黑色火藥とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 化学 > 薬学 > 火薬 > 黑色火藥の意味・解説 

こくしょく‐かやく〔‐クワヤク〕【黒色火薬】

読み方:こくしょくかやく

硝石を約75パーセント硫黄を約10パーセント木炭を約15パーセント混合した火薬爆発力弱く煙が多いので、現在では花火用いる。


黒色火薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/03 01:25 UTC 版)

黒色火薬(こくしょくかやく : black powder)は、可燃物としての木炭硫黄酸化剤としての硝酸カリウム硝石)の混合物からなる火薬の一種である[1][2]。この3成分の配合比率は品種によって異なり、硫黄を含まない2成分黒色火薬もある。反応時にはかなり大量の火薬滓と白煙を発生させる。


注釈

  1. ^ 吸湿性がなく自然分解を起こさないことから、自然分解に対する抵抗性を調べる安定度試験(法令では遊離酸試験、耐熱試験、加熱試験)が不要となる。また黒色火薬は湿気に弱いという一般的な誤解があることから、国家資格である火薬類取扱保安責任者試験では黒色火薬の吸湿性の有無について出題されることがある(平成16、27、29年度試験)。

出典

  1. ^ 日本国防衛省. “防衛省規格 弾薬用語”. 2017年11月24日閲覧。
  2. ^ カヤク・ジャパン株式会社. “黒色火薬”. 2017年11月24日閲覧。
  3. ^ 『精選版 日本国語辞典』小学館。 
  4. ^ 「中国科学」『日本大百科全書』小学館。 
  5. ^ 「火薬」『日本大百科全書』小学館。 
  6. ^ a b c d 『新編火薬学概論』産業図書株式会社、2014年4月10日。 
  7. ^ 「火薬」『日本大百科全書』小学館。 
  8. ^ 「黒色火薬」『日本大百科全書』小学館。 
  9. ^ 「火薬」『日本大百科全書』小学館。 
  10. ^ VOYAGE MARKETING, Inc.. “黒色火薬とは - コトバンク”. 2021年10月13日閲覧。
  11. ^ 『一般火薬学』日本火薬工業会、平成3年4月1日、24頁。 
  12. ^ 『火薬工学』森北出版株式会社、2001年7月20日。 
  13. ^ a b 瀧本真徳、硫黄と私たちの生活(身近な元素の世界) 化学と教育 2014年 62巻 1号 p.30-33, doi:10.20665/kakyoshi.62.1_30


「黒色火薬」の続きの解説一覧

黒色火薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 04:51 UTC 版)

Dr.STONE」の記事における「黒色火薬」の解説

洞穴入手した硝酸カリ75%、温泉入手した硫黄15%、木炭10%くらいの割合混ぜ威力をあげる目的ブドウから採ったブドウ糖少々混ぜて作られる前述材料を、大樹が石で叩きつけて固めていた際、中に含まれていた黄鉄鉱大樹馬鹿力原因引火しかなりの爆発引き起こした現時点では直接武器として使用されていないが、司から逃げるための煙幕や、司帝国戦闘員石神村襲撃した際に、千空が銃を完成させたと騙す目的使用される

※この「黒色火薬」の解説は、「Dr.STONE」の解説の一部です。
「黒色火薬」を含む「Dr.STONE」の記事については、「Dr.STONE」の概要を参照ください。


黒色火薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 13:56 UTC 版)

火薬」の記事における「黒色火薬」の解説

硝酸カリウム硝石75%、硫黄10%木炭15%を混合したもの。火薬爆薬としては原始的なもののひとつで、前近代近代初期においては火器にも多用された。現代ではおもに花火揚げ大玉の割導火線の心用いられる静電気衝撃敏感なため爆発事故が多い。以前製造工場原料撹拌するローラー容器の底と衝突して爆発する事故多発したが、現在は容器の底と直接接触しないよう懸架ローラーになっているため、製造段階での爆発事故ほとんどない花火をほぐすと、中に入っている黒色火薬が静電気摩擦などで発火する場合があるため、花火には注意書きがされている。吸水性が高いため湿気に弱いものの、乾燥させれば再使用できる。化学的に安定しているため、長期保管耐えるという利点を持つ。

※この「黒色火薬」の解説は、「火薬」の解説の一部です。
「黒色火薬」を含む「火薬」の記事については、「火薬」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「黑色火藥」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

黒色火薬

出典:『Wiktionary』 (2015/11/01 01:04 UTC 版)

名詞

こくしょくかやく

硝酸カリウム硝石75%、硫黄10%木炭15%の割合混合され火薬かつてはなどの推進薬用いられたが、ニトログリセリンなど無煙火薬発展に伴い軍需産業用途ではほとんど用いられず、線香花火などでわずかに用いられているのみである。

「黒色火薬」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



黑色火藥と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

黑色火藥のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



黑色火藥のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの黒色火薬 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのDr.STONE (改訂履歴)、火薬 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの黒色火薬 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS