グラム‐とうりょう〔‐タウリヤウ〕【グラム当量】
グラム当量(ぐらむとうりょう)
化学当量
グラム当量 (gram equivalent)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/28 22:13 UTC 版)
「物質量」の記事における「グラム当量 (gram equivalent)」の解説
中和反応や酸化還元反応に関与する物質の物質量を表す単位で、水素イオンあるいは電子 1 mol を放出あるいは受容する物質量が 1 グラム当量である。例えば硫酸 98.08 g は 2 mol の水素イオンを放出するから 2 グラム当量である。1グラム当量の物質を含む 1 L の溶液の濃度が 1 規定である。
※この「グラム当量 (gram equivalent)」の解説は、「物質量」の解説の一部です。
「グラム当量 (gram equivalent)」を含む「物質量」の記事については、「物質量」の概要を参照ください。
グラム当量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/26 09:28 UTC 版)
元素の当量を示す場合、原子量を原子価で除した値のグラム数をグラム当量と呼ぶ。すなわち、相手の原子価1モル相当と結合する原子の質量がグラム当量となる。 グラム当量は倍数比例の法則など化学量論が確立する過程において、酸素と結合する元素の重量で化学反応の量的関係を定義した時代に定義された量である。したがって、もともとのグラム当量の定義は「酸素7.999 gと結合する元素のグラム重量」が各元素のグラム当量である。酸素と反応しない元素に関しては、酸素と反応する第3の元素のグラム当量を介して定義された。 今日においては、元素間の当量関係が取り上げられる古典的な化学論を学習する機会くらいなので、グラム当量を使用することは稀である。言い換えると、今日では物質の量的関係を示す場合は、物質量(いわゆる「モル数」)を使用することが通例であり、重量を使う場面は極めて少ない。 酸・塩基については、(分子量または式量)/価数、すなわち1 molの水素イオンを授受する酸・塩基のグラム数を1グラム当量とし、酸化剤・還元剤については、(分子量または式量)/授受する電子の数、すなわち1 molの電子を授受する酸化剤・還元剤のグラム数を1グラム当量とする。 例えば、2価の酸である硫酸の分子量を98とすると、硫酸の1グラム当量は49 gである。98 gの硫酸は2グラム当量となる。初歩の学習者には質量を表す「グラム当量」と、酸・塩基が授受する水素イオンの物質量、酸化剤・還元剤が授受する電子の物質量に相当する「グラム当量数」との混同[要説明]が見受けられるので注意されたい。
※この「グラム当量」の解説は、「化学当量」の解説の一部です。
「グラム当量」を含む「化学当量」の記事については、「化学当量」の概要を参照ください。
「グラム当量」の例文・使い方・用例・文例
グラム当量と同じ種類の言葉
- グラム当量のページへのリンク