ティーノ‐とう〔‐タウ〕【ティーノ島】
ティーノ
野性、判断の正しさという意味のスペイン語。家族全員に親しみやすく、新しい生活を感じさせるクルマであることを表現。1998年12月発売。
このクルマのスタイリングは、ボンネットがウインドシールドを通してルーフにほぼ一直線につながっているところにポイントがあった。リヤの造形も新しかった。2列シートの前席はベンチタイプで3人掛け、後席は3分割式で定員6名。サニーとプラットフォームを共有するが、全幅とトレッドをやや広くしてスペースを確保した。駆動方式はFFだけで、エンジンはガソリンの2L・LEV、1.8Lリーンバーンとあり、ATはタイプによりトルコン型とCVTを使い分けた。
2000年4月、マイナーチェンジ。定員6名だったが、前席をセパレート、後席をベンチとした5人乗りを追加した。また1.8L搭載車(定員5、6名ともに)に低価格の特別仕様車Jグレードを加え、また6人乗りには全車、後席中央にビルトイン・チャイルドシートを標準装備した。ミッションは1.8Lが4速AT、2LがハイパーCVTとの組み合わせだった。
2002年10月、グレード体系の見直しを行い、2Lエンジンと6人乗りモデルを廃止、1.8Lエンジンで5人乗りモデルの2WD車だけに絞った。しかし、2003年3月、生産終了。なお、このクルマには100台限定販売のハイブリッドモデル(1800ccのガソリンエンジン+17kWの電気モーター)があった。インターネット予約という方法で発売したが、2000年4月14日の受付け当日に完売。価格は315万円だった。
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