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ジャスコ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/03 12:26 UTC 版)
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ジャスコ (JUSCO) は、かつてのイオングループの主力総合スーパーブランド。日本国内では40年余りに渡ってブランドを展開していたが、2011年3月1日にサティとの統合によりイオンへ転換し[1]、国内では消滅した。
日本国外では中華人民共和国の一部でイオングループの広東吉之島天貿百貨有限公司(広東ジャスコチームストアーズ)が、マレーシアでÆON CO. (M) BHD社が、それぞれ引き続き「JUSCO」ブランドによる店舗展開を行っている[2]。
目次 |
概要
転換前日の2011年2月28日での店舗運営は、日本国内5社(イオンリテール・イオン北海道・マックスバリュ長野・イオン九州・イオン琉球(旧・琉球ジャスコ))、日本国外7社の計12社で運営を行っていた(ただし、広東吉之島天貿百貨有限公司およびÆON CO. (M) BHD社のみ「JUSCO」ブランド継続。詳細は運営会社の節を参照)。大型駐車場を備えた大規模店舗を、地方都市周辺などの郊外幹線道路沿いに出店する大元の戦略を基本としていた。店舗勤務の従業員は、地元雇用のパート社員(コミュニティー社員と呼ぶ)・学生アルバイト社員が多かった。
旧岡田屋の家訓「大黒柱に車を付けよ」そのままに、時流に合わせた店舗のスクラップアンドビルドを頻繁に行っていた。手法として2000年代以降では、イオンスーパーセンターへの業態転換、あるいは同一商圏内でも郊外にイオンスーパーセンターを開設することで旧来の中心市街地に立地していた既存店舗を閉鎖する傾向があった[3]。
ドラッグストア事業にも力をいれていたが、一部店舗では薬剤師不足のため営業時間の一部しか薬局部分の営業ができなかった。
歴史
1970年、当時はローカルスーパーマーケットチェーンの域を出なかった岡田屋(三重県四日市市)、フタギ(兵庫県姫路市)、シロ(大阪府吹田市)の3社が提携し、共同出資で共同仕入会社の「ジャスコ株式会社」を設立したことを起源とする。当初新社名を従業員から募集して「日本ユナイテッド・チェーン株式会社」が選出されたものの、その後英語訳である"Japan United Stores COmpany"の頭文字を取って日本語読みした「ジャスコ (JUSCO) 」が正式採用された。
2001年に社名をイオン株式会社に変更したが、店舗名としては継承していた。2008年8月21日にイオン株式会社が持株会社になったことで、北海道、九州・沖縄地区以外の店舗の運営をイオンリテールに継承。2010年2月21日にはマックスバリュ長野の設立に伴い、イオンリテールから長野県下の4店舗を継承した。
2010年8月27日に、持株会社であるイオン株式会社が、宣伝効率の向上とブランド力の強化のため「ジャスコ」と「サティ」の店名を2011年3月以降段階的に廃止し、「イオン」に統一する方針を決定したとの報道があった[4][5][6]。 それによれば、イオンリテール(ジャスコなど)がマイカル(サティ)・イオンマルシェ(イオン、旧:カルフール)を吸収合併して仕入れ部門と総務部門の効率化を図ること、イオンリテール(および将来的には九州・北海道の地域法人)が運営する店舗のブランド統一を行うこと、その結果向上する収益によって中国をはじめとする日本国外への進出を加速させるとされた。これについて2010年10月6日、イオン株式会社が完全子会社のイオンリテール・マイカル・イオンマルシェ3社の合併と運営する店舗のブランド統一を正式発表し[1]、その後イオン北海道・イオン九州・イオン琉球(旧・琉球ジャスコ)も相次いでブランドの統一を発表した[7][8][9]。
2011年3月1日、ジャスコとサティ、北海道のみに縮小展開されていたポスフールがイオンへ統一された。新しい店舗名は基本的に「ジャスコ札幌元町店→イオン札幌元町店」、「ジャスコレイクタウン店→イオンレイクタウン店」、「ジャスコ香椎浜店→イオン香椎浜店」、「ジャスコ那覇店→イオン那覇店」などと、ブランド名のみを変更するのがほとんどだが、サティとの店舗名重複を避ける(例:ジャスコ福岡東店→イオン福岡ルクル店[10])、"新"を取る(例:ジャスコ新小松店→イオン小松店、ジャスコ新名張店→イオン名張店)[11][12]、地名やモール名に変える(例:ジャスコカヨー店→イオン日永店、ジャスコ小川店→イオン宇城バリュー店[13]、ジャスコイオン倉敷店→イオン倉敷店)など、一部の店舗ではブランド名だけでなく、店舗名称の変更も行われた。
日本国内におけるジャスコ業態の最終出店は、2010年5月28日に開店したイオン札幌西岡ショッピングセンター内の「ジャスコ西岡店」であった。また、ジャスコからイオンへの名称変更については、店舗建替えのため閉店していた「イオンいかるが店(奈良県)」が、2010年11月26日のリニューアルオープン時に「イオン」に屋号変更したのが初めてとなった[14]。
シンボルマーク
初代シンボルマークは、当時のジャスコの社章「J」で店舗サインにも使用していた。「ジャスコ」の看板を初めて掲げた店舗となったのは1969年10月10日の焼津店(静岡県焼津市)であった[15][16]。
2代目シンボルマークは赤と緑を使用し、Jの字の先がカールしたようなデザインで、1974年に制定され同年3月29日開店の名張店(三重県名張市)で採用されて以来15年間使用された[15]。2代目マークも景観条例のある京都の店舗や塩釜店(閉店・宮城県塩竈市)では、周囲の景観に配慮して緑色一色で掲げられていた。ただし、同様な景観条例がある金沢市においては、全ての店舗で赤と緑のものがそのまま掲げられていた。1992年のグループ名変更に伴った3代目シンボルマーク変更により、2代目から3代目への看板移行が一部店舗[17]を除き素早く行われた。変更の時期に開催され、当時のジャスコグループが協賛していた国際花と緑の博覧会では、開催終了まで2代目マークが使用されていた。
3代目シンボルマークは「JUSCO」という英文名称自体をデザインしたもので、1990年11月の川口店(埼玉県川口市)の増床時に初めて店舗サインとして使用された。カラーはローズレッド一色となっている[15]。
ただし、景観条例のある洛南店(京都市南区)やもりの里店(現・杜の里店、石川県金沢市)では、周囲の景観に配慮し店舗外壁は白一色であり、「JUSCO」のシンボルも掲げられていなかった。
2000年代初頭頃以降に開店した店舗では、屋上にローズレッドの看板は設置されず、店舗玄関上のガラス張りの所に「JUSCO」と書かれている場合が多かった。その場合、屋上や壁面の一部に「ÆON」ロゴを配置していることもあった。また、大塔店(長崎県佐世保市)のように、リニューアルに伴って屋上看板を「JUSCO」から「ÆON」に置き換えたところもあった。
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- ^ a b イオン株式会社 (2010年10月6日), “当社連結子会社間の合併契約締結に関するお知らせ” (PDF), プレスリリース 2010年10月6日閲覧。
- ^ a b c d 12/29(水)「ジャスコ スーパーマーケット高徳置地広場店」開店 (PDF) - 広東吉之島天貿百貨有限公司・イオン株式会社 2010年12月28日
- ^ ただし、閉鎖された店舗の一部では、跡地にマックスバリュをオープンさせることもあった。
- ^ “さよなら「ジャスコ」「サティ」 イオンにスーパー店名統一へ”. 朝日新聞東京夕刊. (2010年8月27日)
- ^ 井出晋平 (2010年8月27日). “イオン:ジャスコ、サティを統一 店名を『イオンに』--来年3月から”. 毎日新聞東京夕刊
- ^ “イオン、中核スーパー合併 「ジャスコ」「サティ」店名も統一 海外進出急ぐ”. 読売新聞東京朝刊. (2010年8月28日)
- ^ イオン北海道株式会社 (2011年2月18日), “3月1日(火)「新生イオン」が誕生! 北海道の「ジャスコ」と「ポスフール」が『イオン』に生まれ変わります” (PDF), プレスリリース
- ^ イオン九州株式会社 (2011年1月25日), “3月1日(火)「新生イオン」誕生! 九州内のジャスコ及びサティが「イオン」に生まれ変わります” (PDF), プレスリリース 2011年1月26日閲覧。
- ^ イオン琉球株式会社 (2011年2月10日), “〜県内ジャスコ5店舗が「イオン」に生まれ変わります〜 3月1日(火)「ジャスコ」から「イオン」に店名変更のお知らせ” (PDF), プレスリリース 2011年2月17日閲覧。
- ^ 2012年1月1日に「イオン福岡店」に店名を変更。
- ^ ジャスコ新茨木店は茨木サティ(イオン茨木店)との店舗名重複を避けるため、ブランド名のみ変更する(イオン新茨木店)。同じ地域内で店舗が複数存在した場合などには、サティが別の店名に変更する場合もあった(例:旧カルフール狭山(2002年開店)→イオン狭山店(2010年店名変更)、狭山サティ(旧ニチイ狭山店)→イオン武蔵狭山店。ただし、開店はニチイ狭山店(1990年代前半までには開店)のほうが先)。また、「ジャスコ新居浜店→イオン新居浜店」などのように、"新"が付く地名の場合もブランド名のみの変更となる。
- ^ ただし、イオン新名取店のように店舗ブランドのみの変更のみを行う例外も存在する。
- ^ 2012年1月1日に「イオン宇城店」に店名を変更。
- ^ イオンリテール株式会社 (2010年11月2日), “11月26日(金)「イオンいかるが店」グランドオープン” (PDF), プレスリリース 2011年2月1日閲覧。
- ^ a b c d 参考資料:ジャスコ株式会社(編集・発行)『ジャスコ三十年史』、2000年。
- ^ 新会社発足による店舗名統一(正確にはジャスコ焼津店開業)までは暫定的に現在の(マックスバリュくらし館○○店)のように新旧のロゴ・ブランドを取り入れたデュアル仕様となっていた(例:「ジャスコオカダヤ四日市店」・「ジャスコシロ野田店」など)。
- ^ 主な例としてジャスコ東住吉店や一覧画像にあるようなジャスコ菰野店など。
- ^ ICOCA・TOICA・nimoca等の交通系ICカードも相互利用扱いで一部利用可能
- ^ MV長野運営店舗はマックスバリュやザ・ビッグへの転換を前提とした譲渡店舗に限る。
- ^ 広東ジャスコ天貿百貨
- ^ JUSCO分店信息
- ^ 1月1日(星期六) “JUSCO 东莞第一国际店”开张 (PDF)
- 1 ジャスコの概要
- 2 店内イメージソング
- 3 主な部署
- 4 店名における付語の意味
固有名詞の分類
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