稲瀬川の場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 13:38 UTC 版)
鎌倉極楽寺に賊が入り、頼朝公寄進の金子三千両が失われる。捜査の過程で、金子管理の役僧清心坊が扇屋の女郎十六夜と関係しているのが発覚し、清心は鎌倉を追放される。あてもなく稲瀬川百本杭を歩く清心に店を抜け出てきた十六夜が追いつき、二人は世をはかなんで川に身を投げる。清心は死にきれず、通りかかった寺塚求女が癪で苦しむのを介抱する内、百両の大金を所持している事を知り求女を殺して金を奪い盗賊となる。求女が恋人十六夜の弟、百両が清心への餞別とは気付かずに。一方十六夜は白魚を採っていた俳諧師白蓮に救われる。
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