大崎事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/08 07:09 UTC 版)
争点
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2021年2月) |
- 被害者の死因
- 判決:タオルで首を絞められたことによる急性窒息死。
- 弁護側:被害者の遺体に首を締められた痕跡がない・転落事故の可能性も捨てきれない。
- 検察側:外傷性ショック死と推定・首に索条痕ともみられる圧迫の形跡あり。
- 再審決定:新たな鑑定では被害者の首に絞殺の痕跡が認められない。
- 自白の信憑性
- 判決:長兄の妻が次兄に殺害計画を持ちかけ、次に夫である長兄に持ちかけた。被害者の殺害後、甥に遺体遺棄を手伝わせた。
- 弁護側:3人の自白に一貫性がない。
- 検察側:3人の証言は具体的かつ詳細で現場の状況と符合している。
- 再審決定:自白の根幹が変わっている。共犯者は知的障害があり、捜査官の誘導に迎合した可能性は否定できない。
支援
脚注
参考文献
- 鴨志田祐美『大崎事件と私~アヤ子と祐美の40年』(LABO、2021年)-再審弁護団の事務局長を務める弁護士の著書
- 入江秀子『叫び―冤罪・大崎事件の真実』(かもがわ出版、2004年)
関連項目
外部リンク
- 特集 再審・大崎事件 - 南日本新聞
- 大崎事件 - 閉鎖。(2009年11月26日時点のアーカイブ)
注釈
出典
- ^ 『南日本新聞』2021年(令和3年)3月16日付朝刊26頁
- ^ 再審無罪と法改正を 鴨志田弁護士が大崎事件回顧録 南日本新聞 2021年3月16日 2021年3月17日閲覧
- ^ 義弟殺害罪の大崎事件 再審開始決定を取り消し 最高裁 2019年6月26日、NHKニュース
- ^ 第2節 日弁連が支援している再審事件の現状 ①日弁連が支援している再審事件 2018年版 2021年3月18日閲覧。 (PDF)
- ^ “大崎事件弁護団が証拠リストの開示請求 鹿児島地裁に”. 南日本新聞. (2012年12月23日) 2013年3月6日閲覧。
- ^ “鹿児島の大崎事件、再審認めず 地裁、85歳女性の請求を棄却”. 共同通信社. 47NEWS. (2013年3月6日). オリジナルの2013年4月30日時点におけるアーカイブ。 2013年3月6日閲覧。
- ^ “大崎事件:再審請求、高裁も棄却…宮崎支部”. 毎日新聞. (2014年7月15日) 2014年7月15日閲覧。
- ^ “大崎事件で再審請求認めず 最高裁”. NHK. (2015年2月3日). オリジナルの2015年2月3日時点におけるアーカイブ。 2015年2月3日閲覧。
- ^ “38年前の殺人、再審認める 「大崎事件」で鹿児島地裁”. 産経新聞. (2017年6月28日) 2017年6月28日閲覧。
- ^ “「大崎事件」の再審決定を取り消し 最高裁”. 朝日新聞. (2019年6月26日) 2019年6月26日閲覧。
- ^ 大崎事件の再審開始認めず 最高裁決定 日本経済新聞 2019年6月26日 2021年4月18日閲覧。
- ^ 大崎事件で第4次再審請求 男性殺害、服役の92歳―鹿児島 時事ドットコム 2020年3月30日 2021年3月18日閲覧
- ^ 大崎事件、再審認めず 第4次請求で鹿児島地裁 日本経済新聞 2022年6月22日 2022年6月23日閲覧
- ^ 大崎事件4次再審で弁護団が即時抗告 地裁での棄却受け 朝日新聞デジタル 2022年6月27日 2022年6月27日閲覧
- ^ “「大崎事件」 再審認めない決定 福岡高裁宮崎支部”. 日本放送協会. 2023年6月5日閲覧。
- ^ 第2節 日弁連が支援している再審事件の現状 ①日弁連が支援している再審事件 弁護士白書 2020年版 197頁 2021年4月1日閲覧。 (PDF)
[前の解説]
- 大崎事件のページへのリンク