たどう‐し【他動詞】
他動詞
他動詞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 02:25 UTC 版)
他動詞には基本的に目的語と主語を表す接尾辞がつく。以下はその一覧であるが、斜線で区切られている2通りのうち左側は強勢なし、右側は強勢ありの場合の形であり、また目的語接尾辞の一人称単数形は唇音(p、p̓、m、m̓)の前で -c(é)l-、それ以外の場合は -c(é)m- となる。 他動詞に付加される接辞目的語主語単数複数単数複数一人称包含-cm-, -cl- / -cém-, -cél- -l- / -él- 一人称包含-n / -én (受動形と同形となる。後述) 除外+ 不変化詞 k°əx°(接尾辞の付加はなし) 除外+ 不変化詞 k°əx° 二人称-c- / -cí- -lm- / -úlm- 二人称-x / -éx -p / -ép 三人称接尾辞の付加なし 三人称-s / -és- 直説法の場合、他動詞には「動詞本体 + 他動詞化接尾辞(-t-、-nt、-st- のいずれか) + 目的格接尾辞 + 主格接尾辞」という構造となる傾向が見られる。他動詞には語幹に強勢が置かれるタイプのもの(例: pic̓- 〈搾る〉)と接尾辞に強勢が置かれるタイプのもの(例: lx̌- 〈告げ口する〉)とが存在し、以下はその2つの活用表である。一人称複数が二人称要素と共起する場合は必ず除外を表すという点、またカニム湖方言、アルカリ湖方言、シュガーケーン居留地方言では一人称単数が絡むもののうち一部に子音重複が見られるという点にも留意されたい。 pic̓- の活用(直説法 (能動))目的格一人称二人称三人称単数複数単数複数包含除外主語一人称単数- píc̓-n-c-n píc̓-nt-lm-n pípc̓-n 複数包含- píc̓-nt-m 除外píc̓-n-c-t píc̓-nt-lm-t píc̓-nt-m k°əx° 二人称単数pípc̓-n-cm-x - 未検証 - píc̓-n-x 複数pípc̓-n-cl-p 未検証 píc̓-nt-p 三人称pípc̓-n-cm-s píc̓-nt-l-s píc̓-n-s k°əx° píc̓-n-c-s píc̓-nt-lm-s píc̓-n-s lx̌- の活用(直説法 (能動))目的格一人称二人称三人称単数複数単数複数包含除外主格一人称単数- lx̌-n-cí-n lx̌-nt-úlm-n lx̌-ntétn 複数包含- lx̌-nt-ém 除外lx̌-n-cí-t lx̌-nt-úlm-t 未検証 二人称単数lx̌-n-cécm-x - 未検証 - lx̌-nt-éx 複数lx̌-n-cécl-p 未検証 lx̌-nt-ép 三人称lx̌-n-cécm-s lx̌-nt-él-s 未検証 lx̌-n-cí-s lx̌-nt-úlm-s lx̌-nt-és また、受動形の構成は「語幹 + 他動詞化接尾辞 + 目的格接尾辞 + -m/-ém または -t/-ét」であるが、実はこれは直説法(能動)において一人称複数を主格とする形(上の2つの活用表のうち赤背景で示されたもの)と同じ構造である。つまり、シュスワプ語においてはたとえば lx̌-n-cí-t という形の動詞は〈私たちがあなたのことを告げ口する〉と〈あなたは告げ口される〉の2通りに解釈され得る。Kuipers (1974:48) に記載があるもののうち、二人称や三人称を主格とするものは上の直説法(能動)の活用表に示した通りであるが、一人称を主格とするものは未紹介であるため、以下に掲載することとする。 一人称:単数: pípc̓-n-cl-m; lx̌-n-cécl-m 複数:包含: píc̓-nt-l-t; lx̌-nt-él-t 除外: lx̌-nt-ém k°əx° なお、動詞に再帰(英: reflexive)や相互(英: reciprocal)の意味を持たせる場合には、他動詞化接尾辞の直後にそれぞれ -cút 〈自分自身を〉、-wéx° 〈お互いを〉という接尾辞をつなげるが、いずれの場合も強勢は必ずその接尾辞に置かれることとなり、また全体の活用も自動詞のパターンと同様となる。
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他動詞
出典:『Wiktionary』 (2021/07/18 13:52 UTC 版)
名詞
下位語
関連語
翻訳
- アイスランド語: áhrifssögn (is) 女性
- アラビア語: فِعْل مُتَعَدٍّ (ar) 男性
- アルメニア語: անցողական բայ (hy)
- ウェールズ語: berf anghyflawn (cy) 女性
- ヴォラピュク: värb loveädik (vo)
- ウクライナ語: перехідне́ дієсло́во (uk) 中性
- 英語: transitive verb (en)
- エスペラント: transitiva verbo (eo)
- オランダ語: overgankelijk werkwoord (nl) 中性, transitief werkwoord (nl) 中性
- ギリシア語: μεταβατικό ρήμα (el) 中性
- ザザキ語: fiilo ravêrdın (zza)
- スウェーデン語: transitivt verb (sv) 中性
- スペイン語: verbo transitivo (es) 男性
- セルビア・クロアチア語:прелазни глагол (sh)/prelazni glagol (sh) 男性, пријелазни глагол (sh)/prijelazni glagol (sh) 男性
- タイ語: สกรรมกริยา (th)
- タガログ語: pandiwang palipat (tl)
- デンマーク語: transitivt verbum (da) 中性
- ドイツ語: transitives Verb (de) 中性, transitives Verbum (de), Transitivverb (de), Transitivum (de), Transitiv (de)
- トルコ語: geçişli fiil (tr), geçişli eylem (tr)
- ノヴィアル: transitiv verbe (nov)
- ノルマン語: vèrbe transitif (nrf) 男性
- ハンガリー語: tárgyas ige (hu)
- フィンランド語: transitiivinen verbi (fi), transitiiviverbi (fi)
- フランス語: verbe transitif (fr) 男性
- ブルガリア語: пре́хо́ден глаго́л (bg) 男性
- ブルトン語: verb tre (br) 男性
- ベトナム語: ngoại động từ (vi)
- ベラルーシ語: перахо́дны дзеясло́ў (be) 男性
- ペルシア語: فعل متعدی (fa) (fe'le mota'addi)
- ポーランド語: czasownik przechodni (pl)
- ポルトガル語: verbo transitivo (pt) 男性
- マオリ語: kupumahi whiti (mi), tūmahi whiti (mi)
- マケドニア語: преоден глагол (mk) 男性
- ラトヴィア語: pārejošs darbības vārds (lv) 男性, transitīvs verbs (lv) 男性
- リトアニア語: galininkinis veiksmažodis (lt) 男性
- ルーマニア語: verb tranzitiv (ro) 中性
- ロシア語: перехо́дный глаго́л (ru) 男性
「他動詞」の例文・使い方・用例・文例
- 他動詞
- 動詞には目的語をとらない自動詞と、目的語をとる他動詞があります。
- 他動詞の単独用法.
- 他動詞.
- 「ける」の他動詞は受身になると「かる」となる。例えば、「預ける、預かる」「授ける、授かる」
- 顔の造作を崩させる、(他動詞構文にすれば)顔の造作を崩す
- 他動詞としても自動詞としても『eat(食べる)』という動詞を使用できる
- 他動詞にする
- 頻繁(一般的)な誤りは自動詞lieのつもりで他動詞のlayを使うことである
- ほとんどの他動詞は、ドイツ語の対格を抑制する
- 直接と非直接の両方をとる他動詞
- 他動詞がもたらす文法的な関係
- 自動詞と他動詞
他動詞と同じ種類の言葉
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