稲瀬川
稲瀬川
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 01:48 UTC 版)
「稲瀬川 (神奈川県)」の記事における「稲瀬川」の解説
稲瀬川は、長谷大谷戸(はせおおやと)に源流があり、高徳院(鎌倉大仏)の東から長谷観音前交差点付近へと南下する:2。長谷観音前交差点以北は多くが暗渠となっている。開渠がはじまる交差点南側には、「三橋」の名と1926年(大正15年)4月の日付を記した橋の親柱が残されているが、下流にある同名の「三橋」との関係は不明(この地点について鎌倉市では橋として管理していない)。江戸時代後期に編纂された『新編相模国風土記稿』では、長谷観音門前で稲瀬川を渡る江島道の石橋として「兵橋(兵ヶ橋)」の名がある。 長谷観音前交差点から南下した流れは、江ノ電長谷駅の北でほぼ直角に曲がって東に向きを変え、住宅街の中で再び南方向へと流路を変えていく。海岸沿いの国道134号をくぐり、由比ヶ浜の海に注ぐ。 稲瀬川には上流から以下の橋が架かっている。 新宿橋 - 1993年(平成5年)3月。旧橋の親柱が残る。鎌倉市管理:58。 (江ノ電) 栄橋 - 1928年(昭和3年)10月。鎌倉市管理。 三橋 - 1939年(昭和14年)4月。鎌倉市管理。 美奈能瀬橋(国道134号) - 1953年(昭和28年)。国土交通省管理。 1923年(大正12年)9月の関東地震(関東大震災)に関する記録では長谷駅前に「兵橋」があったとされ、この橋まで津波が遡上したという。鎌倉市の津波ハザードマップでは、現在の新宿橋付近を示している。
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