工工四(クンクンシー)
工工四
工工四
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/05 19:40 UTC 版)
工工四(くんくんしー)とは三線の記譜法の名称。弦の弾き方、押さえる指の位置を記したギターの TAB 譜のようなものであり、絶対的な音を表したものではない。18世紀の琉球古典音楽の演奏家であった屋嘉比朝寄(1716~1775)が、当時の中国で使われていた工尺譜、唐伝日本十三弦箏譜、潮州の二四譜、 明清楽譜という記譜法を参考に、足らないものを補って考案した。工工四では、三線の弦を指先で押さえるそれぞれの位置(勘所)が、それぞれ「合」「乙」「老」などの漢字1文字で示され、あわせて片仮名で歌詞が付記されている。この工工四を用いて、それまで長年にわたって口承で伝えられてきた琉球古典音楽の数々が、屋嘉比朝寄により初めて楽譜の形で残されることとなった。彼の手になる『屋嘉比工工四』には、合計117曲の工工四が収録されている。
- ^ 『ビギンの唄本』(2002) pp.6-7、門内 (2003) pp.22-23、入里ら (2001) pp.7-8を参考に作表。
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