嬬恋郷土資料館とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 嬬恋郷土資料館の意味・解説 

嬬恋郷土資料館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/27 06:50 UTC 版)

嬬恋郷土資料館
施設情報
事業主体 嬬恋村
管理運営 嬬恋村
開館 1983年
所在地 377-1524
群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原494
位置 北緯36度30分59.31秒 東経138度32分52.72秒 / 北緯36.5164750度 東経138.5479778度 / 36.5164750; 138.5479778座標: 北緯36度30分59.31秒 東経138度32分52.72秒 / 北緯36.5164750度 東経138.5479778度 / 36.5164750; 138.5479778
外部リンク 嬬恋郷土資料館
プロジェクト:GLAM
テンプレートを表示

嬬恋郷土資料館(つまごいきょうどしりょうかん)は、群馬県吾妻郡嬬恋村にある村営の資料館である。

概要

1983年昭和58年)に開館。開館当時から嬬恋村直営の公営資料館。1783年天明3年)の浅間山大噴火に起因する、大規模な土石流によって埋没した「鎌原村(現在の嬬恋村大字鎌原地区)」の資料や絵図、発掘した民家の出土品などが中心に展示されており、火山災害と江戸時代の人々の生活文化を垣間見ることができる。嬬恋村の歴史を語る上では欠かせない「天明3年の浅間山大噴火」による大災害とその復興を伝承していくことがテーマともなっている。また、縄文時代の遺跡から出土した土器類の常設展示は、嬬恋村に古くから人が生活していたことを証明するもので、当時から信州(長野県)との交流が盛んに行われていたこともわかる。その他、嬬恋村特産のキャベツについての解説資料が展示されている。

  • 入館料は(1名あたり)、大人300円(団体240円)、こども150円(団体120円)※団体は30名以上。
  • 休館日は、毎週水曜日(祝日の場合は木曜日)、年末年始(12月27日から1月4日)※ただし、7月と8月は無休。

所在地は、群馬県吾妻郡嬬恋村大字鎌原494番地

文化財

常設展示されている「今井東平遺跡注口土器2点(黒色磨研注口土器)」は、縄文時代(紀元前1500年頃)に作製されたもので、群馬県の重要文化財に指定されている(1997年平成9年)3月28日指定)。土器は大小の2個一組で、形成の段階で表面を磨くように滑らかに仕上げ、黒色に焼き上げてあるのが特徴的で、大きさも一定の法則をもって作製されている(縦横比が1:1.4、大小の比率も1:1.4)。全国的にも珍しく貴重なものとされており、完全な状態で出土したために補修などは一切していない。

関連項目

同じ敷地内にあり、埋没したなど石段とともに「天明三年浅間焼け遺跡」となっており、厄除け観音として親しまれている(群馬県指定史跡)。
プリンスホテルが経営する公園。天明3年の浅間山大噴火の痕跡でもある。当館との共通券を発行しており連携関係にある。
長野原町が経営する火山博物館を併設した公園である。こちらは火山に関する博物館で、当館と対を成す施設とも言える。

交通アクセス

鉄道、バス利用

自動車利用

  • 関越自動車道「渋川伊香保インターチェンジ」から国道17号、353号、145号、144号経由で約90分。
  • 上信越自動車道「碓氷軽井沢インターチェンジ」から国道18号、146号、浅間白根火山ルート(鬼押しハイウェー)経由で約60分。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「嬬恋郷土資料館」の関連用語

嬬恋郷土資料館のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



嬬恋郷土資料館のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの嬬恋郷土資料館 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS