三省堂 大辞林 |
だ・す 1 【出す】
(動サ五[四])
〔「いだす」の転。中世頃から用いられた〕
(1)中にあったものを外へ、または、人に見える所に、移す。
⇔入れる
「冷蔵庫から牛乳を―・す」「かばんから書類を―・す」「ゴミを家の前に―・す」「うみを―・す」「銀行へ行ってお金を―・して来る」
(2)外の方へ出っぱらせる。突き出す。
⇔引っ込める
「脈をみますから左手を―・してください」「窓から顔を―・す」「庇(ひさし)を深く―・す」
(3)人に見える場所に設置・掲示・展示する。
⇔引っ込める
「へいに掲示を―・す」「見本をウインドーに―・す」「看板を表に―・す」
(4)おおわれていた物を露出させる。
⇔隠す
「白い歯を―・して笑う」「真相を明るみに―・す」「木が芽を―・す」
(5)世の中に広く発表する。
「同人誌を―・す」「新製品を―・す」「広告を―・す」「一〇〇万円寄付しますが、私の名前は―・さないでください」
(6)乗り物を出発、または運行させる。
「臨時列車を―・す」「迎えの車を―・す」「波が高いので船を―・すことができない」
(7)店舗をある場所に設ける。
「駅前に店を―・す」
(8)人や動物を内側から外へ、またはよく見える所に、移す。
⇔入れる
「子供を外へ―・す」「犬を庭に―・す」
(9)人をいつもいる場所から、離れた所へ行かせる。
「息子を東京へ―・してやる」
(10)自分の子供を、他の家族の一員となるよう家族から離れさせる。送り出す。
「娘を嫁に―・す」「息子を奉公に―・す」
(11)学校を卒業させる。
「大学まで―・した」
(12)人々を接待するところに仕事に行かせる。
「娘を店に―・す」「若い子をお座敷に―・す」
(13)多くの人々が見たり聞いたりするものに登場させる。
「子供をピアノの発表会に―・す」「社員をテレビに―・す」「絵を展覧会に―・す」
(14)人の前に連れて来る。
「『社長を―・せ』とわめいている」「責任者を電話口に―・してください」
(15)客などに、飲食物や金品を供する。与える。
「来客にお茶を―・す」「客におしぼりを―・す」「社員にボーナスを―・す」
(16)金を支払う。
(ア)代金を支払う。
「一万円―・して買ったネクタイ」「学資を親に―・してもらう」
(イ)ある事業のための費用を負担する。出資する。拠出する。
「会社設立の資金を―・す」「みんなで金を―・す」
(17)物をしかるべき所に渡す。差し出す。提出する。
「スーツをクリーニングに―・す」「入学願書を―・す」「答案を―・す」
(18)手紙・小包などを発信・発送する。
「恩師に手紙を―・す」
(19)活字になったものや話などの中に登場させる。
「家庭内のことを職場で話題に―・す」
(20)ある集団が役員を選出する。また、ある場所が、結果として、世の中で活躍している人を生みだす。
「本県からは総理大臣を二人―・している」「クラスごとに PTA の役員を―・してください」
(21)論理の結論や根拠を明らかにして提示する。
「まだ結論を―・すには早すぎる」「この問題に明確な答えを―・すのはむずかしい」「各自、意見を―・してください」「そんなことを言うなら証拠を―・せ」
(22)感情を表面に表す。
「彼女はすぐに感情を顔に―・す」「不満を口に―・す」
(23)内に秘められている能力を発揮する。
「さあ、元気を―・して」「あまりスピードを―・すな」「もっと大きな声を―・しなさい」
(24)体内にある液体をそとにあふれ出させる。
「涙を―・す」「汗を―・す」
(25)ある現象や事態を発生させる。結果としてそうなる場合にもいう。
「火事を―・す」「熱を―・す」「赤字を―・す」「一〇人の怪我人を―・した事故」「余りを―・す」「新記録を―・した K 選手」「このピアノはいい音を―・す」
(26)それらしい雰囲気や特徴が表れるようにする。
「もっと感じを―・して台詞(せりふ)を言ってください」
(27)命令・依頼などの指示・働きかけを行う。
⇔取り消す
「問屋に注文を―・す」「生徒に宿題を―・す」「部下に指示を―・す」「気象台が大雨警報を―・す」「部長がこの企画にゴー-サインを―・した」
(28)(動詞の連用形の下に付いて)
(ア)…し始める意を表す。
「車が動き―・す」「雨が降り―・す」
(イ)外へ移動するよう、または外へ現れるようにする。
「道路へとび―・す」「外へはみ―・す」「姿を照らし―・す」
〔「出る」に対する他動詞〕
[可能] だせる
[慣用] 顎を―・足を―・顔を―・口を―・地金を―・舌を―・尻尾を―・駄目を―・ちょっかいを―・角を―・手を―・暇を―・襤褸(ぼろ)を―/噯(おくび)にも出さない
» (成句)出すことは舌を出すのも嫌い
〔「いだす」の転。中世頃から用いられた〕
(1)中にあったものを外へ、または、人に見える所に、移す。
⇔入れる
「冷蔵庫から牛乳を―・す」「かばんから書類を―・す」「ゴミを家の前に―・す」「うみを―・す」「銀行へ行ってお金を―・して来る」
(2)外の方へ出っぱらせる。突き出す。
⇔引っ込める
「脈をみますから左手を―・してください」「窓から顔を―・す」「庇(ひさし)を深く―・す」
(3)人に見える場所に設置・掲示・展示する。
⇔引っ込める
「へいに掲示を―・す」「見本をウインドーに―・す」「看板を表に―・す」
(4)おおわれていた物を露出させる。
⇔隠す
「白い歯を―・して笑う」「真相を明るみに―・す」「木が芽を―・す」
(5)世の中に広く発表する。
「同人誌を―・す」「新製品を―・す」「広告を―・す」「一〇〇万円寄付しますが、私の名前は―・さないでください」
(6)乗り物を出発、または運行させる。
「臨時列車を―・す」「迎えの車を―・す」「波が高いので船を―・すことができない」
(7)店舗をある場所に設ける。
「駅前に店を―・す」
(8)人や動物を内側から外へ、またはよく見える所に、移す。
⇔入れる
「子供を外へ―・す」「犬を庭に―・す」
(9)人をいつもいる場所から、離れた所へ行かせる。
「息子を東京へ―・してやる」
(10)自分の子供を、他の家族の一員となるよう家族から離れさせる。送り出す。
「娘を嫁に―・す」「息子を奉公に―・す」
(11)学校を卒業させる。
「大学まで―・した」
(12)人々を接待するところに仕事に行かせる。
「娘を店に―・す」「若い子をお座敷に―・す」
(13)多くの人々が見たり聞いたりするものに登場させる。
「子供をピアノの発表会に―・す」「社員をテレビに―・す」「絵を展覧会に―・す」
(14)人の前に連れて来る。
「『社長を―・せ』とわめいている」「責任者を電話口に―・してください」
(15)客などに、飲食物や金品を供する。与える。
「来客にお茶を―・す」「客におしぼりを―・す」「社員にボーナスを―・す」
(16)金を支払う。
(ア)代金を支払う。
「一万円―・して買ったネクタイ」「学資を親に―・してもらう」
(イ)ある事業のための費用を負担する。出資する。拠出する。
「会社設立の資金を―・す」「みんなで金を―・す」
(17)物をしかるべき所に渡す。差し出す。提出する。
「スーツをクリーニングに―・す」「入学願書を―・す」「答案を―・す」
(18)手紙・小包などを発信・発送する。
「恩師に手紙を―・す」
(19)活字になったものや話などの中に登場させる。
「家庭内のことを職場で話題に―・す」
(20)ある集団が役員を選出する。また、ある場所が、結果として、世の中で活躍している人を生みだす。
「本県からは総理大臣を二人―・している」「クラスごとに PTA の役員を―・してください」
(21)論理の結論や根拠を明らかにして提示する。
「まだ結論を―・すには早すぎる」「この問題に明確な答えを―・すのはむずかしい」「各自、意見を―・してください」「そんなことを言うなら証拠を―・せ」
(22)感情を表面に表す。
「彼女はすぐに感情を顔に―・す」「不満を口に―・す」
(23)内に秘められている能力を発揮する。
「さあ、元気を―・して」「あまりスピードを―・すな」「もっと大きな声を―・しなさい」
(24)体内にある液体をそとにあふれ出させる。
「涙を―・す」「汗を―・す」
(25)ある現象や事態を発生させる。結果としてそうなる場合にもいう。
「火事を―・す」「熱を―・す」「赤字を―・す」「一〇人の怪我人を―・した事故」「余りを―・す」「新記録を―・した K 選手」「このピアノはいい音を―・す」
(26)それらしい雰囲気や特徴が表れるようにする。
「もっと感じを―・して台詞(せりふ)を言ってください」
(27)命令・依頼などの指示・働きかけを行う。
⇔取り消す
「問屋に注文を―・す」「生徒に宿題を―・す」「部下に指示を―・す」「気象台が大雨警報を―・す」「部長がこの企画にゴー-サインを―・した」
(28)(動詞の連用形の下に付いて)
(ア)…し始める意を表す。
「車が動き―・す」「雨が降り―・す」
(イ)外へ移動するよう、または外へ現れるようにする。
「道路へとび―・す」「外へはみ―・す」「姿を照らし―・す」
〔「出る」に対する他動詞〕
[可能] だせる
[慣用] 顎を―・足を―・顔を―・口を―・地金を―・舌を―・尻尾を―・駄目を―・ちょっかいを―・角を―・手を―・暇を―・襤褸(ぼろ)を―/噯(おくび)にも出さない
» (成句)出すことは舌を出すのも嫌い
だ・す 1 【堕す】
だす
(助動)(○・だし・だす・○・○・○)
〔「でやす」の転。近世上方語〕軽い丁寧の意を持った断定を表す。です。
「どいつも銭のねえふう〈だす〉/洒落本・中洲之華美」「夫だがいまつからあ半ん端〈だす〉/洒落本・真女意題」
〔現代では大阪その他の方言として用いられる〕
〔「でやす」の転。近世上方語〕軽い丁寧の意を持った断定を表す。です。
「どいつも銭のねえふう〈だす〉/洒落本・中洲之華美」「夫だがいまつからあ半ん端〈だす〉/洒落本・真女意題」
〔現代では大阪その他の方言として用いられる〕
茨城弁大辞典 |
大阪弁 |
だす、だ(っ)
| 大阪弁 | 訳語 | 解説 |
|---|---|---|
| だす、だ(っ) | です be |
大阪本来の丁寧語。「であります」の最終形態で、「でやす」の転。終止形では「だっ」と縮む場合も。名詞や形容動詞には使うが、東京の「です」のように形容詞には用いない。「赤いです」のようにどうしても使いたい場合は、「赤うございます」「赤うなっとります」「赤う見えます」または形式名詞を加えて「赤いもんだす」「赤いことだす」「赤い思とります」などの形を用いる。上流社会である船場では使われず、江戸や東京の影響を受けた「です」を用いるか、「ござります」「ございまする」「ごわす」を用いた。東京では「です」「ないです」を多用するが、大阪は「ます」「まへん」を使い、単純に「です」を「だす」に置き換えるだけでは通用しない。摂津、播磨、河内、北和泉、大和国中、南伊予、羽後で使われるが、東京発信の「です」の進出により、今ではほとんど聞かなくなった。三島の淀川沿岸地域では京都山城と同じ、「でおはす」の転じた「どす」を使う。播磨の高砂などでは、「だー」と伸ばし、三島淀川沿岸や北河内では「だう」、南和泉では「じゃす」と言う。「であります」はもともと長門の言い方で軍隊用語。関東、奥羽、北海道などで「っす」という。 |
隠語大辞典 |
Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ) |
出典:Wiktionary |
だす
出典:『Wiktionary』 (2011/09/15 15:58 UTC 版)
動詞
だす【出す】
- (原義)中から外へ移動させる。
- 部屋から出す。
- 表出する。
- 基準となる位置から離す。手から離れさせる。
- 手紙を出す。
- (子弟などを支援して学校などから)卒業させる。学校教育を受けさせる。
- 提出する。
- 提供する。
- 書籍等を出版する。
- 金銭的な負担をする。出捐する、出資する
活用
発音
東京アクセント
- だ↘す
京阪アクセント
- だ↗す
類義語
- いだす
対義語
関連語
- 他動詞:でる
翻訳
語義1
語義2
語義5
- 英語:submit
語義6
- 英語:serve
語義7
- 英語:publish
語義8
助動詞
だす
| 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 仮定形 | 命令形 | 接続 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ○ | だし | だす | (だす) | ○ | ○ | 特殊型 |
関連語
- です
- どす
品詞の分類
だすに関連した本
- なぜボランチはムダなパスを出すのか? ~1本のパスからサッカーの"3手先"が見えてくる~ (サッカー小僧新書) 北 健一郎 白夜書房
- 「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス) 美崎 栄一郎 ナナ・コーポレート・コミュニケーション
- 「結果を出す人」の手帳の秘密 美崎 栄一郎 日本経済新聞出版社
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