音韻組織とは? わかりやすく解説

音韻組織

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 09:21 UTC 版)

アルメニア語」の記事における「音韻組織」の解説

以降の節における説明東方言中心に扱い西方言との差異補足的述べることにする。

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音韻組織

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/28 17:21 UTC 版)

マヤ語族」の記事における「音韻組織」の解説

マヤ祖語には以下の音があったと考えられている。 母音には a, e, i, o, u の5つがあり、短母音(V)、長母音(Vː)の対立があった。 現代でも一部言語長母音短母音区別するチョル語ラカンドン語などは6母音組織を持つ。ユカテコ語ウスパンテコ語など一部言語には声調発達している。 マヤ祖語の子音は次の通りである。 両唇音歯茎音硬口蓋音軟口蓋音口蓋垂音声門音 普通 入破音 普通 放出音 普通 放出音 普通 放出音 普通 放出音 普通 閉鎖音 p [p] b' [ɓ] t [t] t' [t'] ty [] ty' ['] k [k] k' [k'] q [q] q' [q'] ' [ʔ] 破擦音 tz [ts] tz' [ts’] ch [] ch' [’] 摩擦音 s [s] x [ʃ] j [x] h [h] 鼻音 m [m] n [n] nh [ŋ] 流音 l [l]/ r [r] 半母音 y [j] w [w] マヤ語族特徴として破裂音破擦音摩擦音基本的に無声音のみであり、その一方で破裂音破擦音には通常の子音喉頭化子音(放出音)の対立があることがあげられる唯一の有声音として入破音の bʼ [ɓ]がある。チョル・ツェルタル語群ユカテコ語群、およびポコマム語ポコムチ語では両唇音に pʼ が加わって p pʼ bʼ の3項対立になっているマヤ祖語の *ty, *tyʼ は現存するマヤ諸言語における歯茎音および後部歯茎音対応関係説明するために立てられたもので、どのような音だったかは明らかでないマム語群ではマヤ祖語の*ch, *chʼ がそり舌音変化し、*tがchに、*rがtに推移したワステコ語では歯間摩擦音/θ/や、円唇化した軟口蓋音/kʷ kʷʼ/が発達している。 声門音/ʔ h/は通常の子音として使われるほかに、母音の特徴としてふるまうこともある。マヤ語語根典型的にCVC型の単音からなるが、カウフマンによると音節の形には CVC, CVːC, CVʔC, CVhC, CVSC(Sは摩擦音/s ʃ x/)があった。

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