アクロイヤー・デモンシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 10:02 UTC 版)
「ミクロマン・マグネパワーズ」の記事における「アクロイヤー・デモンシリーズ」の解説
ニューミクロマン以降の設定から、悪の異星人として登場。アクロ大帝・アンゴルモアに率いられてミクロアースを崩壊させた後は、地球支配に向けて活動を開始した。アクロイヤー側の構成員・戦力はジャイアントアクロイヤーを除き、総じて有機的な意匠を有する(アニメ版で罠として送った設定のミクロマン・キットも同様)。スタイルは旧シリーズのアクロイヤーにインスパイアされたデザインになっている。胸・両足・左手に磁石を内蔵。右手の鉄球状の部分からはBB弾を撃てる。ミクロマン同様地球の食品・飲料を飲食可能(後述のアーデンも同様)。レッド・ブルー・グリーンの3人はデモン三幹部と呼ばれ、総じて他の幹部同士とは反りが合わない。漫画版・アニメ版両方で全滅するが、アニメ版では一時的に復活し、相手の攻撃を受けた際に生じる爆発のエネルギーを利用して亜空間へテレポートし、少し過去へ飛んでから実体化することでダメージを回復する「ボンバーテレポート」や、3人の力を合わせて強固なバリヤーを張る「デモンハイパーシールド」という新技を編み出し、ジャイアントアクロイヤーを駆ってミクロマンにリベンジを挑んだ。最後は全員ディーンに交代で搭乗したアーサーたちに連続して実体化の隙を突かれて攻撃され、実体化が間に合わずに亜空間に吹き飛ばされて実体化不可能となったが、3人とも一応は生存している。漫画版では度々ゴーグルに目が描かれることがあった(アーデンも同様)。ちなみに、アニメ版ではテレポートする際のエフェクトが、三人でそれぞれ異なる。 デモン三幹部はバリエーションとして、劇場版公開時の限定販売品であるメッキ版が存在する。 デモンレッド アクロイヤーのリーダーで、地球侵略総司令官を務める。プライドが高く短気かつ凶暴な野心家で、他者の失敗を許さない。その一方、まっすぐで正々堂々とした一面も持つ。デモン三幹部中特に他の幹部を軽視しており、アーサーには強烈なライバル心を抱いている。必殺技は右手から火球を放つ「火炎アクロボール(かえんアクロボール)」で、左手からはワイヤーを射出し、残像が発生するほどの素早い動きで敵の攻撃を回避する。 アニメでは主に機械類を用いて混乱を起こす作戦を得意とする。また、玄米茶を好み、新聞の星占いのチェックは欠かさないというお茶目な一面を見せていた。乙女座らしい。コブラージからは陰で「オヤジ」呼ばわりされている。コブラージの間抜けなノリに度々キレており、声を荒らげては暴力的なツッコミを入れている。失敗が続いたためアンゴルモアに最後通告され(アンゴルモアの派遣したファイバーンおよび、アクロモンスター全種を倒されたことが止めとなった)、他の2人共々24時間のタイムリミット付きの爆破装置を取り付けられる。一旦は計略でアーサー・イザム・ウォルト・オーディーン・ドリルジョーを捕らえるが形勢逆転される。激闘の末耕平の心と共鳴したアーサーに敗れ、他の2人共々倒された。後に爆破装置を仕込まれた状態で倒されたにも関わらず、全員生きていたことが判明。前述の技・ボンバーテレポートを編み出し、ミクロマンを苦しめた。 漫画版では玩具・アニメ版と異なり卑劣な一面があり、「流血将軍(りゅうけつしょうぐん)」の異名を持つ。耕平を人質に取ってアーサーを追い詰めるも、最期はアーサーの超磁力マグネブラスト(超磁力マグネブラスターとはやや異なる漫画版オリジナル技)を受けて倒された。 デモンブルー 打倒ミクロマンの意識が強いアクロイヤーで、時折アクロイヤー全体の目的を見失うことも。必殺技は右手から冷気の弾丸を放つ「冷凍アクロボール(れいとうアクロボール)」。 アニメ版ではクールで慇懃無礼な性格。宇宙催眠術を使い、大勢の人間や無生物を意のままに操ることができる。また、地球の文化に詳しい。シェーやコマネチといった古典的ギャグも知っており、操った子供たちにそれらをさせる愛嬌も見せた(その様子はオーディーンもずっこけたほど)。最後は祐太の心と共鳴したオーディーンに敗れるが、後に生きていたことが判明。再び宇宙催眠術で人々を操っていた。 漫画版では凶暴ながら知性派で、「冷血将軍(れいけつしょうぐん)」の異名を持つ。自身の計略でアーサーを仲間から引き離し、一度は倒すことに成功している。最期は超磁力アクセレーターを装着したアーサーの超磁力マグネブラスターで倒された。 デモングリーン 強欲かつ卑劣な性格のアクロイヤーで、宝石や金品を好むナルシスト。必殺技は右手から毒液を放つ「猛毒アクロボール(もうどくアクロボール)」。 アニメ版では一人称が「あたし」(ただし、初期の一人称は「僕」)のオカマキャラで、自らの手を極力下さずに作戦を遂行する傾向がある。ジゴクピンチの作ったアクロキャットを「キュート」と言ったり、活躍ぶりを見て「ギャラは一緒にしないと気の毒ね」などといったボケをかましたりしていた。麻美の心と共鳴したイザムに倒されるも、後に復活。二度目の敗北後は亜空間にて脱出方法を思案するデモンブルーに対し「しばらくここで休暇を取った方がいいと思う」と暢気なことを言っていた。 漫画版では物静かな性格で、丁寧な口調で話す。日本以外の国で活動していた。デモンブルーのフェニックス作戦に協力するが、デモンブルーがアーサーに倒されたことを口実(フレイムいわく「デモンブルーを見捨てた」)に、アーデンフレイムによって体にアンドロイド爆弾の起爆装置を埋め込まれ、捨て駒にされる。この爆弾はデモングリーンが死ぬか時間が来れば爆発する、というもので、アーサーからは「そんな仕打ちをされてまで、死にに来たのか?」と問われるが、「たとえどんな仕打ちだろうと、せめて最後は戦って死にたい」と襲い掛かる。最期は自身へ情をかけたアーサーに対し甘さを指摘して、彼を道づれにすべく自害した。 アクロイヤー3人衆メタリックスペシャル 劇場版アニメポスターと同柄のジグソーパズルのオマケとして付属。各部がメタリックカラーで塗装されている。 デモンイエロー 小売店単位で開催されたボクロボコンテストの景品として、後述のピンク・パープルと共に限定配布された。未発売に終わったゲームボーイ版では、ボスの一人として登場が予定されていた。イエロー以下のデモンシリーズはアニメ未登場。 デモンピンク イエロー・パープルと同じく小売店単位で開催されたボクロボコンテストの景品として配布された。 デモンパープル イエロー・ピンクと同じく小売店単位で開催されたボクロボコンテストの景品として配布された。 デモンブラック おもちゃショーのプレス入場日に後述のクリアーと共に配布され、後にジャスコのキャンペーンにおいて抽選で配布された。 デモンクリアー ブラックと同じくおもちゃショーのプレス入場日に配布され、後にジャスコのキャンペーンにおいて抽選で配布された。
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