こくしょく‐かやく〔‐クワヤク〕【黒色火薬】
黒色火薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/03 01:25 UTC 版)
黒色火薬(こくしょくかやく 英: black powder)は、可燃物としての木炭と硫黄、酸化剤としての硝酸カリウム(硝石)の混合物からなる火薬の一種である[1][2]。この3成分の配合比率は品種によって異なり、硫黄を含まない2成分黒色火薬もある。反応時にはかなり大量の火薬滓と白煙を発生させる。
注釈
- ^ 吸湿性がなく自然分解を起こさないことから、自然分解に対する抵抗性を調べる安定度試験(法令では遊離酸試験、耐熱試験、加熱試験)が不要となる。また黒色火薬は湿気に弱いという一般的な誤解があることから、国家資格である火薬類取扱保安責任者試験では黒色火薬の吸湿性の有無について出題されることがある(平成16、27、29年度試験)。
出典
- ^ 日本国防衛省. “防衛省規格 弾薬用語”. 2017年11月24日閲覧。
- ^ カヤク・ジャパン株式会社. “黒色火薬”. 2017年11月24日閲覧。
- ^ 『精選版 日本国語辞典』小学館。
- ^ 「中国科学」『日本大百科全書』小学館。
- ^ 「火薬」『日本大百科全書』小学館。
- ^ a b c d 『新編火薬学概論』産業図書株式会社、2014年4月10日。
- ^ 「火薬」『日本大百科全書』小学館。
- ^ 「黒色火薬」『日本大百科全書』小学館。
- ^ 「火薬」『日本大百科全書』小学館。
- ^ VOYAGE MARKETING, Inc.. “黒色火薬とは - コトバンク”. 2021年10月13日閲覧。
- ^ 『一般火薬学』日本火薬工業会、平成3年4月1日、24頁。
- ^ 『火薬工学』森北出版株式会社、2001年7月20日。
- ^ a b 瀧本真徳、硫黄と私たちの生活(身近な元素の世界) 化学と教育 2014年 62巻 1号 p.30-33, doi:10.20665/kakyoshi.62.1_30
黒色火薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 04:51 UTC 版)
洞穴で入手した硝酸カリを75%、温泉で入手した硫黄を15%、木炭を10%くらいの割合で混ぜ、威力をあげる目的でブドウから採ったブドウ糖を少々混ぜて作られる。前述の材料を、大樹が石で叩きつけて固めていた際、中に含まれていた黄鉄鉱と大樹の馬鹿力が原因で引火し、かなりの大爆発を引き起こした。現時点では直接武器としては使用されていないが、司から逃げるための煙幕や、司帝国の戦闘員が石神村を襲撃した際に、千空が銃を完成させたと騙す目的で使用される。
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黒色火薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 13:56 UTC 版)
硝酸カリウム(硝石)75%、硫黄10%、木炭15%を混合したもの。火薬・爆薬としては原始的なもののひとつで、前近代~近代初期においては火器にも多用された。現代ではおもに花火の揚げ薬や大玉の割薬、導火線の心薬に用いられる。静電気や衝撃に敏感なため爆発事故が多い。以前は製造工場で原料を撹拌するローラーが容器の底と衝突して爆発する事故が多発したが、現在は容器の底と直接接触しないような懸架式ローラーになっているため、製造段階での爆発事故はほとんどない。花火をほぐすと、中に入っている黒色火薬が静電気や摩擦などで発火する場合があるため、花火には注意書きがされている。吸水性が高いため湿気に弱いものの、乾燥させれば再使用できる。化学的に安定しているため、長期保管に耐えるという利点を持つ。
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黒色火薬
「黒色火薬」の例文・使い方・用例・文例
- 黒色火薬という火薬
黑色火藥と同じ種類の言葉
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