∵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/08 13:25 UTC 版)
記号の初出は1659年のヨハン・ラーン「代数」で∵も∴も「ゆえに」の意味で用いた。18世紀には「なぜなら」の意味では使わなかったが、1827年ケンブリッジ大学編集「ユークリッド原論」で「なぜなら」に使い分けるようになったと言われる[1]。
使用法
数学
証明などで使用される。
平面上の2本の直線がOで交わるとき、Oに重ならない2本の平行の平行線でできる交点をA、BとA′、B′とすると
△ABO∽△A′B′O(∵2組の角が等しい)
法学
根拠を示す目的で使用される。
符号位置
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
∵ | U+2235 |
1-2-72 |
∵ ∵ |
なぜならば BECAUSE |
脚注
関連項目
- ^ 黒木哲徳『なっとくする数学記号』講談社〈ブルーバックス〉、2021年、89頁。ISBN 9784065225509。
- 1 ∵とは
- 2 ∵の概要
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