嬰とは? わかりやすく解説

えい【×嬰】

読み方:えい

[音]エイ(漢)

赤ん坊みどりご。「嬰児孩嬰(がいえい)」

まといつく守って出ない。「退嬰

加える。半音高くすること。「嬰記号


えい【×嬰】

読み方:えい

音楽で、本来の音より半音高いことを示す語。「—ヘ短調」⇔変。


変化記号

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/21 22:50 UTC 版)

変化記号(へんかきごう)とは、西洋音楽の楽譜記譜にあたって、音符の音を半音単位で高くしたり低くしたりするための記号である。

種類

記述例 名称 効力 備考
シャープ
(嬰記号)
音を半音高める[注釈 1] DTMではしばしば#で代用される。
フラット
(変記号)
音を半音低める[注釈 2] DTMではしばしばbで代用される。
ダブルシャープ
(重嬰記号)
シャープで半音上げた音をさらに半音上げる[注釈 3]
ダブルフラット
(重変記号)
フラットで半音下げた音をさらに半音下げる[注釈 4]
ナチュラル
(本位記号)
変化記号で変えられた音を元来の高さに戻す(を戻す場合でも2つ並べて書く必要はない)。厳密には、ナチュラルは変化記号に含まれない。

文字コード

記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
U+266D 1-2-85 ♭
♭
フラット
music flat sign
U+266E 1-2-90 ♮
♮
ナチュラル
music natural sign
U+266F 1-2-84 ♯
♯
シャープ
music sharp sign
𝄪 U+1D12A - 𝄪
𝄪
ダブルシャープ
musical symbol double sharp
𝄫 U+1D12B - 𝄫
𝄫
ダブルフラット
musical symbol double flat
𝄬 U+1D12C - 𝄬
𝄬
musical symbol flat up
𝄭 U+1D12D - 𝄭
𝄭
musical symbol flat down
𝄮 U+1D12E - 𝄮
𝄮
musical symbol natural up
𝄯 U+1D12F - 𝄯
𝄯
musical symbol natural down
𝄰 U+1D130 - 𝄰
𝄰
musical symbol sharp up
𝄱 U+1D131 - 𝄱
𝄱
musical symbol sharp down
𝄲 U+1D132 - 𝄲
𝄲
musical symbol quarter tone sharp
𝄳 U+1D133 - 𝄳
𝄳
musical symbol quarter tone flat

効力

調号の効力は、オクターブにかかわらず、その五線の同じ音名のすべての音に及ぶが、臨時記号においては、その効力は全く同じ音に限られ、異なるオクターブの音には効力が及ばない。ただし、タイで結ばれた次の音(小節線をまたいだ先にある音を含む)には、効力が及ぶ。

同一小節内において、ダブルシャープ(ダブルフラット)によって全音高められた(低められた)音の後でシャープ(フラット)で半音高められた(低められた)音を使う場合、古くは「♯/♯♮(♭/♭♮)」のように書かれていたが、現在では「♯()」のように変化記号を1つだけ書くのが通例である。

調号と臨時記号が競合する場合は、臨時記号の効力を優先的に解釈し、調号を無効とする。

記号の由来

かつて、西洋音楽の音階に

A B C D E F G[注釈 5]

という音で構成される音階が存在したが、このうち、とくにB音は場合によって少し低めの音をとる場合があった。はじめ両者の区別は感覚的なものだったが、しだいに両者を厳密に区別する必要に迫られたため、高いほうのB音を「角ばったb」、低いほうのB音を「丸まったb」で表現する方法が考え出された。これがさらに発展して、「角ばったb」はへと形を変え、また「丸まったb」はへと形を変えた。これが記号の由来である[要出典]

また、ドイツ系で、ロ音をH、変ロ音をBと表現するのも、同じく「角ばったb」と「丸まったb」に由来するものと考えられている[誰?]

脚注

注釈

  1. ^ 厳密には半音階的半音上げることである。
  2. ^ 厳密には半音階的半音下げることである。
  3. ^ 十二平均律では数学的に音程だけを見れば全音上げることに相当するが、厳密には「半音階的半音2つ分」上げることである。
  4. ^ 十二平均律では数学的に音程だけを見れば全音下げることに相当するが、厳密には「半音階的半音2つ分」下げることである。
  5. ^ これは必ずしも現在使われている音名とは一致していない。

出典


出典:『Wiktionary』 (2021/07/23 12:47 UTC 版)

発音(?)

接頭辞 

  1. エイ)(音楽半音上がったシャープの。

※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

「嬰」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「嬰」の関連用語

嬰のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



嬰のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの変化記号 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
漢字辞典
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence.
Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Distributed under the Terms of Use in http://www.unicode.org/copyright.html.
Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS