ヒイラギナンテン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/29 09:20 UTC 版)
ヒイラギナンテン | ||||||||||||||||||||||||||||||
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Mahonia japonica
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Berberis japonica (Thunb.) R.Br.[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||
形態・生態
常緑広葉樹の低木[4]。古い木の幹にはコルク質がある[4]。葉は奇数羽状複葉で、互生し、小葉は硬く、ヒイラギの葉に似た粗い鋸歯はとげ状となる[4]。常緑で落葉はしないが、冬に赤銅色になる部分があり、紅葉のようになる[4]。
開花時期は3 - 4月[4]。春先に総状花序に黄色い花をつける[4]。花弁は6枚あり、9枚の萼片も黄色であるので、全体が花弁のように見える[4]。その中にある雄しべは、昆虫などが触れることによる刺激で内側に動いて、花粉をなすりつける。
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葉
分布
中国南部、台湾、ヒマラヤ原産[4]。中国から日本に渡来したのは17世紀末の江戸時代といわれる[4]。人手によって植栽もされ、庭でもよく見られる[4]。
人間との関わり
庭や公園などでよく栽培される。果実を実生として、果肉をとり、植える。果実は食用ではない。
近縁種
ヒイラギナンテン属には約60種あり、中国から北米・中米にかけて分布する[5]。小葉の細長いホソバヒイラギナンテンもよく栽培されている。
脚注
- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Berberis japonica (Thunb.) R.Br.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2014年3月4日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Mahonia japonica (Thunb.) DC.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年9月25日閲覧。
- ^ 大場秀章編著『植物分類表』アボック社、2009年、85頁。ISBN 978-4-900358-61-4。
- ^ a b c d e f g h i j k 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 115.
- ^ Flora of China Vol. 19 Page 772 十大功劳属 shi da gong lao shu Mahonia Nuttall, Gen. N. Amer. Pl. 1: 211. 1818.
- 1 ヒイラギナンテンとは
- 2 ヒイラギナンテンの概要
- 3 参考文献
固有名詞の分類
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