大三島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/16 10:11 UTC 版)
文化
日本遺産
日本遺産の36番「"日本最大の海賊"の本拠地:芸予諸島-よみがえる村上海賊"Murakami KAIZOKU"の記憶-」の構成要素42のうち5項目が大三島にある。
- 大三島:国名勝
- 大山祇神社の文化財:国宝・国重文・国天然記念物
- 大山祇神社の法楽連歌:国重文(典籍)
- 甘崎城跡:県史跡
- 伝村上吉継墓と明光寺:未指定
水軍にちなむ伝説・遺跡
- 鶴姫伝説
- 鶴姫は大山祇神社の大祝職を務めた大祝家の女性で、戦国時代に大三島を攻めた大内氏を撃退したとされる。現在は大三島観光のコンテンツとして利用されるが、知名度が上がったのは1966年以降であり、その実在性をめぐり疑問や指摘、批判も挙がっている。
- 甘崎城跡
- 大三島の東岸の沖合いにある水軍の出城跡。天智天皇の頃、唐の侵攻に備えて造られた日本最古の水軍城と伝えられる。近世には、藤堂高虎の弟が居留したといわれている。居館のものとみられる柱跡が見られる。戦後すぐまでは周辺でアサリがたくさん採れ、今日でも干潮時には大三島から砂州を伝って歩いていくことができる。
いも地蔵
名所・名産
- 名所
- 大山祇神社 - 日本総鎮守、伊予国一宮。
- 東円坊 - かつては四国五十五番の本札所であり、大山積神の本地仏である大通智勝仏がいる[5]。
- 向雲寺 - 最初に大山積神を奉祀した元宮である横殿の本地仏を祀った大通庵と[6]いも地蔵堂がある。
- 大三島橋、多々羅大橋
- 道の駅しまなみの駅御島
- 台海岸海水浴場 - テレビドラマ「がんばっていきまっしょい」ロケ地(劇中では艇庫があった)。
- しまなみふれあい交流館(旧・上浦町立盛小学校)
- しまなみドーム
- 上浦芸術会館
- 村上三島記念館
- 大三島美術館
- ところミュージアム大三島
- 伊東豊雄建築ミュージアム
- 岩田健母と子のミュージアム
- 大三島藤公園
- 多々羅しまなみ公園
- 大三島ふるさと憩いの家 - 映画『船を降りたら彼女の島』ロケ地(劇中では「民宿・波の穂」として登場)。
- 多々羅温泉
- マーレ・グラッシア大三島
- 瓢箪島 - ひょっこりひょうたん島のモデルとなった島
- イベント
- 三島水軍鶴姫まつり
- 名産
交通
道路
- 国道
- 県道
- 愛媛県道21号大三島上浦線(島の中央を東西に横断する道路)
- 愛媛県道51号大三島環状線(島を一周する道路)
- (関前諸島架橋構想)
バス
- しまなみ海道の開通とともに大三島BSから広島、福山へのバス「しまなみライナー」が運行されており、広島県側の島との往来は「しまなみライナー」を利用するしかない。
- 宮浦からは、今治、松山行きのバスが運行されている。
- 島内の路線は瀬戸内運輸と地元自治体の出資による瀬戸内海交通が運行しており、後者の車体カラーなどは瀬戸内運輸と似通ったデザインである。便数は多くない。
船舶
- 宮浦港
- かつて竹原-宮浦-波方などのフェリーが運航していたが、しまなみ海道の開通によって廃止。
- 宗方漁港
- 盛漁港
- 上浦港
- 井口港
- 大三島の東岸にある井ノ口港は、古くから漁業と海運業を中心とした海上交通基地や荒天時における一時避難港の役割を担ってきた。1999年のしまなみ海道の開通までは対岸の垂水地区(生口島、広島県瀬戸田町)と結ぶフェリー便や盛港(大三島の北端)を経由して忠海港(広島県竹原市)への航路があったが、しまなみ海道の開通により廃止された。かつてフェリー航路があった関係で井ノ口港には待合所のほかフェリー乗船車用の待機レーンがあり、かつての名残りを留めている。
- 2008年10月15日を以って、三原観光汽船とほうらい汽船が共同運航していた三原港-瀬戸田港-井口港の航路のうち、瀬戸田港-井口港間は廃止された。
- しまなみ海道をはさんで南側に多々羅しまなみ公園(特産品販売施設・飲食店を含む)が整備されたほか北側には運動公園も整備され、観光クルーズ船や遊漁船の運航等の観光・レクリエーション拠点施設としての役割も担いつつある。ただ島には大きな産業もないため物流港湾としての利用が減少しているほか、設備の老朽化や船舶大型化への対応などの問題がある。
- なお港のある地区は「井口」(いのくち)であるが、正式な港湾の名前としては「井ノ口港」と「ノ」が間に入る。ただ、土木行政関係者以外は地元では一般に「井口港」と呼び、表記される(港の看板もそうなっている)。
- 井口港
大三島と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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