音韻空間説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 02:38 UTC 版)
「音韻空間(phonological space)」の観点から、なるべく音が互いに体系内で等間隔となるよう微調整が働くとする説。各種音韻過程の背後には「調音の容易さ」という動機づけがあり、日本語のように[i, e, u, o, ɑ]をもつ母音体系は均衡の取れた音韻空間であり比較的変化しにくいが、均衡の取れていない音韻空間を示す言語は均衡を目指して変化しやすいとする。
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