三省堂 大辞林 |
さす・る 0 2 【▽摩る/▽擦る】
す・る 1 【擦る/▽摩る/▽磨る/▼擂る】
(1)物を他の物に触れさせたまま、力を入れて動かす。こする。《擦・摩》
「マッチを―・る」「何かで―・った傷がついている」
(2)物の面に他の物を押しつけて、くり返し動かす。こする。《磨・擦・擂》
「やすりで―・る」「墨を―・る」「垢(あか)を―・る」「足―・り叫び伏し仰ぎ/万葉 904」
〔「手をする」などは、多く「摺る」と書く〕
(3)鉢や臼の中で、つぶして細かくする。《擂》
「ごまを―・る」「味噌を―・る」
(4)賭け事などに金・財産を使い果たす。《擦・摩》
「競馬で―・った」
(5)貝などを漆で塗り込んで、磨き出す。
「丸ぼや―・つたる鞍置いてぞ乗つたりける/平家 11」
[可能] すれる
⇒すれる
» (成句)すった揉んだ
博多弁辞典 |
品詞の分類
「摩る」の用例一覧
リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 白 (青空文庫)
て自分の周囲に広い黒い空虚のあるのを見てほっと溜息を衝いた。その明りが消えると、また気になるので、またマッチを摩る。そして空虚を見ては気を安めるのである。 また一本のマッチを摩ったのが、ぷすぷすといって燃え上がった時、隅の...
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レオニイド・アンドレイエフ Leonid Andrejew 森鴎外訳 犬 (青空文庫)
からこの犬は人間というものを信用しなくなって、人が呼んで 摩 ( さす ) ろうとすると、尾を股の間へ挿んで逃げた。時々はまた怒って人間に飛付いて噛もうとしたが、そんな時は大抵杖で撲たれたり、石を投付けられたりして、逃げ...
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ストリンドベルヒ August Strindberg 森鴎外訳 一人舞台 (青空文庫)
すると足がつめたくなるもんだからそういうの。「おう、つめたい。 馬鹿 ( ばか ) めが 煖炉 ( だんろ ) に火を絶やしやあがったな」なんかんというのよ。 (片々の上沓の上革を、片々の底革にて摩る。乙、朗かなる声にて高く笑う。) それ...
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