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たどう-し 2 【他動詞】
⇔自動詞
〔英語などでは目的語をとり、主語・目的語を転換して受け身表現にすることができるなど、他動詞とはっきり認定することができる。しかし、日本語では、目的語の表示が必ずしも明らかでなく、また、目的語をとらない「泣く」が「子供に泣かれる」のように受け身に使われたりして、自動詞と他動詞の区別を明確にしにくい面がある〕
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他動詞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/10/01 02:32 UTC 版)
他動詞(たどうし、英: transitive verb)は、動詞の項が二つ以上である(つまり、目的語を取る)動詞をいう。
他動詞のうち、項が主語のほかに二つの目的語として現れるものを、特に二重他動詞(または複他動詞)と呼ぶことがある。
他動詞の項が二つの場合、言語類型論的に重要な格の配列型があり、一つは対格型と呼ばれ、他動詞の格配列は<主格、対格>、そしてもう一つは能格型とよばれ、他動詞の格配列は<絶対格、能格>である(この違いは自動詞の格で顕在化する)。動詞が繋辞(けいじ、コピュラ)である場合に項が二つ現れる場合があるが、繋辞とともに現れる第二要素を述部を構成するもの(主格補語)とみなして、他動詞には含めない。
また受動態は能動態の目的語を主語に取る以上、他動詞にのみ取れる態である(日本語などに見られる特殊な受動態を除く)。
ただし、たとえば英語で、自動詞(形式上の目的語が取れず、それ自体では受動態になれない)としての"look"は、特定の前置詞"at"と組み合わせて"look at"の形で用いられることが多い。この場合には"at+名詞句"の形が前置詞句としてまとめられるのでなく(この形では意味が定まらない)、"look at"がひと塊りの動詞句(句動詞)として扱われ(「を見る」という独自の意味が定まる)、"be looked at"という形の受動態が作られる。つまり"look at"が他動詞として扱われる。英語にはこのように他動詞として扱われる動詞句が多数ある。
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