三基商事 企業概要

三基商事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/23 23:09 UTC 版)

企業概要

本社を大阪に所在しており、本部を東京に所在している(かつての東京支社・東日本支店)。支社・支店は、札幌支店(かつての事務所)、東北支店(かつての郡山事務所)、横浜支店、静岡支店、名古屋支店、西日本支店(広島に所在、かつての事務所)、九州支店、事務所は、盛岡事務所、中津事務所等がある。西大阪支店、大宮事務所、岡山事務所などが所在していた。

商品は、関東工場、山南工場、西宮工場で製造されている。

社名の由来は「常に3つの視点でものごとを考えよう」という「三軸発想」によるものであり、「ものごとを決めるときに、2人ではなく3人ならば客観的に議論をして正しい方向に持っていくことができる」という考えがもととなっている。

ロゴマークは、かつては「M」を図案化させたようなデザインのものを使用していた。旧ロゴマークは、創業当初 - 1984年前後までのものと、1984年前後 - 1994年9月までのものがある。前者は赤い色で「M」を図案化させたような図形の下側にMIKIと書かれたもの(「ミキプルーン」と書かれたものもあった)で、後者は赤い色で左側に太い枠の中に放物線を描いた「M」を図案化させたような図形の右側に上下線を伴いMIKIと書かれたものだった(「M」の部分は白抜きであった)。

現在のロゴマークは3代目で、コーポレートメッセージである「心からこころへ」の「心」の漢字をモチーフとして赤い扇の中または外側に三つの点を正三角形上に配置されたデザインである。

また、主力商品のミキプルーンのフォントロゴも1994年頃に、形を整えるなどの若干の変更がされている。

販売手法

販売員が訪問して販売する訪問販売企業であり[1]、公益社団法人日本通信販売協会は日本アムウェイニュースキンジャパンとともに健康食品マーケットの訪問販売企業の代表的企業としている[2]

専門誌「月刊ネットワークビジネス」2015年3月号(サクセスマーケティング)によると、ネットワークビジネス業界では日本アムウェイに次ぐ2位、栄養補助食品部門ではトップの売上げを誇るネットワークビジネスの大手企業として紹介している[3]。フリーランスライター樋口昂央が執筆した書籍『マルチのカリスマ ミキプルーンの真実 』では[4]では、経緯や実体などについてマルチ商法として取り上げられている。

沿革

  • 1964年(昭和39年)11月:大阪府豊中市にて繊維製品の輸入・販売を行う個人商店として、門田敏量(かどた としかず)により創業。繊維製品を取り扱っていた時期は、日本初の細番手のプリーツスカートの製造・販売も行っていた。
  • 1966年1月:株式会社化し、大阪国際貿易センタービル内に本社を置く。
  • 1972年:主力商品の「ミキプルーンエキストラクト」発売。
  • 1975年:繊維部門を三基繊維株式会社として分社。
  • 1977年:事業拡大に伴い、本社事業部を大阪国際貿易センタービルから現在地の大阪駅前第2ビルに移転する。ドイツから「ビオドラガ化粧品」の輸入を開始、「ビオドラガ化粧品・基礎化粧品シリーズ」発売。
  • 1978年:「ミキエコー37」発売。
  • 1981年:西宮工場を開設し、食品・化粧品の製造・加工を始める。ドーム型の「ミキプルーン製造棟」はのちに西宮市から「都市景観賞」を授与された。
  • 1982年:「ミキプロティーン95 スープリーム」発売。
  • 1983年:三基総合研究所開設。「ミキバイオ-C」発売。
  • 1984年:「ミキトリートメントヘアシャンプー」「ミキトリートメントヘアリンス」発売。三基総合研究所の第一号・第二号商品となった。
  • 1985年:東京都渋谷区渋谷三丁目に東京支店ビル竣工。
  • 1986年:家庭用洗剤「ミキ健康パック」、台所用洗剤「ミキ健康メイト」発売。
  • 1989年:「ミキバイオ-C(顆粒)」、薬用入浴剤「湯草(ゆそう)A」発売。
  • 1990年アメリカカリフォルニア州サクラメント・バレーに「ミキプルーン農園」開園。
  • 1991年:薬用歯磨「アルゴデンティル3」発売(フランスから輸入。2019年に「アルゴサンテ」としてリニューアル)。
  • 1992年:初めて全日本バレーボール大学男女選手権大会の特別協賛社となり、25年余り経過した現在でも特別協賛社を務め続けている。このことにより、同大会の通称が「ミキプルーン スーパーカレッジバレー」として定着。
  • 1994年:西宮工場本館竣工。ロゴマークを現在のものに変更。
  • 1995年:「ミキボディソープ」発売。
  • 1996年:10月、テレビCMのイメージキャラクターに、俳優の中井貴一が起用される。以降、現在に至るまで20年以上も出演し続ける。第一号・第二号作品は「テラス編」「プルーン畑編」。2018年からは、初の追加キャストである瀧本美織が加わり(瀧本が初めて加わった作品は同年放映の「ミキプルーン・ボトルの中へ編」)、現在に至っている。
  • 1998年:洗顔用石けん「ミキフェイシャルソープ」発売。
  • 1999年:洗濯用洗剤「ミキクリーンパウダー」発売。また、家庭用洗剤「ミキ健康パック」、台所用洗剤「ミキ健康メイト」をそれぞれ「ミキクリーンパック」「ミキクリーンメイト」にリニューアル。
  • 2000年:「ミキジョイントビューティー」発売。同年のうちに粒タイプ・顆粒タイプが発売された。
  • 2002年:初の特定保健用食品「ミキグルコエイドK」発売。
  • 2006年:「ミキグルコエイドL」発売。
  • 2009年:「ミキプルーンディーオー」、「ミキGシックス」発売。
  • 2013年:「ミキアスプリプラス」発売。プルーンエキストラクトがJAXA・宇宙航空研究開発機構宇宙日本食として認証される。
  • 2014年:「ミキプルーンエキストラクト スティック」発売。
  • 2016年:「ミキフローライフトリニティ」発売。
  • 2022年:東京本部を東京支店ビルから渋谷ヒカリエ30階へ移転。

注釈

  1. ^ 年末年始の番組休止期間中の番組提供予定分振替日の詳細は不明。以前金曜日提供時代はスポーツ特番などに振り替えられていた[要出典]
  2. ^ 「ヒルナンデス!」を見られない地域への代替提供番組は不明。該当地域は大分県宮崎県沖縄県。いずれも2021年10月より[要出典]
  3. ^ 「FOOT×BRAIN」の関東ローカルへ降格以後は2016年4月2日スタートの「追跡LIVE! Sports ウォッチャー」の土曜後半枠不定社の1社[要出典]
  4. ^ なお、数回に1回60秒筆頭企業として提供されていたときがあった。回によっては白絨毯カラー表記でのスポンサークレジットもあった[要出典]
  5. ^ 当日はテレビ朝日系列局の一つ、琉球朝日放送が開局した日でもあった[要出典]
  6. ^ 長らく、「ペアマッチ」終了後(2007年以降は1組目の夫婦のトーク前)の出場記念品紹介では栄養補助食品の主力商品5品(「ミキプルーン」「ミキエコー37」「ミキプロティーン95 スープリーム」「ミキバイオ-C(粒・顆粒とも)」)を表示していた。2000年には「ミキオリゴプロティーン」「ミキジョイントビューティー」、2002年には「ミキグルコエイドK」が加わった。提供末期の2013年は「ミキプルーン」と「ミキアスプリプラス」のみ表示された。1997年6月29日までは桂三枝(現・六代 桂文枝)が「心からこころへ、三基商事からはミキプルーンをはじめとする栄養補助食品のギフトセットを。」→「三基商事からは、ミキプルーンをはじめとする栄養補助食品のギフトセットを、まごころを込めて。」と紹介していた。同年7月6日以降は山瀬まみが「ミキからは、健康のバランスを大切に。ミキプルーンをはじめとする栄養補助食品のギフトセットを。」( - 2007年3月)→「ミキからは、ミキプルーンをはじめとする栄養補助食品を差し上げます。」(2007年4月 - 2013年9月)と紹介していた。なお、2023年現在は出場記念品の紹介は行われていない。社名表示は「三基商事株式会社」(提供開始当初 - 時期不明)→「(2代目ロゴ)三基商事」(時期不明 - 1994年9月)→「MIKI(現ロゴ)」(1994年10月のロゴ変更後。1997年7月6日 - 2013年9月29日はテロップ表示)であった[要出典]
  7. ^ 一例として1996年12月21日放送の「X'マスだよ!ドラえもん&ドラえもんズ 超スペシャル!!」(19:00 - 20:54)の19時台前半のスポンサーや、1998年12月31日放送「大晦日だよ!ドラえもん TV&映画20周年!!まるまる3時間超スペシャル」(18:00 - 20:54)の20時台後半のスポンサー(いずれもテレビ朝日制作)に参加したことがある[要出典]
  8. ^ 現在はTBS制作「それSnow Manにやらせて下さい」を放送中[要出典]
  9. ^ 「笑いころげてたっぷり枝雀」は放送開始当初は関西ローカル。1983年4月より全国ネット化[要出典]

出典

  1. ^ 購入方法・資料請求”. ミキプルーン. 三基商事. 2018年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月5日閲覧。
  2. ^ 第3回規制改革会議 健康・医療WG” (PDF). 内閣府. 公益社団法人日本通信販売協会. p. 5 (2013年4月19日). 2018年3月5日閲覧。
  3. ^ 月刊ネットワークビジネス2015年3月号 NB Book Store
  4. ^ 樋口昂央『マルチのカリスマ ミキプルーンの真実』あっぷる出版社、2015年3月10日。ISBN 978-4-87177-328-7 [要ページ番号]


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