暗い影を持つ。学院では不良として振舞い、よく学園を抜け出して街をふらついており、街で喧嘩をしていたときにアルバートに助けられ、知り合いになる。出会った当初、キャンディからはその非道ぶりを拒絶されていたが、ニールとその仲間にいじめられていたキャンディを助け、ニール達を追い払ったことから、互いの親交が深まり、お互いに好意をよせる。自分が相手にされないイライザの嫉妬心による策略のせいでキャンディが退学処分になりかけたところを庇い、学院を自主退学。その後自分の生きる道を求めアメリカへ渡り、役者になる。素質を認められつつあった頃、自分をかばったスザナの事故により責任を感じ、キャンディと別れてスザナの元に残る。その後キャンディを忘れられず自暴自棄になったが、たまたまステージに立っていた田舎の劇場で、幻のように現れたキャンディの姿を見て(実際キャンディはその場にいたが、テリィは幻だと思い込んでいる)、自らの取るべき道を再発見し、ブロードウェーに戻る。終盤では役者業としての復帰成功を修めたことが新聞で明かされる。 アリステア・コーンウェル・アードレー 声 - テレビ版 肝付兼太、1992年映画版は小野坂昌也 愛称「ステア」。アードレー一族のコーンウェル家の長男。眼鏡をかけているが、外すと美形。発明が大好きで、多くのユニークな作品を作るが、ほとんど失敗作ばかり。そのため、いつも弟のアーチーに呆れられている。空への憧れが強く飛行機を作って乗ることが夢。キャンディに惹かれるが、遠くで見つめているのが一番だと冷静に判断し、後にパティと強い絆で結ばれる。自分の母国が戦争に関わらず粋がっている状況に憤慨して志願兵になり、第一次世界大戦に参加することを決意。テリュースに会うためニューヨークへ向かうキャンディに、オルゴール「キャンディが幸せになり器」をプレゼントし、そのまま誰にも告げずに戦争に赴いた。これが、キャンディとステアが2人きりで親密に話した最初で最後の時だった。後に戦死した友人ドミール・ロアン少尉の敵討ちを胸に出撃するが、騎士道精神を重んじる優しさを逆手に取られて自身が撃墜され、命を落とす。彼の死は恋人パティや弟のアーチーの他、多くの人々を悲しませた。その後、彼の作ったオルゴールは今まで作ったガラクタの中で初めて完全に上手く作られていたことが判明した(原作では、特にそのような記述はない)。 結果的に若死にするが、のん気で物にこだわらない性格を弟アーチーに「兄貴長生きするぜ」と呆れられた(原作)。 小説版の後日談では、戦時中も珍発明に努めて戦友達を呆れさせていたらしい。また、ガンスミスをしていた事が判明した。 アーチーボルト・コーンウェル・アードレー 声 - テレビ版 三ツ矢雄二、1992年映画版は緑川光 愛称「アーチー」。アードレー一族のコーンウェル家の次男。兄のステアととても仲が良く、大変おしゃれでセンスがいい。ステアと同様キャンディに惹かれるが、聖ポール学院でテリィの部屋に間違って入った時にテリィに殴られて以降テリィを嫌い、彼女がテリィと恋仲なのを知ると猛烈な嫉妬心をあらわにした。しかしアニーが自分を思う気持ちを知ったため、アニーの想いを受け入れる。アンソニーやステアと同様ラガン兄妹を嫌っており、アードレー一族の中で、キャンディにとっては常に心強い味方である。 アニー・ブライトン 声 - テレビ版 小山まみ、1992年映画版は冬馬由美 キャンディの幼なじみで同い年。キャンディと1時間違いでポニーの家に拾われた。おとなしくて心優しく、お洒落な可愛い容姿の少女。6歳の時にお金持ちのブライトン家に引き取られた。アーチーに心を寄せる。一時、孤児院出を恥じて頑なになったが、アーチーに諭されて元の素直さを取り戻す。キャンディとパティは無二の親友。 原作では金髪、アニメでは黒髪という設定になっている。 パトリシア・オブライエン 声 - 川島千代子 愛称「パティ」。第32話から登場。キャンディがロンドンの聖ポール学院で最初に友達になったイギリス人の少女。眼鏡をかけている。気弱でおとなしい性格だが、厳しい規則ずくめの寄宿舎生活の中、内緒でカメのヒューリィを飼っていた勇気がある。五月祭のパーティでステアと意気投合し、心から彼を愛するようになる。ステアの死後、悲しさのあまり彼の後を追おうとしたが、キャンディに諭され思いとどまる。アニメ版ではステアの葬儀後、祖母と共に両親の居るフロリダに移りキャンディ達と別れる。キャンディ、アニーとは大の仲良し。
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