suetとは? わかりやすく解説

スエット【suet】

読み方:すえっと

牛や羊などの、腰や腎臓付近堅い脂肪


スエット

(suet から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/04 17:18 UTC 版)

仔牛のスエット

スエット (suet) は、の、腰の腎臓付近のである。なお英語での発音は「スーエット」に近い。

日本では牛の腎臓、胃、腸の周囲についた脂肪(ハラ脂)のうち、特に腎臓周りのものを「ケンネ脂」と呼ぶ[1]。ケンネは英語の「kidney(キドニー、腎臓)」の意である[2][3]

硬く、常温では溶けにくい(融点45–50)。

用途

スエット(牛、生)
100 gあたりの栄養価
エネルギー 3,573 kJ (854 kcal)
0.00 g
食物繊維 0.0 g
94.00 g
飽和脂肪酸 52.300 g
一価不飽和 31.520 g
多価不飽和 3.170 g
1.50 g
ビタミン
ビタミンA相当量
(0%)
0 µg
チアミン (B1)
(1%)
0.007 mg
リボフラビン (B2)
(1%)
0.013 mg
ビタミンB6
(2%)
0.030 mg
葉酸 (B9)
(0%)
1 µg
ビタミンB12
(11%)
0.27 µg
ビタミンC
(0%)
0.0 mg
ビタミンE
(10%)
1.50 mg
ビタミンK
(3%)
3.6 µg
他の成分
水分 4.00 g
コレステロール 68 mg
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)

主に、レンダリングによりタロー(牛脂)となる。

イギリスでは代表的な食材で、火を通せば溶けやすいことを利用して蒸し料理に使われる。ダンプリングミンスパイプディングなどが代表である。[4]

日本では焼肉ステーキすき焼き用の肉を購入した客に対し、調理用の油として一口大にカットされたものが無料で提供されることも多い。

食材のほか、石鹸蝋燭の原料、の餌にも使われる。

脚注

  1. ^ 『新版 食材図典 生鮮食材篇』小学館、2003年、153頁、ISBN 4-09-526084-X
  2. ^ ケンネ脂”. トップ・トレーディング株式会社. 2026年3月5日閲覧。
  3. ^ 村井弦斎. “食道楽 冬の巻”. 青空文庫. 2026年3月5日閲覧。 “キドネー即ち腎臓です。これは俗にケンネーといいまして牛の生脂即ちケンネー脂の中に包まれています”
  4. ^ ラッシャー貴子 (2021年2月27日). “伝統料理に使われるスエットは心も体も温めるのかもしれない”. ニューズウィーク日本版. 2026年3月5日閲覧。

関連項目



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