規定度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 21:00 UTC 版)
規定度は、主に定量分析に用いられる単位体積 (1 L) に含まれるグラム当量数を表す。グラム当量数は反応物質の反応に要する物質量、酸塩基反応などの化学反応を1 mol分の反応を完結させるために必要な物質の質量である。詳しくは化学当量を参照されたい。 現在ではほぼ使われなくなっており、mol/Lに統一されつつある。計量法では規定度ではなく、モル濃度(mol/L)を使用するように定義している。また、工場排水試験方法のJIS規格(JIS K 0102)では1993年の改正で廃止されている。なお、義務教育における学習指導要領でも扱われない。 質量/体積濃度に類似するが、それぞれの試料の種類によって、グラム当量が異なるため同質量でも、化学種によって規定濃度は異なる。 式では、規定度 = グラム当量 / 体積 と表される。
※この「規定度」の解説は、「濃度」の解説の一部です。
「規定度」を含む「濃度」の記事については、「濃度」の概要を参照ください。
「規定度」の例文・使い方・用例・文例
- 規定度のページへのリンク